EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.9.15(Thu)

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  • 「前向きなパワーを出して勝ちたい」。湘南の菊池大介が福岡との裏天王山に向けて意気込みを語る

    「前向きなパワーを出して勝ちたい」。湘南の菊池大介が福岡との裏天王山に向けて意気込みを語る

     今週末にホームで福岡との裏天王山を控えている湘南。年間勝ち点で17位に沈んでいる湘南としては、残留圏である15位の甲府との差を縮めるためにも、今節は負けられない戦いが待っている。

     そういった状況もあってか、今週は今季初めて試合前々日と前日を非公開練習にすることで、試合に向けてより集中を高める準備をしている。その中でチームとしては、前節のFC東京戦で不甲斐ない戦いを見せてしまった反省を生かし、ここからの巻き返しを図るためにも練習からチームの意識を統一させようとしている。

     今季、チームで最多出場を果たしている菊池大介は、福岡戦に向けて「何よりも前に行くことを意識したいし、迷ったら前にプレーしたい」と、前への意識を高めていることを強調する。その根底には“自分たちらしく戦う”という意味が含まれている。

    「ただ引いたり、守ったり、後ろに重心を置くのではなく、やっぱり自分たちらしく前への自信を見せて、前向きなパワーを出して勝ちたいと思っている」

     負ければ降格が現実味を帯びてしまう一戦。湘南は再び自分たちに向き合うことで勝利を手繰り寄せようとしている。菊池は「落ちるか上がるかの勝負になる。こういう状況だからこそ、良い意味でサッカーを楽しむということを忘れないように戦いたい」と語り、福岡戦での勝利を誓っていた。

    文:林遼平(エル・ゴラッソ湘南担当)

  • 豊川雄太が語る、地元・熊本での一戦への“特別な思い”

    豊川雄太が語る、地元・熊本での一戦への“特別な思い”

     18日に行われる地元・熊本での試合を、豊川雄太は心待ちにしていた。「熊本で試合をするっていうのは変な感じですけど、楽しみのほうが大きいです」。はやる気持ちを抑えられないでいる。

     プロになって初めてうまかな・よかなスタジアムのピッチに立つ。「あのスタジアムにはいろいろな思い出がある。(高校)選手権の県予選で優勝したのもあそこですし、決勝では点を取れなかったですけど、点も取っている」。思い出の詰まったスタジアムで、いつも以上にハッスルしてゴールへ向かう豊川の姿が見られることは間違いなさそうだ。

     4月に熊本地震が起こって以降、オフにはたびたび、帰郷している。「だいぶお店とかは戻ってきていますけど、被害の大きかったところはまだすぐに復興できる感じではないです。ブルーシートがかけられたりしているところも多い」。心が痛まない日はないが、家族、友人、知人に逆に励まされてサッカーができる幸せを噛みしめながら日々を送っている豊川は、自分ができることを精いっぱいやるスタンスを貫く。

     「そういう中でも、今度の試合は知り合いとか友達とかがけっこう見に来てくれる。熊本出身の僕がグラウンドの上で活躍しているところを見せることができればいいかなと思います」と豊川は話し、熊本のピッチに立つ。

    文:寺田弘幸(エルゴラッソ岡山担当)

  • 清原翔平の復帰でC大阪の2列目が競争激化

     C大阪の2列目の競争が激化している。発信源は清原翔平だ。けがからの復帰戦となった前節の長崎戦(2○0)で途中出場して復調をアピールすると、15日に行われた紅白戦でも1本目の途中から先発組に入り、力強いドリブルやクロスへの飛び込みで何度もチャンスに絡んだ。

     練習後は、「(負傷離脱中は)まずはけがを治すことに専念して、試合は出る選手に託していた。そういう出られない選手のためにも、出る選手は頑張らないといけない。(J2で3位の)自分たちは追いかける立場なので、まずは自分たちが勝たないことには始まらない。自分たちがしっかり勝って、上位にプレッシャーをかけていきたい」と話した。

     もっとも、紅白戦でアピールしたのは清原だけではない。直近の公式戦で4試合連続先発中の酒本憲幸も得点という形でアピール。紅白戦前のシュート練習でも何度もネットを揺らしており、好調ぶりを示した。

    「(2列目は)キヨ(清原)も戻ってきたし、シャケ(酒本)のポジション取りもいい。ソウザも先週より良くなっている。全体の距離感も良くなり、厚みも出てきたので、それを得点という結果につなげたい」と大熊清監督は話す。

     前節に続き、今節の北九州戦も杉本健勇の欠場が濃厚だが、激しい競争をエネルギーに変えて、C大阪は公式戦5連勝を目指す。

    文:小田尚史(エル・ゴラッソC大阪担当)

