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「金メダル目指す」。リオ五輪代表選出の塩谷司と浅野拓磨が会見
リオデジャネイロ五輪に出場するU-23日本代表のメンバーに広島から塩谷司と浅野拓磨の2選手が選出され、広島市内のホテルで会見が行われた。
すでにオーバーエイジ枠での内定が発表されていた塩谷は「前々回の北京五輪の世代でしたけど、全然自分には五輪は縁がなくて、今回こうやってオーバーエイジ枠での話をいただいて、大変うれしく思いましたし、テグさん(手倉森誠監督)の下で金メダルを目指して頑張りたいと思いました」とメンバーに選ばれた心境を語り、「チームとしては金メダルを目指してやっていきたいと思っています。個人としても、チームの勝利に貢献する。シンプルにそれだけです」と力強く目標を語った。
そして、今年1月のU-22アジア選手権でリオ五輪の出場権獲得に貢献した、代表では常連の浅野は、「これまでもU-23代表として五輪を目指して活動をしてきましたけど、常に危機感をもって競争しながらやってきたので、ホッとしていますし、うれしいの一言です」と笑みを浮かべ、「1試合1試合を100%でやってゴールをとってチームの勝利に貢献していきたい」と語った。
昨季のリーグ制覇に大きく貢献した二人は8月、リオで日の丸を身にまとって金メダル獲得を目指す。
文・写真:寺田弘幸(広島担当) -
名古屋へ完全移籍の扇原貴宏、「今までで一番大きな決断」と決意を語る
1日、C大阪はMF扇原貴宏の名古屋への完全移籍を発表した。
今回の決断について、1日の練習後、扇原は「かなり悩んだし、移籍すると決めてからの方が想像できないというか…。今はまだ離れる実感はないけど、決めたからには向こうで頑張ります。去年も昇格できなかった中、シーズン途中で移籍していいのか悩んだけど、自分自身、チャレンジしたい気持ちが強かった。自分にとっては今までで一番大きな決断でした。チームの人たちやサポーターに対して申し訳ない気持ちはありますけど、セレッソで育ててもらった感謝の気持ちは忘れず新天地で頑張ります」と率直な胸の内を明かした。
12年以降、ロンドン五輪日本代表、日本代表と着実に成長を続けてきた扇原だが、ここ数年は伸び悩む様子も見られた。
「今まで中学からセレッソで育ててもらって、本当に素晴らしい環境の中、みんな僕に優しく接してくれました。移籍したら、イチからのスタート。そういう厳しい環境に身を置いてやってみたい、という気持ちも移籍を決めた理由です」
環境を変えることで、心機一転、自分自身と向き合うことを選択した。
“完全移籍”についても同様だ。「僕自身、セレッソに戻れるという保険をかけて行きたくなかった。海外移籍でもないし、セレッソで試合に出られない中で声をかけてもらったチャンス。また帰れる場所があると思って移籍を決めたくなかった。覚悟を持って決めたかった」と心境を話した。
名古屋の小倉隆史監督兼GMとも話をしたという。「名古屋も苦しいチーム状況ということは聞いていますけど、その中でどれだけ自分の力を出して、チームの勝利に貢献できるか。それが自分の評価にもつながる。自分次第で今の状況を変えられると思うし、(小倉監督からの話を聞いて)やりがいも感じました」と新天地での新たな競争に打ち勝つ意欲を示した。
“左利きで高精度のキックが武器”というJリーグ界全体を見渡しても稀有な特長を持つ選手なだけに、移籍を残念に思うC大阪のサポーターも多いだろう。「今後、少しでも成長して活躍している姿を見せることで、喜んでくれる人が一人でもいれば嬉しいです」と、サポーターに対する気持ちを話した。
また、明日の15時から、セレッソ大阪メガストアにて、サポーターに対する最後の挨拶も行われる予定となっている。(詳しくはC大阪ホームページにて)
文・写真:小田尚史(C大阪担当) -
「成長したいという気持ちで決断」。C大阪の扇原貴宏が名古屋へ完全移籍
C大阪は1日、MF扇原貴宏が名古屋に完全移籍することになったと発表した。
扇原は1991年10月5日生まれの24歳。アカデミーからクラブ生え抜きの扇原は、10年にトップ昇格してからJ1通算102試合出場8得点、J2通算37試合出場2得点。ロンドン五輪日本代表としても活躍した。ただ、今季はわずか4試合の出場にとどまっていた。
