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鳥栖MF菊地直哉が札幌へ。高校の先輩・小野伸二との共闘を楽しみに
札幌への期限付き移籍が決定した鳥栖のMF菊地直哉がチームへの感謝と新天地への意欲を語った。
13年夏に加入し、3年間を鳥栖で過ごした菊地は「サポーターの人たちにはいつでも応援してもらったし、自分のプレーは見せられたと思う。今年32歳になるが、まだ選手としてもうひと成長したい。ここで出場のチャンスがある、求められているところでプレーしたい」とサポーターへの感謝を示しつつ、移籍を決断するにあたっての葛藤があったことも明かした。
新天地となる札幌には清水商高校(現・清水桜が丘高校)の先輩である小野伸二が在籍。「一緒にやれるのが楽しみというか、ずっと憧れの人。いろいろな場面で話させてもらったが、やっぱり緊張する」と憧れの存在との共闘も楽しみにしている。札幌は現在、J2で首位を走る。ポジションをつかむのも容易ではないだろう。それでも菊地は「首位にいるチームなのでバランスは非常に良いと思うし、まず個人としてしっかりアピールして、良いプレーをして、サポーター、チームメートに認められるようにやっていきたい」と抱負を語った。
今季、鳥栖では出場機会に恵まれず、悔しさを味わった。「そういう意味ではこれを生かさないと半年、何もしていなかったことになるので、ここから次第」とその悔しさをバネに北の大地での再起を誓った。
文・写真:杉山 文宣(鳥栖担当)
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横浜FMから福岡に移籍した三門雄大。井原正巳監督はその経験値に期待
横浜FMから福岡に加入した三門雄大が新天地での意欲を語った。
23日に完全移籍での加入が発表され、26日から福岡に合流している三門。チーム合流から3日が経ったが、「(13年まで所属していた)新潟と雰囲気が似ている。上の選手とも和気あいあいと練習中もロッカールームでも話しているし、若い選手もリスペクトしながら話を聞いてくれる」と好印象を持った様子だった。
J1で最下位(1stステージ終了時点)のチームにシーズン途中での加入ということもあり、周囲の期待値は高い。井原正巳監督も「経験が豊富だし、J1でも多くの試合を経験している。残留争いも新潟で多く経験しているし、チームをどんどん引っ張って、その経験を生かして、リーダーシップもとってほしい」と話している。
当の三門は「自分が入ることで劇的に変わる可能性もあれば、何も変わらない可能性もあるけど、ピッチ上の11人で何かを変えていければいい」と個人よりもチームで向上していく重要性を強く訴えていた。まずは7月2日の浦和戦(J1・2ndステージ第1節)でのデビューを目指す。
文・写真:杉山文宣(福岡担当)
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U-23日本代表が南アフリカに4-1で快勝! 2ゴールの中島翔哉がメンバー入りへ強烈アピール
U-23日本代表が29日、本大会メンバー発表前最後の国際親善試合・U-23南アフリカ代表戦に臨んだ。
30分にPKによる得点で南アフリカに先制を許した日本だったが、この日浅野拓磨との2トップで先発出場した中島翔哉が37分に同点ゴール。44分には矢島慎也が決めて逆転に成功した。さらに後半ロスタイムには中島翔哉がこの日2得点目を挙げて、3-1。点差を2点に広げて前半を折り返した。
後半も開始早々の3分に、相手最終ラインの裏に抜け出した浅野がゴール。試合はそのまま4-1で終了し、日本が南アフリカを寄せ付けず、大勝を飾った。これでU-23日本代表のサバイバルは終了。五輪に臨む18名のメンバーは7月1日に発表される。
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17年半所属したG大阪を離れ、東京Vに移籍する二川孝広。その胸の内とは?