    清原翔平の復帰でC大阪の2列目が競争激化

  • G大阪が東福岡高のMF高江麗央と仮契約

    G大阪が東福岡高のMF高江麗央と仮契約

     15日、G大阪は東福岡高に所属するMF高江麗央(18)と来季新加入選手として仮契約したと発表した。

     高江は熊本県出身で、巧みなボールタッチと積極果敢な鋭いドリブルを得意とする。クラブの公式HPを通じ、「G大阪というビッグクラブでプレーできることを本当にうれしく思います。1日でも早くチームに貢献できるように日々努力してまいりますので応援宜しくお願いします」とコメントした。

  • 菅野孝憲vs南雄太。愛弟子の対決に横浜FCの田北雄気GKコーチは「南は90分通して崩れない精神力がある。やってくれるでしょう」

    菅野孝憲vs南雄太。愛弟子の対決に横浜FCの田北雄気GKコーチは「南は90分通して崩れない精神力がある。やってくれるでしょう」

     18日、三ツ沢球技場で横浜FCvs京都(J2第32節)の試合が行われる。京都の守護神・菅野孝憲にとっては、2010年以来6年ぶり2度目の三ツ沢への帰還となる。

     東京Vユースから03年に横浜FCでプロ入りした菅野を育てたのは、現在も横浜FCでGKコーチを務める田北雄気氏だった。「目標は『世界一のGKになること』だって、真剣な目で言っていた。そうなりたいという思いが、ほかの選手とは比べものにならないくらい強くて、だからそれに対していま何が必要なのかというのを明確に持って、コツコツずっとやり続ける。その能力はすごかった」と田北GKコーチは当時を振り返る。06年の横浜FCのJ1昇格に菅野が果たした役割は大きかった。その後、菅野は08年に柏に移籍。09年には日本代表に招集され、その後J1優勝、天皇杯優勝、ACLでもベスト4に輝いた。

     その菅野が今季、京都に完全移籍した。現在の菅野を見て田北GKコーチは「初めて背番号1を着けてピッチに立っているのは、リーダーとしての覚悟の表れだと思う。より周りに気を使いながらプレーしているというのが強く伝わってきて、そこもまた成長している部分だし、彼の姿勢が京都のチームにも影響を与えていると思う」と、愛弟子の成長に目を細める。

     とはいえ「私情は抜きにして、確実に勝たなければならない試合」(田北GKコーチ)。現在の“田北塾”の塾生筆頭であり横浜FCの正GKが、かつて柏で菅野とポジション争いを演じた南雄太であることも、何か運命かもしれない。「南にはミスがあっても90分通して崩れない精神力がある。リーダーシップの面でも伸び続けているし、京都戦ではやってくれるでしょう」と、愛弟子同士の対決を誰よりも田北コーチが楽しみにしているようだ。

    文:芥川 和久(エル・ゴラッソ横浜FC担当)

  • 広島から町田に加入したDF大谷が練習合流。「やれと言われればどこでもやる」

    広島から町田に加入したDF大谷が練習合流。「やれと言われればどこでもやる」

     J1・広島より育成型期限付き移籍での加入が発表されたDF大谷尚輝が9月15日、町田のチーム練習に合流した。大谷は合流早々、5対5や8対8の戦術練習などフルメニューを消化。チームメートに守備戦術のアドバイスを受けながら、チームコンセプトを1日でも早く理解しようと必死にトレーニングに食らい付いていった。

     大谷のストロングポイントは、「体の強さを生かして前へ行けることと、身長もあるので、対人にも自信がある」。最終ラインからの丁寧なビルドアップが求められる広島の選手出身らしく、縦パスなど足元の技術にも自信を持っているという。

     本人いわく、本職はCBとのことだが、「試合に出るからにはポジションにはこだわらないし、やれと言われればどこでもやる」(大谷)と頼もしい。前節・横浜FC戦で途中交代した深津康太のけがの状態が不透明である上に、右SB・三鬼海の契約解除で最終ラインの人材は手薄だ。そのため、大谷は弱冠20歳とはいえ、貴重な新しい戦力が加わった。

     なお、Jリーグへの選手登録が間に合えば、週末のJ2第32節アウェイでの金沢戦から出場が可能になる。背番号は『35』を予定している。

    文:郡司聡(エルゴラッソ町田担当) 写真:©FC町田ゼルビア
  • 目標の二ケタ得点達成の町田也真人。「自信が出てきた」

    目標の二ケタ得点達成の町田也真人。「自信が出てきた」

     前節の岐阜戦(2○0)で千葉のMF町田也真人は10得点目を奪い、自身初のシーズン二ケタ得点を達成した。昨季までのリーグ戦で奪った得点は1つだっただけに、その飛躍ぶりは誰もが認めるところである。

