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NSP(丹羽芝プロジェクト)が熊本で開催。G大阪の日本代表・丹羽大輝が熊本で復興プロジェクト
G大阪の日本代表DF丹羽大輝が東日本大震災の復興活動の一環として行っている『丹羽芝プロジェクト』、通称『NSP』。被災地の幼稚園や小中学校のグラウンドを芝生化するこの活動が、20日に熊本地震の被災地、益城町のあじさい幼稚園で行われることになった。
この日は芝生の植え付けのほか、サッカー教室なども行われ、参加する選手は丹羽のほか、同じくG大阪に所属する大津高出身の野田裕喜と一美和成。そのほか昨年の活動にも参加した仙台の六反勇治とロアッソ熊本所属の選手も参加予定。
丹羽はクラブを通じて「今回はガンバ大阪のチームメイトである、地元熊本出身の野田選手、一美選手、ベガルタ仙台の六反選手、ロアッソ熊本の選手と共に行います。そして、野田選手の地元である益城町でさせていただけることになりました。あじさい幼稚園のみなさん、20日はみんなでサッカーをして芝生を植えて、最後にくくるのたこ焼きを食べるので、楽しみに待っていてくださいね」とコメントしている。
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なでしこジャパンのFW川澄がINAC神戸を退団。移籍先は明日発表
なでしこリーグのINAC神戸レオネッサは16日、日本女子代表のFW川澄奈穂美がチームを退団することになったと発表した。移籍先については、明日発表される。
川澄は日体大から08年にI神戸に加入。14年3月には米国のシアトル・レインに半年間期限付き移籍したが、9月に復帰以降は引き続きI神戸に所属。約9年間にわたって活躍し、なでしこリーグ通算155試合出場60得点を挙げていた。19日のなでしこリーグカップ・ジェフL戦が川澄のI神戸の選手として最後の活動になる。
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柏からのオファーに揺れ動くクリスティアーノ。決断は仙台戦後に
昨季在籍した柏からオファーが届いているクリスティアーノが、15日にクラブ幹部と代理人を交えて話し合いを行った。
佐久間悟監督兼任GM・副社長によると、クラブとしてオファーが来ていることを正式に伝え、その経緯を説明。また、今季柏からレンタルバックするに至った経緯も詳しく説明し、クラブとしてクリスティアーノを重要な選手として考えていることなどもあらためて伝えた。そして、現在金庫に余剰金は少ないものの、今季の年俸にプラスした金額を再提示し、オフには複数年契約やクリスティアーノが望む移籍先を探すことも選択肢としてあることを伝えた。それでも柏が提示している条件を金額で超えることはできないが、最後は誠意が武器。クリスティアーノは渦中に在ってイライラすることが多く、あまり眠れなかったそうだが、この話し合いで気持ちの整理はついたようだった。佐久間監督によるとクリスティアーノは、「日本で引退したい」とも話したそうで、給与の不払いがなく治安が安定している日本で今後もプレーすることを望んでいるという。29歳の選手としてはあと何年プレーできるか分からない中、少しでも条件が良いクラブでプレーしたいという気持ちになるのは当然だろう。
「クラブから信頼されていることは感じる。話し合いの前は柏に移籍することで気持ちはほぼ決まっていたが、もう一度考えて(18日のJ1・1st第16節)仙台戦のあとに返事をしたい」と語ったクリスティアーノ。甲府サポーターは今しばらくモヤモヤした日々を過ごさないといけない。
文・松尾潤(甲府担当)
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FC東京が法政大DF山田将之の来季加入内定を発表
FC東京は法政大のDF山田将之が来季加入することが内定したと発表した。山田は青森山田から法政大に進学。1年次から出場機会を得て、15年には全日本大学選抜にも選ばれた。今季からはFC東京の特別指定選手となり、FC東京U-23の一員としてJ3に3試合出場している。186cmの長身を生かしたヘディングが武器のCBでフィードにも定評がある。大学では右SBでもプレーしていた。山田はクラブを通じて「プロサッカー選手になることは幼い頃からの夢だったので、心からうれしく思います。また、いつも支えてくれる家族、指導者、チームメイト、これまで私に携わってくださった多くの方々には言葉で言い表せないほど深く感謝しています。ですが、ここがゴールではありません。また新たなスタートという気持ちを持って、日々努力していきたいと思います。FC東京の一員という高い意識を持って、残りの大学生活も頑張ります!」とコメントしている。