扇原はクラブを通じて、「このたび、名古屋グランパスに移籍することになりました。この決断に関しては、非常に悩みました。今年こそJ1に昇格したい、試合に出てチームに貢献したいという気持ちがとても強かったです。ですが、チャレンジしたいという気持ちが強まり、この素晴らしい環境を離れることを決めました。セレッソの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。J1昇格を目指している途中でチームを離れることはとても心苦しく思っています。僕自身セレッソのJ1昇格を誰よりも願い、応援しています。大好きなセレッソ大阪のトップチームでプレーすることは、小さい頃からの自分の夢でした。そんな思い入れの強いチームを離れる事になりますが、成長したいという気持ちで決断しました。これから一回りも大きくなった姿をサポーターの皆さんに届けられるように頑張ります。今まで本当にありがとうございました」とコメントしている。 -
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リオ五輪で着用する日本代表ユニフォームを発表。三本線とロゴはなし
JFAは1日、リオデジャネイロ五輪に臨む日本代表が着用するユニフォームを発表した。
従来のユニフォームからの変更点は、大会規定に準じて胸にあったJFAエンブレムと、アディダスユニフォームの象徴である三本線を排しているところにある。
青地のホームユニフォームは、「サッカー日本代表ユニフォーム史上、最も濃い"青"を用いたボディーの前面に、11人の選手の個性を表す、11本の異なる青で構成されたボーダーを配したデザイン。また、中央の赤のラインは12本目のライン、すなわち12人目のプレーヤーであるサポーターを表している」をコンセプトとしているといい、白地のアウェイユニフォームは「伝統の白を用いたボディーの前面に、ダイヤモンドの輝きから発想を得た、個性的な青の総柄グラフィックを配したデザイン」をコンセプトとしていると伝えた。
前回のロンドン五輪に続き、よりシンプルなデザインのユニフォームで、メダル獲得を目指す。第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) サッカー競技(男子)日本代表 オフィシャルユニフォームを発表 https://t.co/FdOqVY5lwG #jfa
— 日本サッカー協会 (@JFA) 2016年7月1日 -
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室屋成と中島翔哉。FC東京の五輪代表2選手がリオへの思いを語る
FC東京のDF室屋成とMF中島翔哉が、リオデジャネイロ五輪日本代表のメンバー18名に選出された。14時の正式発表後に取材に応じた両選手。それぞれ、思いを語った。
2月に左足の第五中足骨を骨折し、全治4カ月と診断された室屋。必死のリハビリとトレーニングの結果、先月に戦線復帰。6月29日の親善試合・U-23南アフリカ代表戦で90分間プレーし、手倉森ジャパンに満を持して帰還した。
「4カ月間リハビリをしていて、手倉森監督も選びづらい選手だったと思う。それでも選んでくれたので、期待に応えたい。けがをしているときは、五輪に出られないかもしれないという不安も少しはあった。ただ復帰後は思ったよりも早くコンディションを上げられた」
左右両SBでの起用が予想される室屋。五輪では、攻守両面でフル回転が求められる。
「トップクラスの選手が出場する舞台。各国、サイドには個の能力が選手がいる。そこで1対1を止められれば自信になるし、周りの評価も変わる。世界でも負けないようにしたい。国を背負って戦えることも誇りに思う。ただ、ホッとするところではない。しっかり結果を出したい」
大会直前には開催国のブラジルともテストマッチを行う。オーバーエージ枠でネイマール(バルセロナ)が招集されたほか、今季バイエルン・ミュンヘンで大活躍を見せたサイドアタッカー、ドウグラス・コスタもメンバーに名を連ねた。サイドでマッチアップが予想される室屋。世界を相手に、腕試しとなる。
一方、手倉森ジャパン最多の18得点を挙げている中島。本大会でも自慢のテクニックと得点力を生かしたい。
「日本は組織力が武器。それを発揮できれば勝てる確率が上がる。ただ、個人では勝負しないのではいけない。個人的には毎試合ゴールに絡むプレーをやることが、チームが勝つためにも必要になる。J1でもJ3でもどの試合でも活躍できる選手にならないといけない。ただ、五輪がこれまでの人生で一番の大きな大会になる。日本代表の責任と覚悟を持ったうえで、サッカーを全力で楽しみたい」
『楽しんで勝つ』がモットーの中島。理想と勝利を追い求めて、サッカー大国で開かれる大舞台を戦う。
文:西川結城(FC東京担当) -
全員がピッチに立つ。手倉森ジャパン、全員でリオ五輪へ戦う
リオデジャネイロ五輪に臨むU-23日本代表メンバーの発表があり、手倉森誠監督は全員で戦い抜く姿勢を強調した。
メンバー発表会見で「アジア最終予選ではターンオーバーで戦ったが?」と質問されると手倉森監督は「間違いなく全員がピッチに立つ。その考えは今大会もある。早川コンディショニングコーチと選手のコンディションを見極めながら体力を分散してみんなで戦い抜きたい」と語った。
