EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.9.29(Thu)

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  • U-16日本代表、準決勝でイラクに2-4で敗北。アジア制覇ならず

    U-16日本代表、準決勝でイラクに2-4で敗北。アジア制覇ならず

     AFC・U-16選手権の準決勝が29日に行われ、日本はイラクに2-4で敗れ、決勝進出とはならなかった。

     日本は18分に先制され、今大会初失点を喫したものの、29分、42分に山田寛人(C大阪U-18)がゴールを決めて逆転。1点リードで前半を終えた。しかし後半に入ると、67分に同点に追い付かれ、さらに80分はに瀬古歩夢(C大阪U-18)がPKを献上。瀬古はこの日2回目の警告となり、退場処分となってしまう。イラクはこのPKを決めて逆転に成功。試合は、後半ロスタイムにも1点を加点したイラクが日本を4-2で破り、決勝進出を果たした。

     2大会ぶりのU-17W杯出場権を獲得し、アジア制覇を目指していた日本だったが、志半ばでの帰国となってしまった。

  • 日本代表メンバー選出に見るヴァイド・ハリルホジッチの余裕、浅野拓磨がバロメーター

    日本代表メンバー選出に見るヴァイド・ハリルホジッチの余裕、浅野拓磨がバロメーター

     10月に行われるロシア・ワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦、オーストラリア戦に向けて、再び浅野拓磨が日本代表のメンバーに入った。続きは…(提供元:goal.com)

  • 今節、前人未到の600試合に到達する石﨑信弘監督。その驚きの第一声とは?

    今節、前人未到の600試合に到達する石﨑信弘監督。その驚きの第一声とは?

     石﨑信弘監督が今節の水戸戦でJ1・J2リーグ戦通算600試合目の指揮を執る。99年のJ2元年に大分でスタートし、川崎F、清水、東京V、柏、札幌、山形と7クラブを渡り歩いて達成となる記録はもちろん歴代1位。しかもこれはリーグ戦のみの記録で、カップ戦や一昨年のJ1昇格プレーオフ、中国・杭州緑城での記録などは含まれていない。

     その話を本人に向けてみると、こんな第一声が返ってきた。

     「まだそんなもんなの?」

     そしてこう続けた。

     「JFLも記録に入れてくれよ、あのときJ2なかったんだから」

     監督業をスタートしたのは95年、旧JFL・NEC山形。J2が開幕するまでの4シーズンの記録もカウントしてほしいという主張は、2年前に500試合を達成したときと変わっていない。

     こうした話題の際、石﨑監督はこちらのヨイショに安易に乗ってくることはない。「J2なんか、多いときには1年で51試合とかやってたから」、「『600』言うたら、選手でも『600』ぐらい出てるのいるじゃろ? 楢﨑(正剛)なんか全部J1じゃろ? J1だけで600試合言うたらすごいよな」と謙遜ばかり。

     いやいや、監督で600試合も十分にすごいんですが?と伝えると、「選手なんかライバルがいて試合に出る、出ないだから。監督なんか試合に出る、出ないは関係ないもん」。

     これほどの偉業を周囲にそれと感じさせないあたりは、さすが老練な指揮官。過去には「ワシ、試合より練習のほうが好き」とも発言していたが、試合に向かうために積み重ねた練習の日々を思うと、600試合という記録がさらにすごみをもって感じられる。

    文:佐藤円(エル・ゴラッソ山形担当)

  • 『J2クラブライセンス』付与の町田。今季の昇格は叶わないが、“東京五輪イヤー”にJ1で戦うプランを見据える

    『J2クラブライセンス』付与の町田。今季の昇格は叶わないが、“東京五輪イヤー”にJ1で戦うプランを見据える

     28日、Jリーグは17年度のクラブライセンスに関する発表を行い、クラブライセンス交付第一審機関(FIB)による審査の結果、町田には『J2クラブライセンス』が付与された。現在の町田は第33節を終えてJ2リーグ8位と、J1昇格プレーオフ圏内6位の京都とは勝ち点6差。プレーオフ進出を狙える順位につけているものの、この決定により、今季終了時点で成績上の資格となるリーグ6位以内を満たしても、J1昇格プレーオフ出場やJ1自動昇格は叶わないこととなった。

     とはいえ、クラブは将来的なJ1昇格を見据えている。J2ライセンス付与が発表された当日の28日、クラブは公式HPを通じて「『J1クラブライセンス』の取得に向けた設備の拡充に、町田市のご理解・ご協力を仰ぐべく引き続き努力して参ります」とのコメントを残した。現状、クラブ側は東京五輪が開催される20年には懸案のハード面をクリアし、“東京五輪イヤー”をJ1で戦うためのプランニングを見据えているという。

     もちろん、J1基準である1万5,000人収容以上のスタジアムや天然芝のグラウンドを備えたクラブハウスなど、ハード面だけを整えれば良い話ではない。J1クラブに見合った経営規模を構築することもクラブが果たすべき責務だろう。4年ぶりに戻ってきたJ2復帰初年度。シーズン開幕前、クラブの守屋実相談役は、今季の新体制発表会で新キャッチフレーズを発表した際に、「J1昇格を目指す上でのスタートの1年にしようという決意を込めたキャッチフレーズです」と語っていた。

     『+one to the next STANDARD』――。夢のJ1昇格へ、ピッチ内外でトップカテゴリーを見据えたクラブの動向を、町田に関わるすべての人たちが注視している。

     

    文・写真:郡司聡(エルゴラッソ町田担当)

  • 次節、左SB不足の山口。ユーティリティープレーヤー・星雄次の出番到来か!?

    次節、左SB不足の山口。ユーティリティープレーヤー・星雄次の出番到来か!?