DF 山田 将之(やまだ・まさゆき)
ポジション:CB、右SB
生年月日:1994年10月1日
出身:埼玉県
身長/体重:186cm/75kg
血液型:A型
写真:内田 浩嗣 -
「あいつなら大丈夫」。大学時代にともにプレーした川崎F・中野嘉大らが新潟の早川史哉にメッセージ
先日、新潟に所属する早川史哉が急性白血病であることがリリースされ、多くの人に衝撃を与えた。その早川は筑波大出身。わずかな期間ではありながらも風間監督の指導を受け、1年生ながらすぐにレギュラーに抜擢された選手である。そして、川崎Fの谷口彰悟、中野嘉大、車屋紳太郎は学年は違えど、大学時代に長くピッチで戦った。
「急だったので信じられない気持ちです」とは車屋の言葉であるが、3人とも寝耳に水の知らせに、驚きとショックを隠しきれなかった。
だが、そのショックに打ちひしがれているだけではいけない、と言わんばかりに口を開いたのは谷口だ。
「本当にびっくりしましたけど、やれることをやりたいねという話は(大学の仲間で)しています。あいつには僕らも期待しているというか…しっかりしているし前向きな選手ですから。(病気と)闘って、負けてほしくないという気持ちは強くあります」
そして、誰よりも早川が帰ってくることに対する期待と確信を込めて話をしてくれたのは中野だ。
「史哉は強いし、しっかりしているし、上の世代の俺らでもリスペクトできるところはかなりある。アマチュアのときからリーダーシップもあったし、プロフェッショナルな考えを持っていましたから。僕らが心配なくても、あいつは強いから。あいつなら大丈夫だと思っています」
多くの仲間の支えや応援を受けている早川には、ぜひ元気な姿を見せてほしい。それを誰もが期待し、望んでいる。
文:竹中玲央奈(川崎F担当)
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上野監督も参加する山口の雨男論争。今週末、ついに決着か!?
今季の山口は雨に打たれる試合が多く、“水面下”で、いや“水たまり上”で、雨男探しが本格化しつつあった。そして16日。ついに上野展裕監督も「雨男は誰だろうか」と論戦に参加した。
昨季の晴れ続きがウソのよう。維新公園で行われる今季のホーム戦で、すっきり晴れた試合はほとんどない。雨のほうが戦績が良いため決して悪いことではないのだが、サポーターがたくさん集まってくる維新公園。晴れた中で試合は行うに越したことはない。
きっと雨男がやってきたから、こういう天気になっているんだ――。そのような憶測が飛び交う。今季初めは全新加入選手と新任のスタッフ、さらには今年からの報道陣も疑われていた。だが、段々とふるいに掛けられていき、6月に入るとほぼ雨男は絞られた。「僕の中ではユウジ(星雄次)かなと思っている。あとは奥山(政幸)かなと」。そう話したのはゲームキャプテンの島屋八徳。選手間からはほかに中山仁斗の名前も出ていたが、どうやら中山は天気と出場機会がリンクしていないようで、最近候補から外されたらしい。
では、指揮官の見識は。雨続きにさすがの上野監督も「去年は雨の問題はなかったんですよ。天気予報が雨と出ていても、天気が持っていたり。でも今年はすごい確率ですよね」と苦笑い。「雨男は誰やろう。たぶん山根(巌コーチ)か、星か…。この二人かなと思うんですよね」と話していた。確かに、コンスタントに試合に絡んで、コンスタントに雨に打たれているのは、山根巌コーチか星雄次しかいないのだ。
さて、とりわけ選手からも監督からも名前が挙がった星。雨男の筆頭候補とも言えるが、「今週末(の水戸戦で)僕が出て晴れるかどうか。出なくても(雨が)降ったりしたら、そうじゃないということですよね。よし!」とナゾの気合いを入れて練習場をあとにした。
嵐呼び、雨呼ぶ、雨男論争。今週末の水戸戦で決着するか、それとも混迷の度合いをさらに深くしてしまうのか。空模様にも注目だ。
文・上田真之介(山口担当)
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ジェフのレジェンド・リトバルスキー氏とジェフのバンディエラ・佐藤勇人が“未来のジェフ”について語り合う
12日のJ2第18節・東京V戦の前に行われた『スタートトゥデイ(ZOZOTOWN) Presents ジェフユナイテッド市原・千葉レジェンドマッチ』のために来日したジェフのレジェンド・リトバルスキー氏とジェフのバンディエラ・佐藤勇人が“未来のジェフ”について語り合った。
