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サウジアラビアがイラクを終盤のPK2本で逆転。2試合合計PK3本で2連勝スタート
W杯アジア最終予選グループB第2節、初戦でタイを破って白星スタートを切ったサウジアラビアは、初戦で豪州に敗れたイラクとアウェイで対戦。劇的な幕切れでサウジアラビアが2連勝を飾った。
試合は18分、リオ五輪にも出場したモハンナド・アブドゥラヒームが決めてホームのイラクが先制。しかし、81分にサウジアラビアのアル・アビドが初戦のタイ戦に続いてPKを決めると、さらに88分にもPKを獲得。再びアル・アビドが決めて、土壇場で逆転に成功した。
サウジアラビアは2試合連続で終盤にPKを獲得し、2連勝。勝ち点6でグループB暫定首位に立った。
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「もっと点を取らないといけなかった。メンタルをもっと鍛えないといけない」(ハリルホジッチ監督)
■W杯アジア最終予選第2戦・タイ戦(2◯0)後のハリルホジッチ監督のコメント
「この試合はコントロールするのがすごく難しかった。1試合目でホームで敗れてものすごいプレッシャーを受け、それを脱しないといけなかった。勝利は良かったが、決定機をたくさん作ったし、もっと点を取らないといけなかった。メンタルをもっと鍛えないといけない。この先、こんなに決定機はないだろう。若い選手を入れて競争を激しくしたかった。それは良かったと思う。ただ、チームをほめて欲しい。どんどん良い状況にしていきたいと思う」
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原口、浅野の得点で日本がタイに勝利…ハリルJは最終予選初勝利/ロシアW杯アジア最終予選
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W杯アジア最終予選、日本がタイに勝利。原口&浅野が先発起用の期待に応えるゴール
6日、W杯アジア最終予選の第2戦が行われ、日本はアウェイでタイと対戦。2-0で勝利した。
日本は1-2で敗れた1日のUAE戦から先発を3人変更。1トップに浅野拓磨、左MFに原口元気、ボランチに山口蛍を起用した。すると18分、右サイドの酒井宏樹のクロスを原口がヘディングで流し込んで先制に成功。その後再三のチャンスを逃した日本だったが、75分には相手DFラインの裏に抜け出した浅野が追加点。先発起用された二人が期待に応えた。
最終予選第3戦は10月6日にホームでイラク、第4戦は10月11日にアウェイで豪州と対戦する。
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金沢の森下仁之監督が入れ替え戦についても言及。「覚悟を持って戦っていく」
天皇杯による中断期間が終わり、今週末から再開するJ2。最下位の金沢は現在6戦勝ちなし。降格圏での残留争いが続く。11日の讃岐戦へ向けたトレーニングが始まったオフ明けの6日、森下仁之監督が最後まで戦い抜く覚悟を示した。
泣いても笑ってもリーグ戦は残り12試合。「1勝、勝ち点1、得点や失点も一つずつがすごく重くなっていく。(リーグ戦の)最終戦を迎えてから、『あのときこうすれば良かった』ということにならないように。とにかく次の1試合、そして最後まで、できる限りのことをグラウンド内外で、個々とチーム全体としてやっていかないといけない」。
昨季の夏場以降、金沢は19戦勝ちなしの苦しみを味わったものの、序盤の13戦負けなしで積み上げた貯金があり、残留争いに直面しなかった。しかし今季は、その最前線に立つ。すると当然、“降格”の重圧がのしかかってくる。「実際にもっと(残留に必要な)試合数や勝ち点が見えてくると、そういうプレッシャーが出てくる。そのときのチーム全体の雰囲気は、僕もいまは想像がつかないけど、覚悟を決めてやる。自動残留、入れ替え戦も含めてやる覚悟。『こんなはずじゃなかった』ではなくて、最後まで覚悟を持って戦っていく」。
森下仁之監督がJ2・J3入れ替え戦について言及したのは、今季の取材では初めてのこと。ここからは指揮官の言葉どおり「覚悟を持って戦っていく」ことに加えて、勝利という結果が求められる。
文:野中拓也(エルゴラッソ金沢担当)
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清水の川口尚紀、日本代表予備登録メンバー選出に驚きを隠せず
先日公開されたロシアW杯アジア最終予選の予備登録メンバーに、清水から川口尚紀が選ばれていた。だが、川口本人は最近までそのことを知らず、練習後取材陣に囲まれ、「昨日、友達からのLINEで知った。五輪の登録メンバーにも入っていなかったのに…」と驚きを隠せない様子だった。
清水では11年にGK山本海人(現・神戸)がブラジルW杯アジア3次予選のメンバーに選ばれて以来代表メンバーを輩出していないこともあり、周囲も色めき立つが、本人は至って冷静だ。
「まずはチームに戻って、ここで試合に出ることが一番。まだそこは全然考えていない」と現在は7月29日の練習中に負った右腓腹筋肉離れのリハビリに励んでいる。リーグ初ゴールを挙げたJ2第25節・千葉戦以来の出場を目指しており、「けがはかなり良くなった。あと1週間この調子でできれば、来週あたりに部分合流できるかもしれないという感触がある」と復帰は間近なよう。