G大阪の象徴とも言えるMF二川孝広がJ2東京Vへ期限付き移籍することが28日に発表された。29日の練習前にはチームに別れのあいさつをし、最後のファンサービス。17年半所属したクラブを離れ、J2に新天地を求めた背番号10はその胸の内を明かしてくれた。
「トップチームで出番がないのが移籍の決め手だった」。今季はJ3を戦うG大阪U-23でのプレーが主で、トップチームでは消化試合となったACLのグループステージ第6節・メルボルン・ビクトリー戦で74分からピッチに立ったのみ。アカデミー時代からの生え抜きで、青黒一筋のプロ生活を送って来ただけにクラブへの愛着は人一倍だが、「迷う気持ちはあったけど、ここで安定した生活のためだけに残るのか、チャレンジして現役を続けるために頑張るのかという選択で、後者を選択した。『試合に出たいな』というのがあったので」(二川)。
G大阪の黄金期を支えた天才パサーは、そのエンジェルパスをJ2の舞台でも見せてくれるはずだ。
文:下薗 昌記(G大阪担当) -
MFハ・デソンが早速、名古屋の練習に合流。「半年間、全力でチームに貢献したい」
FC東京から期限付き移籍で加入した元韓国代表MFハ・デソンが、早速チームに合流した。
「Jリーグに来て、Jリーグで活躍することをずっと願っていたので、決めたことに後悔はない。半年間、全力でチームに貢献したい」と新天地での意気込みを語った。
展開力やパスセンスに優れる元韓国代表プレーメーカーにとって、日本での成功は幼いころから抱いてきた夢。満を持して加入したFC東京ではなかなか出番を得られず、悔しさを抱いているだけに、名古屋での活躍を期する思いは強い。韓国代表復帰という思いもあるが、「そのためにも、いまの所属チームでしっかりと結果を残さないといけない」と新天地でのプレーに集中することを強調した。
また、松本から新加入のDF酒井隆介も28日からチームに合流。両選手ともにJ1・2nd第1節・大宮戦から出場可能となる見込み。その場合、起用の判断は指揮官次第となるが、ハ・デソンは「当然、試合に出たい気持ちは強い。試合に出なくなって長い期間が経ってしまっているので、早く適応できるようにしたい」と意気込んだ。
文・写真:村本 裕太(名古屋担当)
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大宮のエースストライカー・ムルジャがけがから復帰。2ndステージの起爆剤となるか
大宮のエースストライカー、ドラガン・ムルジャが負傷から復帰し、練習に合流した。ムルジャは5月21日のJ1・1st第13節・鳥栖戦(1●0)で左のかかとを痛め、戦列を離れていた。
「非常に長い中断を経て、ようやくチームに合流することができてうれしく思っている。ずっとあった痛みがなくなったので、練習することができた。痛みがないということが一番重要なこと」と語ったムルジャ。渋谷洋樹監督は7月2日に行われるJ1・2nd第1節・名古屋戦での起用には慎重な姿勢を崩さないが、ここ最近勝利のないチームにとっては、2ndステージに向けた起爆剤にもなり得る。
「最初の試合というのはとても重要になる。名古屋戦をしっかり勝利で終えて、自分たちを引っ張っていく自信、原動力にできればいいと思っている」(ムルジャ)
背番号8の帰還は、チームに大きなプラスをもたらすことだろう。
文・写真:片村光博(大宮担当)
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元ブラジル代表のトロがJ3の相模原に復帰
相模原はブラジルのアナポリスに期限付き移籍していた元ブラジル代表のトロが復帰することを発表した。
トロは14年8月に相模原に加入し、そのシーズンはJ3で8試合に出場し2得点。昨季は30試合に出場し1得点を挙げた。今季は5月中旬までの予定でアナポリスに期限付き移籍していた。
背番号は『5』で、7月10日に行われるJ3第16節・鳥取戦より出場可能となる予定。
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【EURO特集】「ジダンクラスの選手がたくさんいるから面白い」横浜F・マリノス 中村俊輔
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7月24日のサテライトリーグ・広島vs神戸戦が中止
広島は7月24日に開催予定だったJサテライトリーグ第10日・神戸戦が、スタジアム確保が困難になったため中止となったことを発表した。なお、代替開催は予定されていない。
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オーストラリア、日本戦では収容人数よりもピッチ状態を優先
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