リトバルスキー氏との再会は佐藤勇にとって特別だった。「リティ(リトバルスキー氏)が遠くから来てくれたのは個人的にうれしかった。(ジェフで)現役を引退した直後にジュニアユースでコーチをしていたので、中学校2年生のときに教えてもらっていた」(佐藤勇)。東京V戦のハーフタイムには意見を交換し、「いまのクラブ状況やこれからどういう方向に進むべきなのか。どれがベストなのかという部分を話すことができた」と有意義な時間を過ごしたようだ。また、日本とドイツのサッカー環境の違いなどについても教えてもらったらしく、「試合で起こったことのフィードバックの部分で日本とドイツでは違うということを知った。向こうは最先端の技術でデータを駆使しているのでそこは勉強になりました」とのこと。レジェンドがさまざまなことをバンディエラに教え、それがクラブに還元され発展を遂げていく。こうした絆はまさにクラブの財産と言えるだろう。
文・写真:松尾 祐希(千葉担当)
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神戸に大型助っ人。ブラジルの名門インテルナシオナルからMFニウトンが加入
神戸は16日、ブラジルの名門インテルナシオナルからMFニウトン(29)が完全移籍で加入すると発表した。背番号は『10』に決定。
ニウトンは185cm/88kgの大型MF。コリンチャンス、バスコ・ダ・ガマ、クルゼイロなど数々のブラジルの名門クラブでプレーし、昨季インテルナシオナルに加入。ブラジル全国選手権で24試合に出場し2得点を挙げていた。クラブを通じ、「新しい扉を開き、チャンスをくれたヴィッセル神戸に心から感謝しています。サポーターの皆さんは12番目の選手として、私たちをささえ、後押ししてください。チームに貢献できるように全力を尽くします」とコメントした。
なお、ニウトンはすでに本日16日からチームに合流している。
この度、ヴィッセル神戸ではInternacional(ブラジル)よりMFニウトン選手(29)の完全移籍加入について、本人と合意に達しましたのでお知らせします。https://t.co/2xiZW4XJKx #vissel pic.twitter.com/H2fUyNAeig
— ヴィッセル神戸 (@vissel_kobe) 2016年6月16日 -
熊本vs讃岐、元チームメートである指揮官同士の駆け引きにも注目
熊本は今節もベストアメニティスタジアムでのホームゲームに臨む。対する讃岐には、北野誠監督、上村健一ヘッドコーチ、DF西弘則、MF山本翔平、岡村和哉、仲間隼斗、FW木島良輔と、過去熊本に籍を置いたスタッフ、選手が多いため、サポーターにとっても楽しみな一戦。
さらに熊本の清川浩行監督と讃岐の北野監督は、Jリーグが始まる以前、柏レイソルの前身である日立製作所でともにFWとして日本サッカーリーグを戦った元チームメート。同い年で、一緒に前線でコンビを組んだこともあるという。
監督としてのキャリアは北野監督のほうが長く、09年に熊本を率いた当時は相手の強みと自分たちの持ち味を踏まえてゼロトップの布陣を採用したこともあるなど、策士としての一面も。そうした部分を清川監督も意識し、先発選手の選考や戦い方の部分でいろいろとシミュレーションしている様子。
ピッチ上だけでなく、指揮官同士の駆け引きにも注目したいカードだ。
文:井芹貴志(熊本担当)
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福岡移籍か、横浜FM残留か。「三門にオファーが来ているのは事実」
一部報道にあったように、福岡が横浜FMのMF三門雄大の獲得に乗り出している。
この日の練習後、横浜FMのスポーティングダイレクターを務めるアイザック・ドル氏が「三門にオファーが来ているのは事実」と認めた。
三門は昨季、ボランチやトップ下としてリーグ戦32試合に出場し、チームの主力としてプレーしていた。しかし今季はここまでリーグ戦出場が3試合と大幅に減少し、出場機会を求めていた。
三門本人は「試合に出ていない状況でオファーがあるのは選手としてうれしいこと」とコメント。チームを率いるエリク・モンバエルツ監督は「三門にとってよりよい選択になることを願う」と話しており、今後はクラブ間交渉になる模様だ。
文:藤井雅彦(横浜FM担当)
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