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新潟の片渕浩一郎新監督が就任会見。「新潟らしいアグレッシブさに原点回帰したい」
新潟は27日、監督交代を発表した。
チームはクラブ創立20周年記念試合でもあった25日のJ1・2nd第13節・鹿島戦に0-2で敗れ、今季2度目の4連敗。降格圏まで勝ち点1差に追い込まれた。これを受け、クラブと吉田達磨氏双方の話し合いの下、交代のはこびとなった。後任監督には、今季から吉田達磨元監督の下でコーチを務めていた片渕浩一郎氏が内部昇格する。
片渕氏は佐賀県出身。東海大学を卒業後、98年から鳥栖(当時・旧JFL。99年からJ2)、02年には新潟(当時J2)でプレーし、その年に引退。03年から05年まで新潟ユース(現・新潟U-18)コーチ、06年から11年は監督を務めた。教え子にはトップ昇格した大野和成、西村竜馬、筑波大を経て今季新潟に加入した早川史哉のほか、酒井高徳(ハンブルガーSV)、川口尚紀(清水)らがいる。
この日の就任会見で、片渕新監督は「達磨さん(吉田達磨元監督)からは『応援している』という言葉をいただいた。一番悔しいのは達磨さん。その思いを表現していかないといけない」と話し、「長く築いてきたもの、今年これまで積み上げてきたものをリスペクトしながら、新潟らしいアグレッシブさに原点回帰したい」、「ゴール、シュート、前に進むことを強調していきたい」と力強く語った。
練習後、主将の小林裕紀、副将のレオ・シルバと大野和成には「力を貸してほしい」と話し、これまで以上にコミュニケーションを深めながらチーム再生を図る。
“片渕アルビ”の初戦は、今週末のアウェイ・磐田戦となる。
文・写真:野本桂子(エル・ゴラッソ新潟担当)
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