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イバの2ゴールと南雄太の2度のPKストップで横浜FCが京都に勝利。プレーオフ圏が射程圏内
17時キックオフのJ2第32節・横浜FCvs京都の一戦は、FWイバの2ゴールやGK南雄太の2度のPKストップなどの活躍で横浜FCが2-0で勝利した。
6位・京都と、勝ち点7差でJ1昇格プレーオフ圏を目指す7位・横浜FCが激突したこの試合、13分、58分にイバが連続してゴールを挙げ横浜FCが2点を先行する。しかし、その後は京都が反撃を開始し、72分にPKを獲得。これを途中出場のキロスが蹴り込むが、横浜FCのGK南がファインセーブ。2点リードのまま時間を進める。そして迎えた86分、またも京都がPKを獲得する。2度目のキッカーはエスクデロ競飛王。しかし、このシュートをまたもGK南が阻止し、二度目のPKストップで2点差を守る。その後はスコアは動かず、横浜FCが2-0で勝利を収めた。
試合後、殊勲のGK南は「(1本目のPK阻止は)キロスが蹴る前にあまりに逆の方向ばかり向いていたので、それが逆にクサかった。2本目はスカウティングのとおり。入れられても仕方ないし(笑)。「またかよ」と思った。止められたらラッキーくらいの感じでリラックスして入れたので、それが良かったのかなと思う」とPK時の心境を振り返った。
これで6位・京都との勝ち点差を『4』とした横浜FC。J1昇格プレーオフ圏が見えてきた。 -
けがから復帰のC大阪・杉本健勇がいきなりの決勝点。「結局は最後、個で相手をかわして打つことが大事になってくる」
14時キックオフのJ2第32節・北九州vsC大阪の一戦は、途中出場の杉本健勇が79分に決勝点を挙げ、C大阪が1-0で勝利した。
試合は堅守をベースにカウンターをしかける北九州のペースで進むが、終盤までスコアは動かず。そして迎えた79分、山口蛍のパスをペナルティーエリア付近で受けた杉本は巧みなトラップで前を向くと、相手DFを素早くかわし、右足一閃。このシュートがサイドネットに決まり、決勝点となった。
試合後、杉本は自身の決勝点について「結局は最後、個々のところで1枚相手をかわして打つことが大事になってくる。(山口)蛍くんから良いボールをもらったし、ワンタッチで前を向けて、相手も飛び込んでくれたので、シュートも冷静に打てた」と語った。
また、3日の天皇杯2回戦・京都戦で負傷し、左肋骨骨折、外傷性気胸で全治3週間と診断された杉本。今節がリーグ戦2試合ぶりの出場で、コンディション面も心配されたが、「痛みは全然なかった。出場時間はもう少し短いかなと思っていたが、思っていたよりも多く出ることができたのは、自分としても良かった」と話し、完全復調を印象付けた。
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G大阪MF大森晃太郎に第1子が誕生。名古屋戦では自らゆりかごに揺られ、チームメートに祝福される
G大阪はMF大森晃太郎に11日、第1子(長女)が誕生したことを発表した。
17日のJ1・2nd第12節・名古屋戦(3○1)ではその大森が先制ゴールを奪い、自らがゆりかごに揺られるという斬新なパフォーマンスでチームメートから祝福されていた。
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[書評]読むサッカーvol.12 『清水サッカー物語 無敵の少年サッカー発祥の地』
日本サッカー発展のヒントは『サッカー王国・静岡』にあり
『サッカー王国・静岡』、『サッカーの町・清水』。この言葉を聞いていまの子供は「なぜ」と思うかもしれない。Jリーグでは清水と磐田がJ2降格を経験し、高校選手権でも20年以上静岡県から優勝校が生まれていない。日本代表にも現在、静岡県出身者はMF長谷部誠とMF大島僚太のみ。いまの子供が『サッカー王国』、『サッカーの町』と聞いて違和感を覚えるのは無理もない。
ただ、本書はそんな子にこそ読んでほしいし、なぜ静岡が『サッカー王国』、清水が『サッカーの町』と呼ばれているのか実はあまりよく知らないという人にも読んでほしい。本書は清水のサッカーのために情熱と心血を注いださまざまな人物を丁寧に描くことで、その理由を解き明かしてくれる。静岡県出身の筆者でも、「そうだったのか」という発見が多かった。
そして、本書は日本サッカーのレベルアップのヒントも教えてくれている気がする。82年、日本サッカー界にこんな出来事が起こった。JFAが公認する6種すべてで静岡県のチームが優勝したのだ。天皇杯ではヤマハ発動機が、皇后杯では清水第八スポーツクラブが、国体の少年の部では静岡県選抜が、高校選手権では清水東高が、全国中学生大会では観山中が、全日本少年大会では清水FCが優勝を成し遂げた。静岡が『サッカー王国』と呼ばれる所以となった出来事だ。それは決して偶然ではなく、その強さの根源は少年、少女のサッカーの普及だった。
日本サッカーはいままさに岐路に立たされている。ブラジルW杯でも、リオ五輪でも世界との差は明らかだった。これに危機感を抱いたJFAは育成年代の世界大会を国内で開催するなどさまざまな施策を打ち出し、強化に動いている。ただ、JFAだけでは限界がある。町が、地域が積極的に少年、少女のサッカーの育成に力を入れていかなければ日本サッカーの発展はないだろう。そのことを本書が教えてくれている。
文:内田浩嗣(エルゴラッソ編集部)著者:高部 務(たかべ・つとむ)
発行:8月8日/出版社:静岡新聞社/価格:1,600円(本体価格)/ページ:373P
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