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豪州移籍が決まった鳥栖MF楠神順平が会見。フィッカデンティ監督とのエピソードも披露
鳥栖のMF楠神順平のウェスタン・シドニー(豪州)への完全移籍が発表された。
18日の練習後には移籍会見が行われ、「僕はC大阪で契約が終わって鳥栖に拾ってもらった。チームを離れることについては悩みました」と移籍に関して葛藤があったことを明かした。しかし、海外挑戦への思いも強く、チームも移籍を了承した。「竹原社長を始め、関係者のみなさんが僕のこういう決断を尊重してくれて本当にいまはうれしい気持ち」とチームへの感謝を口にした。
少数精鋭の方針を持つマッシモ・フィッカデンティ監督の下、シーズン序盤のチーム内での立ち位置は高くなかった。しかし、練習でのひたむきな姿勢、チャンスが巡ってきた中でのアピールもあり、徐々にメンバー入りの機会を増やしていた。移籍を決断し、フィッカデンティ監督に報告した際は「自分は移籍していく選手にこういう話をすることはあまりないがなかなか出番がない中でも練習からひたむきに取り組んでくれたことには感謝している」という言葉があったそうだ。戦力として計算されていたが、指揮官は快く送り出してくれた。
21日に豪州に渡り、22日からチームに合流する予定。「英語をしゃべれるようにはならんと思うけどC大阪でも一緒にプレーしたミッチ(ニコルズ)がいるし、仲良かったので大丈夫かな(笑)」と笑顔を見せた。「鳥栖とかその前のチームからずっと応援してくれている人たちもいるのでその人たちに良い報告ができるように頑張っていきたい」と豪州での活躍、そしてACLでの日本凱旋を誓っていた。
文・写真:杉山 文宣(エルゴラッソ鳥栖担当) -
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