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対戦チームの監督が一緒に練習試合を観戦!? かつて大熊トーキョーを支えた仲
徳島が岡山と練習試合を行い、2-2で引き分けた。
その練習試合で徳島の長島裕明監督と岡山の長澤徹監督が隣に座り、会話を交わしながら試合を見つめていた。練習試合とはいえ、対戦チーム同士の監督が一緒に試合を見るのは珍しい。ただ、両監督は11年に大熊清監督(現・C大阪監督)がFC東京で指揮を執っていたとき、コーチをしていた仲。いわば戦友だ。監督同士として初対戦となった今季のJ2第17節では「アイツのほうが年下だけど、尊敬している指導者の一人」(長島監督)と対戦を楽しみにしていた(試合は徳島が2-3で敗れた)。
果たしてこの試合ではどんな会話がかわされていたのか。両者の次の対戦は8月7日のJ2第27節となる。
文・写真:柏原 敏(徳島担当) -
脳しんとうの影響は「もう大丈夫」。京都の高橋祐治が3カ月ぶりの実戦で90分間プレー
京都は4日、JFLのFCマルヤス岡崎と練習試合を行い、齊藤隆成、沼大希、國領一平らのゴールで4-1の快勝を収めた。この試合で、京都サポーターを特に喜ばせたのが、脳しんとうの影響で長期離脱していた高橋祐治の実戦復帰だ。高橋は4月9日のJ2第7節・群馬戦で脳しんとうを起こし、以来、およそ3カ月ぶりとなる実戦で90分間フル出場。復活を待ち望んでいたサポーターたちに元気な姿を披露した。
試合後、「久しぶりのゲームなので、前半は試合勘が足りていないというか、もどかしい気持ちだった。失点したこともそうだし、守備の対応、ラインコントロールのタイミング、ビルドアップ…。すべてがうまくできていないなと。でも後半は切り替えて、『(復帰後)初めてのゲーム』ということを頭に入れながらシンプルに、あまり難しく考えずにやれた」と自身のプレーを振り返った高橋。
相手とヘディングで競り合う場面もあったが、「もう大丈夫」と脳しんとうの影響は心配なさそう。「90分やるつもりで準備をしていた。でも、自分でやれた感触があるのは後半の45分間だけ。次(の実戦)が大事。もっともっとコンディションを上げて、試合に絡んでいきたい」と話し、早期のリーグ戦復帰に意欲を見せている。
文・写真:京都担当 川瀬太補
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横浜FC、JFLのブリオベッカ浦安との練習試合で2-0勝利
横浜FCは4日、ブリオベッカ浦安(JFL)と練習試合を行った。45分×2本を終え、横浜FCが2-0で勝利した。
開始早々の3分、松下年宏(写真)のFKにデニス・ハリロヴィッチが頭で合わせて先制すると、横浜FCが流れを掌握。中里崇宏のサイドチェンジを松下が受け、オーバーラップした前嶋洋太がペナルティーエリア内に持ち込んでシュートを放つなどチャンスを作った。しかし次第にミスが増え、浦安のカウンターに脅かされる場面も出てきたが、35分に中里の縦パスから裏に抜け出した内田智也が起点を作り、田所諒のクロスからイバのヘディングシュートが決まって追加点を奪った。
後半はイバに代えて、前日の札幌とのアウェイ戦には帯同しなかった津田知宏が登場。グエン・トゥアン・アインもボランチでプレーした。津田の裏への飛び出し、右サイドから中に入る内田の動きでチャンスを作るが、得点は動かなかった。
文・写真:芥川和久(横浜FC担当)
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青黒、逆襲への第一歩。1st王者相手に会心のリベンジ/鹿島 vs G大阪
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[本日のエルゴラッソ1面]託された18名
[インタビュー]
INTERVIEW MF 遠藤 航(浦和レッズ)
五輪にサッカー人生を懸けている[リオ五輪メンバー発表特集]
託された18名(コラム集)[U-23日本代表]
手倉森誠の決断。分かれた“託される側”と“託す側” -
ルヴァンカップ準々決勝の対戦カードが決定
3日、ルヴァンカップ・ノックアウトステージのオープンドローが開催された。グループステージを勝ち上がった神戸、大宮、横浜FM、福岡の4チームに、ACLに出場してシードされた広島、G大阪、浦和、FC東京を加えた8チームの選手たちが参加し、村井満Jリーグチェアマン(56)、佐藤美希Jリーグ女子マネージャー(23)とともに抽選を行った。
一昨季優勝、昨季準優勝のG大阪は1回戦で広島と対戦することが決定。ドローを行ったMF遠藤保仁(36)は「(広島は)素晴らしいチームで、手強い相手」と警戒し、3年連続の決勝進出に意欲を見せた。また、ホーム・埼スタが決勝の舞台となる浦和の1回戦の相手は神戸。浦和からドローに参加したFW武藤雄樹(27)は「浦和の強さを見せながら頂点にたどり着きたい」と、“ホーム”での優勝に向けて意気込んだ。そのほか、11年ぶりのノックアウトステージとなる大宮は横浜FMと、ACLシードのFC東京は福岡と対戦する。
準々決勝は8月31日に第1戦、9月4日に第2戦が開催される。
文:片村光博