3日、広島のFW浅野拓磨がイングランド・プレミアリーグのアーセナルに移籍することが発表された。

　これを受けて、広島の先輩・佐藤寿人は浅野のメンタリティーに欧州での成功を確信していたが、その成功のカギとして“得点以外のプレー”を挙げた。

「得点を取っていくことが一番評価を得られる手段だけど、まだJリーグでも二ケタを取っていない選手がいきなり10点、15点を取れる世界じゃないと思う。そうなるとどうやって毎試合チームに必要とされてピッチに立ち続けるか。岡ちゃん（レスターの岡崎慎司）が優勝したチームであれだけピッチに立ち続けられたのは、ゴール以外の部分でチームに欠かせない存在になっていたから。それを若い（浅野）拓磨に求めるのは酷かもしれないけど、それができる選手だと思う。もちろん得点を奪うというストライカーの部分を一番評価されていると思うけど、それ以外の部分もできるところを見せてほしいし、そこは拓磨ももっとやれると思う」

　そして、「オフにはロンドンに試合を観に行きたい。楽しみが増えた」と笑う佐藤は、浅野とともに戦う残り3試合を楽しむつもりでいる。「アシストしないとね。拓磨の気持ちを汲んであげないと」と話した。

文：寺田弘幸（広島担当）

　3日、広島のFW浅野拓磨がイングランド・プレミアリーグのアーセナルに移籍することが発表された。

　これを受けて、「アーセナルへの移籍が決まるなんて本当に素晴らしいこと。それも完全移籍。（浅野）拓磨がやってきたことが評価されたってことがうれしい」と、広島の大先輩である佐藤寿人はかわいい後輩のビッククラブ移籍を喜び、成功を信じて疑っていないようだった。

「これから厳しい道のりが待っていると思うけど、拓磨だったらやれる。持っている能力ももちろんそうだけど、これまで努力しているところを見てきたし、そういう姿勢がしっかりとしているから大丈夫だと思う。拓磨は周りの声を聞く耳を持っているし、自分（の意見）も持っている。どっちかだけだとダメだと思うけど、拓磨はそのバランスがすごくいい」

　3年半をともに過ごしてきた佐藤は、浅野のパーソナリティーに欧州での成功を確信していた。

文：寺田 弘幸（広島担当）

　日本サッカー協会はリオ五輪に参加するメンバーの背番号を発表した。注目の10番は中島翔哉が背負うことになった。

 

■GK

1 櫛引 政敏

12 中村 航輔

■DF

4 藤春 廣輝

6 塩谷 司

15 亀川 諒史

2 室屋 成

17 岩波 拓也

5 植田 直通

■MF

8 大島 僚太

3 遠藤 航

7 原川 力

9 矢島 慎也

10 中島 翔哉

18 南野 拓実

14 井手口 陽介

■FW

13 興梠 慎三

11 久保 裕也

16 浅野 拓磨

 

■バックアップメンバー

22 杉本 大地

20 中谷 進之介

21 野津田 岳人

19 鈴木 武蔵

　大宮はMF家長昭博（写真左）とDF和田拓也（写真右）が負傷したと発表した。家長は左ハムストリング肉離れで全治約3週間、和田は左肘関節脱臼で全治約3週間と診断された。ともに6月29日の練習中に負傷した。家長はここまでJ1リーグ戦に16試合出場、5得点を挙げていた。一方の和田も17試合に出場していた。