     今季の活躍に関し、チームトップスコアラーでもある背番号14は、「二ケタ取れたことは素直にうれしい」とストレートな言葉で喜びを表現。そして、その要因については、「ちょっと(ゴールが)入り始めて自信が出てきたというのもある」と冷静に振り返ったが、「本当に自分一人の力ではないし、練習の成果が出たと思う」と、周囲のおかげであると話してくれた。

     二ケタ得点を達成したとはいえ、まだシーズンは終わっていない。本人もさらなる得点量産を誓っている。

     次の相手となる山口には「得点を取ると試合後に毎回、『やるね』とか『またやったな』という連絡が来る(笑)」という、専修大時代の同級生・庄司悦大もいる。今節もかつての戦友を前に自らのゴールで勝利に導き、チームをプレーオフ進出に近づかせることができるか。

    文:松尾祐希(エルゴラッソ千葉担当)

  • 朝はコーヒーだけに、睡眠時間は計10時間。北九州MF新井純平のいろいろ試した結果です

    朝はコーヒーだけに、睡眠時間は計10時間。北九州MF新井純平のいろいろ試した結果です

     6月12日のJ2第18節の金沢戦(3○2)で今季初出場初先発を果たしてから主軸としてプレーし続けている北九州のMF新井純平。攻守にわたる豊富な運動量を毎試合発揮できる理由を探るべく本人に直撃すると「みんな意外に思うようですが、実は僕、いろいろとやっているんです」と前置きして次のような受け答えを。

     

    ――いつも全体練習のあとはすぐにロッカールームに引きあげるが、筋力トレーニングなどはしない?

    「朝、練習前に自重を負荷とする筋トレをしています。ヒザをけがしてからは特に臀部と太もも裏を意識して」

     

    ――栄養摂取に関しては?

    「いろいろ試した結果ですが、朝はコーヒーだけ。これはスポーツ選手として良くないとの意見もあると思いますが、スムージーなどいろいろ試した結果、それが自分には最適なので。食事に合わせてフルーツは必ず摂取。いまはグレープフルーツとバナナ。これもいろいろなフルーツを試した結果。昔はさらに細かいことも気にしていましたが、今は糖分の入ったジュースを飲むこともありますし、揚げ物も食べます。制限し過ぎるとストレスがたまるという経験をしての、結果です」

     

    ――ほかに注意していることは?

    「睡眠ですかね。昼寝は必ず。夜は9時半にベッドに入り10時には寝る。昼寝と合わせて計10時間の睡眠が僕のベスト。起床は6時半。これも…」

     

     そう、いろいろと試した結果です。

    文:島田 徹(エル・ゴラッソ北九州担当)

  • 町田ユースのFW青木義孝が2種登録

     町田は15日、ユースに所属するFW青木義孝(18)を2種登録でトップチームにも登録することが決まったと発表した。背番号は『40』の予定。今後はユースチームと兼ねながら活動する。

     青木はクラブの公式HPを通じて「今回、プロの世界でプレーできるチャンスをいただいたことに感謝し、自分自身の成長と、J2リーグ残りの11試合で、チームの勝利に貢献できるよう日々努力していきます。また、アカデミーの後輩たちのためにも努力したいと思います」とコメントした。

     

  • 生まれ育った千葉への帰還に静かに闘志を燃やす山口の鳥養祐矢

     18日に、J2第32節・千葉戦を控える山口。

     千葉で生まれて千葉の下部組織で育ってきた鳥養祐矢は今節、初めてフクアリのピッチに立つ。「地元でやれるので家族や友達が見に来てくれるし、僕が下から育ってきたところを見てくれていて、楽しみにしてくれているサポーターの方もいるので、その人たちにJ2の舞台で頑張っている姿を見せたい」と、静かに意気込みを語った。

     鳥養は千葉ユースからトップチームへ昇格することができずにジェフリザーブズに在籍し、トップチームでプレーすることは叶わないまま、11年にJFLのSAGAWA SHIGA FCへ移籍して千葉を離れた。そして、FC琉球を経て14年に当時JFLだった山口に加入すると、1年ずつ昇格を果たして今季、千葉と同じJ2の舞台に辿り着いている。

     千葉にはもうお世話になった選手やスタッフは少なくなったが、「小学校からずっと育ててもらったクラブなのでいろんな思いがある。感謝の気持ちもあるし、そういう気持ちをプレーで表したいと思う」と語る鳥養は、思い切りピッチを駆け回るだろう。

    「僕はどんどんゴール前に絡みたいタイプだし、相手の背後をどんどん狙っていきたい」と語った鳥養が、古巣を大いに苦しめるはずだ。

     

    文:寺田 弘幸(エルゴラッソ山口担当)

    生まれ育った千葉への帰還に静かに闘志を燃やす山口の鳥養祐矢