思えば、手倉森ジャパンはアジア最終予選で厳しい戦いを予想されながらも、フィールドプレーヤー全員を起用するなど“ターンオーバー”を採用し、アジアの頂点に輝いた。その姿勢はリオ五輪本番でも変わらない。「オーバーエイジもコンディション次第。彼らが出続けるよりもチームが勝つことが大事」と語った手倉森監督。手倉森ジャパンは18名全員でメダルを獲りに行くつもりだ。
文:村田 亘
手倉森誠監督コメント
「日本の強みは速さ。そこを考慮してメンバー構成をしてみようと思った。攻撃的にやれるのか、というとそうではない。必ず押し込まれて守らなければいけない大会になると思っている。そうなったときの守備、SB、CB、ボランチを厚くするためにボランチを4枚にした。遠藤といううしろはどこでもできる選手がいる。そして塩谷はサイドもできる。複数のポジションをこなせる選手を置いて、後ろを万全にしておきたかった。前の選手はについては、チャンスを少数かもしれないので、そこを突けるメンバー、ポジション構成にした」
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託される側18名。託す側64名。手倉森ジャパンに招集された82名の選手たち
本日14時に発表されたリオ五輪に臨むU-23日本代表。
これまで“手倉森ジャパン”に招集されたのはトレーニングキャンプ(辞退者含む)、オーバーエイジの3名を含めて82名。これが託される側18名と、託す側64名だ。
【これまで手倉森ジャパンに選手されたメンバー(順不同)】
★・・・リオ五輪招集メンバー
●・・・リオ五輪バックアップメンバー■GK
櫛引 政敏(鹿島アントラーズ)★
中村 航輔(柏レイソル)★
杉本 大地(徳島ヴォルティス)◯
ポープ ウィリアム(FC岐阜)
永井 堅梧(カターレ富山)
牲川 歩見(サガン鳥栖)
吉丸 絢梓(大分トリニータ)
山田 元気(京都サンガ)
永石 拓海(福岡大学)
■DF
藤春 廣輝(ガンバ大阪)★
塩谷 司(サンフレッチェ広島)★
亀川 諒史(アビスパ福岡)★
室屋 成(FC東京)★
植田 直通(鹿島アントラーズ)★
岩波 拓也(ヴィッセル神戸)★
中谷 進之介(柏レイソル)◯
松原 健(アルビレックス新潟)
山中 亮輔(柏レイソル)
西野 貴治(ガンバ大阪)
奈良 竜樹(川崎フロンターレ)
川口 尚紀(清水エスパルス)
吉野 恭平(サンフレッチェ広島)
高橋 祐治(京都サンガ)
伊東 幸敏(鹿島アントラーズ)
安在 和樹(東京ヴェルディ)
三浦 弦太(清水エスパルス)
佐藤 和樹(水戸ホーリーホック)
小山内 貴哉(福島ユナイテッド)
三島 勇太(アビスパ福岡)
櫛引 一紀(北海道コンサドーレ札幌)
高橋 壮也(サンフレッチェ広島)
宮原 和也(サンフレッチェ広島)
中野 嘉大(川崎フロンターレ)
三竿 健斗(鹿島アントラーズ)
ファン ウェルメスケルケン 際(ドルトレヒト)
三丸 拡(サガン鳥栖)
小川 諒也(FC東京)
湯澤 聖人(柏レイソル)
■MF
大島 僚太(川崎フロンターレ)★
遠藤 航(浦和レッズ)★
原川 力(川崎フロンターレ)★
矢島 慎也(ファジアーノ岡山)★
中島 翔哉(FC東京)★
南野 拓実(ザルツブルク)★
井手口 陽介(ガンバ大阪)★
野津田 岳人(サンフレッチェ広島)◯
幸野 志有人(レノファ山口)
秋野 央樹(柏レイソル)
為田 大貴(アビスパ福岡)
喜田 拓也(横浜F・マリノス)
石毛 秀樹(清水エスパルス)
野澤 英之(FC東京)
豊川 雄太(ファジアーノ岡山)
井出 遥也(ジェフユナイテッド千葉)
田鍋 陵太(名古屋グランパス)
前 貴之(北海道コンサドーレ札幌)
小林 祐介(柏レイソル)
前田 凌佑(ヴィッセル神戸)
前田 直輝(横浜F・マリノス)
内田 航平(水戸ホーリーホック)
小泉 慶(アルビレックス新潟)
川辺 駿(ジュビロ磐田)
関根 貴大(浦和レッズ)
橋本 拳人(FC東京)
藤村 慶太(ベガルタ仙台)
小塚 和季(アルビレックス新潟)
■FW
興梠 慎三(浦和レッズ)★
久保 裕也(ヤング・ボーイズ)★
浅野 拓磨(サンフレッチェ広島)★
鈴木 武蔵(アルビレックス新潟)◯
荒野 拓馬(北海道コンサドーレ札幌)
金森 健志(アビスパ福岡)
後藤 優介(大分トリニータ)
松村 亮(ヴィッセル神戸)
小屋松 知哉(名古屋グランパス)
オナイウ 阿道(ジェフユナイテッド千葉)
鎌田 大地(サガン鳥栖)
杉本 竜士(東京ヴェルディ)
鈴木 優磨(鹿島アントラーズ)
伊東 純也(柏レイソル)
富樫 敬真(横浜F・マリノス)
澤上 竜ニ(セレッソ大阪)
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