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「今日の試合はSBのビルドアップ、フィードの能力が重要だった」(長谷川健太監督)
■初先発でピッチに送り出した左SB初瀬亮についての長谷川監督のコメント
「(初瀬は)吹田スタジアムのこけら落としだった名古屋戦(2月14日・パナソニックカップ)で、永井(謙佑)選手とマッチアップしながら、フィードの良さ、クロスの思い切りの良さを見せていた。今日の試合は甲府がしっかりと守備のブロックを作ってくるので、SBのビルドアップ、フィードの能力が重要だった」 -
初先発U-19代表SB初瀬亮のアシストでG大阪が5試合ぶりの勝利
【甲府vsG大阪】Jリーグ初出場となった初瀬のクロスから長沢が決勝点。G大阪が1-0で甲府に競り勝って今季白星! https://t.co/f1O6qIAzqU #gamba pic.twitter.com/30s9Ci90Sl
— Jリーグ公認ファンサイトJ's GOAL (@jsgoal) 2016年3月6日公式戦4試合なしと苦境に立っていたG大阪が、J1・1st第2節・甲府戦で今季リーグ初白星。先発に抜擢されたU-19代表SB初瀬亮のアシストから、FW長沢駿がゴールを決め、1-0で勝ち切った。
初瀬は利き足は右足ながら、左足でのプレーも苦にせず、フィードの能力が高い。アシストの場面も左足でのトラップから左足でのキックまで非情にスムーズで、長身の長沢があとは触るだけという絶妙なクロスをゴール前に送ってみせた。
過密日程&未勝利という苦境の中で、18歳のSBを先発に抜擢するなど思い切った采配を見せた長谷川健太監督は「勝利がないとプレッシャーがかかってきて、新しい選手を使い難くなる。(今日は)その手前ギリギリのところで勝てた」と振り返った。 -
「ホワイトボードに『逃げるな』と書いて選手を送り出した」(名波浩)
■アウェイ・浦和戦で監督としてJ1初勝利を記録した名波浩監督のコメント
「僕自身もそうだが、(チームとして)J1が3年ぶりで、『(初勝利が)まさかアウェイの浦和戦で』と思っている方もいるかもしれない。ただ、常に勝ち点3は狙っている。開幕戦は逃げのサッカーをして勝ち点1も得られなかったので、今日は最初にホワイトボードに『逃げるな』と書いて(選手を)送り出した。逃げずに戦った成果が勝ち点3につながった」PHOTO:Norio Rokukawa -
“ゴン越え”達成!佐藤寿人、J1通算最多ゴール記録を更新!
広島の佐藤寿人が、J1・1st第2節・名古屋戦でゴールを記録。中山雅史が持つJ1通算最多ゴール記録を上回った。
名古屋戦の43分、ミキッチの折り返しを柴﨑晃誠がシュート。ゴール前に詰めていた佐藤に当たってコースが変わり、ボールはゴールに転がり込んだ。当初は柴﨑のゴールとされていたが、その後記録が訂正され、佐藤のゴールと認定された。佐藤はこれでJ1通算158点目。昨日の時点で中山、大久保嘉人と並んでいたが、単独トップに立った。PHOTO:Atsushi Tokumaru -
柿谷曜一朗を見逃すな!GKからわずか6秒、一瞬のゴール
前半終了間際に柿谷が奪ったゴールで逃げ切ったC大阪が1-0で水戸を撃破。開幕2連勝を飾りました! https://t.co/qxLQ8EiuRA #cerezo pic.twitter.com/3ivtkUaFAl
— Jリーグ公認ファンサイトJ's GOAL (@jsgoal) 2016年3月6日スイス・バーゼルからC大阪に復帰した柿谷曜一朗が、J2第2節・水戸戦の前半ロスタイムに今季初ゴールを記録した。
一瞬の出来事だった。前半終了間際、相手のシュートがゴールラインを割り、ピッチ上の選手の集中力が切れた瞬間、柿谷が相手の虚を突いてディフェンスラインの裏に走り出すと、それを見逃さなかったGKキム・ジンヒョンのキックは風に乗って柿谷のもとへ。GKと1対1になった柿谷は、これを難なく決めてみせた。
「試合に入る前に、『風も強いし(相手ディフェンスラインの裏を)狙っていこうか』と話していた」とGKのキムは語る。持ち味の相手の裏を取る巧みさ、きっちり決め切るところも含めて、桜のエース柿谷らしい、素晴らしいゴールだった。 -
我慢の90分。名波浩が鍛え上げたジュビロ、アウェイで浦和を破ってJ1初勝利
名波浩監督率いる磐田が、J1・1st第2節で浦和を撃破。名波ジュビロにとってはJ1初勝利だ。
「しぶとさ、粘り強さ、我慢強さ」をこの試合のテーマに掲げた磐田は、前半から浦和の良さを消す作業をチーム全体で徹底した。
30分、浦和がバックパスの処理でもたついたところを見逃さずに太田がプレスをかけてボールを奪い、ファーストシュートで先制点。78分に同点に追い付かれたが、その4分後の82分に負傷明けで途中出場となったFWジェイが決勝点を奪い、アウェイで堂々の勝利を挙げた。