現在右SBは、中盤が本職の六平光成が務め、小林伸二監督に「攻撃のバリエーションが増えた」と絶賛される活躍を見せている。激化するポジション争いに勝ち抜いてから、フル代表へ挑戦することになる。
文・写真:田中芳樹(エルゴラッソ清水担当)
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横浜FMのFW仲川輝人がJ2・町田へ育成型期限付き移籍。「試合に出ることで成長する自分に期待している」(仲川)
横浜FMはFW仲川輝人(24)がJ2の町田に期限付き移籍することを発表した。
第2登録ウインドーは7月29日に終了しているが、2016年2月1日時点で23歳だったため育成型期限付き移籍が可能。登録が順調に済めば9月11日のJ2第31節・横浜FC戦から出場可能となる。
現在J2で8位の町田は夏場から攻撃的な選手に絞り、最終的に万能アタッカーの仲川に白羽の矢を立てた。15年に専修大から横浜FMに加入した仲川は、今季のリーグ戦で4試合に途中出場したが、先発は一度もなかった。そのため出場機会を求めて移籍先を探しており、両者の思惑が合致した。「試合に出ることで成長する自分に期待している」と話す仲川が、戦いの場を移すことで飛躍のきっかけにする。
文:藤井 雅彦(エル・ゴラッソ横浜FM担当)
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C大阪FW杉本健勇、天皇杯で肋骨と肺を負傷も前向き。「パワーアップする時間をくれてありがとうと言いたい」
C大阪は6日、天皇杯2回戦の京都戦(2○1)で負傷した杉本健勇が左肋骨骨折、外傷性気胸で全治3週間と診断されたと発表した。骨折に加えて「肺に少し損傷がある」(大熊清監督)形となった。
現在、攻撃の軸としてチームを引っ張っている杉本を欠くことは、クラブとしても本人としても、痛手であることは間違いないが、この日、取材に応じた杉本の様子は、思いのほか明るかった。クラブハウスでバイクなどのトレーニングをこなしたあと、帰宅の途に就く前に取材に応じた杉本は、「痛みはないです」と努めて明るく振る舞った。
ただ、負傷したシーンについては、「悔しいですね。アンドレイがやったことは、プレー中やったら何の問題もないし、サッカーのことなので仕方がないことですけど、プレーが止まっている状態にも関わらず、わざとヒザを入れてきた。それに関しては、受け入れ難いところはあります」と語気を強めた。アンドレイがそのプレーを故意にしたのかどうかは、当人同士にしか分からない部分もあるが、負傷した場面は、延長後半、C大阪が2点目を取って逆転したあとのこと。杉本がファウルを受けて、C大阪ボールになり、プレーが止まった状態で起きた。それだけに、思うところはあったようだ。
それでも、「またすぐ戻って来るし、いまは気持ちも前向き。逆に、休養する時間とパワーアップする時間をくれてありがとうと言いたいですね」と言葉を結び、クラブハウスを後にした。
今後について、大熊監督は、「まずは回復を優先すること。息が上がるトレーニングでなければ、プログラムに沿ってこなすことはできる。肺に関しては、経過観察していくことが大事」と話し、彼の抜けた穴については、「相手にとって脅威な存在だったし、いろいろな意味で中心だったので、チームにとっても本人にとっても残念だけど、選手はいる。チーム全体で補っていきたい」と、チームの総合力で戦うことを誓った。
文:小田 尚史(エル・ゴラッソC大阪担当)
写真:CORACAO
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負傷していた磐田の大井健太郎が全体練習に合流。次節の神戸戦で復帰へ
磐田の大井健太郎が6日、全体練習に合流。11日に行われる神戸戦出場へ意欲を示した。
J1・2nd第9節・鳥栖戦(1△1)で左太ももを痛めた大井は、翌節の福岡とのアウェイ戦(3◯2)は帯同しなかった。それでも「行こうと思えば行けた」と名波浩監督も言うように、状態は悪くなかったようだ。
神戸戦での復帰が濃厚なCBは、「自分がいないときにチームはしっかり勝っているし、天皇杯も勝てた良い流れを壊さないように自分の力を100%チームのために使うことを意識してやりたい」と決意を口にした。
1試合を欠場したことで、「もっとやらなければいけない」と自身に言い聞かせている。「あの場(福岡戦)にいられなかった自分が情けなかった。ただ、出た選手が精一杯やってくれて勝ち点3を取れたのは本当にうれしかった。自分がいないときに勝つというのは、危機感が生まれる」。
この日のメニューをフルでこなし、万全の状態に戻った大井が、磐田の守備を引き締める。
文:青木務(エルゴラッソ磐田担当)
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鹿児島のMF井上渉が全治約8カ月の重傷
鹿児島は3日のトレーニング中に負傷したMF井上渉が右ひざ前十字じん帯断裂および右ひざ内側側副じん帯損傷で全治約8カ月と診断されたと発表。井上は今季J3リーグ戦で12試合に出場し1得点を挙げていた。
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