名波監督は、今日の我慢のサッカーを「年間通してやっていくサッカーではない」と語った。しかし、現役時代に華麗なプレーで魅せたレジェンドは、監督就任後、キャンプの日数を例年より延ばしたり、始動日からキャンプ終了までの27日間でオフはわずか1日など、日々の練習の量、強度ともに非常に高く、“体育会系”のチーム作りを行ってきた。その一端が垣間見えるタフな戦いぶりだった。途中出場のジェイが決勝ゴール!!磐田、嬉しい3年ぶりのJ1勝利!浦和はホーム開幕戦を飾れず。https://t.co/ISDvUs2cbm#ジュビロ磐田 #jubilo pic.twitter.com/tH8EpDfwaV
— Jリーグ公認ファンサイトJ's GOAL (@jsgoal) 2016年3月6日 -
「鬼の布先生」と対面!J2岡山vs千葉、その背後にある10年越しの市船師弟対決
「布先生に会うと、いまでも背筋がスっとのびる」と語る市船出身の阿部翔平
(PHOTO:Yuki Matsuo)千葉は6日に明治安田J2リーグ第2節で岡山と対峙する。試合前に、この両チームと、市立船橋にまつわるサイドストーリーを紹介しておきたい。
千葉には地元の千葉県の名門校・市立船橋高出身選手が3人いる。佐藤優也、阿部翔平、大久保裕樹だ。そして相手の岡山で現在コーチを務めているのが、彼らの高校時代に市立船橋の監督だった、布啓一郎氏である。
市立船橋高時代には布氏に大変お世話になった3人だが、当時の印象を尋ねると「鬼だった(笑)」と口をそろえる。阿部は「布先生に会うと、いまでも背筋がスっとのびる」と話し、大久保も「本当に怖かった」と懐かしそうに振り返った。ただ、東京V所属の昨季、岡山と対戦した佐藤優は「鬼から仏になっていた」と布コーチの変化を明かした。特に、試合後には軽食のサンドイッチを「食うか?」と勧められ、恩師の変化に驚きを隠せなかったという。
学生時代に師弟関係として固い絆を結んでいた男たちが、10年以上の月日を経て、プロの舞台で顔を会わせる。千葉と岡山の一戦は恩師と教え子の直接対決も注目ポイントの一つになりそうだ。(千葉担当・松尾祐希)
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町田はホーム2戦目でJ2復帰後初の白星なるか
【試合前プレビュー】
■町田FCゼルビア積極性とコンパクトな守備
前節、C大阪に惜敗(0●1)を喫した町田。失点前の「うまく戦えなかった5分から10分」(リ・ハンジェ)について選手同士で話し合ったという。チームはアタッカーの気持ちが前を向き、後ろがついていけない状態に陥っていた。コンパクトに戦わなければ町田の強みは出ない。時には後ろ寄りで悪い流れをしのぐことも必要だ。ただ「そこを考え過ぎたら良さである前に出る動きが出ない」(リ・ハンジェ)のも事実。アグレッシブに戦いつつ、苦しい流れでギアチェンジを図れるかが京都戦のポイントだ。
■京都サンガF.C.控え組に期待したい2列目
開幕戦(水戸戦・1△1)は、先制しながら「相手のシステム変更に対応が遅れた」(石丸監督)状態で追い付かれる、悔いの残る試合となった。昇格組の町田と戦う今節は勝ち点3にこだわりたいが、気がかりなのは2列目の駒不足。売り出し中の石田は2日の練習で足を痛め、町田戦の出場が不透明に。開幕直前に獲得したエスクデロはコンディションに不安を残す。とはいえ、ここで控え組が存在感を示せば、今後への好材料となる。チャンスを与えられるのは、指揮官の評価を高めている國領か。
エル・ゴラッソ本紙より
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ホーム開幕連敗は避けたい横浜FC
【試合前プレビュー】
■横浜FC開幕戦はスーペルゴラッソで讃岐に惜敗(0●1)も、シュート17本を放つなど「プレシーズンから考えれば手ごたえがある」(田所)。今節は昨季1勝しかできなかった3バックのチームが相手。オフ明け初日の練習から3バック対策に着手し、ホーム開幕連敗を阻止すべく、並々ならぬ気合いがうかがえる。
■松本山雅FC前節・熊本戦(0●1)は後半に猛攻をしかけたものの、幾度か作った決定機を生かし切れずに無得点での敗戦に終わった。今節も敵地での開催となるが、まずは早い時間の失点を防ぎつつ、相手の足の止まり出した後半に勝負を懸けたい。反町監督が18人にどのような顔ぶれを選ぶのかも注目だろう。
エル・ゴラッソ本紙より
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“新生・徳島”はホームで初勝利を
【試合前プレビュー】
■徳島ヴォルティス開幕・千葉戦(1●2)では先制したものの、後半ロスタイムの2失点で敗北を喫した。残念な結果に終わったが、“新生・徳島”は存分に表現できた。FWは積極的に裏を狙い、中盤は奪ったら縦に速く、躍動感のある戦いを見せた。ホーム開幕戦でもスタジアムを沸かせ、初勝利も手にしてくれるはずだ。
■ロアッソ熊本白星発進した熊本だが、内容的には修正すべき点がある。「流れをもう一度持ってきて2点目を取る」(髙柳)ためにも、前半に表現できた部分は継続した上で、「前で収めて、2人目、3人目が関わる」(清武)ことが必要。状況を見てボールを奪いに行く判断を共有し、先に失点しないことがカギとなる。
エル・ゴラッソ本紙より
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