     25日に行われたJ2第33節・岐阜戦。3点ビハインドの中で星雄次が反撃の狼煙を上げるゴールを奪った。チームは同点まで持ち込むことはできなかったが、星にとっては6試合ぶりとなる重要な得点。「正直、もっと取れるチャンスがあったので数字的には物足りない」と本人は語るが、チームとともにJ2に初挑戦している星は充実の時間を過ごしている。

     下関市営下関陸上競技場に熊本を迎える第34節では連続得点に期待が懸かるところだが、岐阜戦で香川勇気が負傷交代し、廣木雄磨が警告を受けて熊本戦は出場停止となった。左SBの人材不足に陥り、上野展裕監督は星の起用も考えている。星は山口に加入してからは中盤でアタッカーの役割をメインで担ってきたが、福島でプレーした昨季は左SBを務めてきた。星にとっては慣れ親しんだポジションであり、もともとユーティリティーな能力が持ち味の選手だ。

     「自分はどこでもできると思っているので、どこで出ても自分の役割をまっとうするだけかなと思っている。多少役割が違ってくるので、そこを理解して自分の良さを出していければ」と星は話して熊本戦へ準備を続けている。

    文:寺田弘幸(エル・ゴラッソ山口担当)

  • 千葉、負傷していた元パラグアイ代表MFアランダが練習に合流。「チームに貢献し切れていない歯がゆさを感じている」

    千葉、負傷していた元パラグアイ代表MFアランダが練習に合流。「チームに貢献し切れていない歯がゆさを感じている」

     J1昇格プレーオフ圏内の6位・京都を勝ち点7差で追いかける千葉。その劣勢をはね返すべく、戦線離脱していた元パラグアイ代表MFのアランダが26日のトレーニングからチームに合流を果たした。今季J2リーグ戦19試合に出場している攻守のリンクマンは9月7日に行われた天皇杯2回戦の金沢戦(2○0)で足を打撲。前半途中で負傷交代を余儀なくされ、ピッチから遠ざかっていた。

     アランダの復帰を受けて、長谷部茂利監督代行は今週末の群馬戦で起用するかどうかの明言を避けた。しかし、復帰となればチームにとって好材料。指揮官も「個人の名前を挙げることはあまりないけど、彼は特別にプレーの質が高い。攻守にわたってこれまでもチームに大きく貢献しているので、当然試合に入ったら貢献できると思う」と語り、彼の復帰を待ち望んでいたことを明かした。 

     ただ、本人はその期待に対して思うところがある。「チームに所属している全員が大事だと僕は思っている」と前置きをした上で、「監督がそういう風に捉えてくれているのはうれしいが、自分としては逆に恥ずかしい。これだけ何度もけがをして、チームに貢献し切れていない歯がゆさを感じている」と自身の負傷離脱に責任を感じていた。

     だからこそ、背番号22はピッチで躍動することを誰よりも誓う。「監督の期待に応えていけるようにしたい」とアランダ。自身の欠場した試合は3勝4分7敗とチームの成績に少なからず影響していただけに、終盤戦はフル稼働で貢献する覚悟だ。

     

    文・写真:松尾祐希(エルゴラッソ千葉担当)

     

  • 千葉県出身の群馬・山岸祐也がジェフ千葉撃破に闘志を燃やす

    千葉県出身の群馬・山岸祐也がジェフ千葉撃破に闘志を燃やす

     千葉県出身の山岸祐也が、今節の千葉戦へ向けて静かな闘志を燃やしている。

     山岸は、柏ラッセルから福島・尚志高へ進学。2011年度の高校選手権ではチームを福島県勢初の4強へと導いている。流通経済大を経て、今季、群馬へ加入したルーキーは、13節で先発をつかむと、それ以降21試合連続先発出場を続けている。

     千葉との初対戦を控える山岸は「千葉出身でも、ジェフはあまり意識したことはないです。どちらかというと、レイソルです。小さいころによく試合を観にいっていたので。ジェフは大学時代に練習試合をやらせてもらっていて、同世代の選手もいるので負けたくはない」と話した。

     群馬は昨季、上位陣を次々と倒して存在感をみせたが、今季は中位以上の相手にはあまり勝てていない。山岸は「9月になってからは勝てていないし、上のチームから勝ち点3を取れていないので、負けたくない」とゲームへ向かう。冷静沈着なプレーをみせるクールなトップ下が、千葉撃破の旗手となる。

    文・写真:伊藤寿学(エル・ゴラッソ群馬担当)

  • ついに! 長崎がヴィヴィくんのLINEスタンプを販売開始!

    ついに! 長崎がヴィヴィくんのLINEスタンプを販売開始!

     長崎はクラブマスコット「ヴィヴィくん」をデザインしたLINE クリエイターズスタンプを17年9月30日の15時よりLINE STOREで販売することを発表した。料金は120円(LINE STORE)、50LINEコイン(スタンプショップ)。スタンプの種類は全40種類。

     クラブマスコットであるヴィヴィくんのLINEスタンプについては、以前より要望が高かく、クラブ内でも早い段階から企画され、デザインも完了していたが、諸事情から販売されないままとなっていた。しかし、昨年末から長崎が実施している県内21市町すべてで開催されてきた「タウンミーティング」でも参加者の要望が相次いだことを受けて、今回の発売へとつながった。

    【スタンプ概要】
    スタンプ名:ViVi-kun`s Sticker 1
    パッケージID:489019
    クリエイター名:V-VAREN NAGASAKI
    配信開始日:2016年9月30日15時(予定)
    料金:LINE STORE:120円、スタンプショップ(iOS・Android):50LINEコイン
    販売場所:LINE STORE

     

    文:藤原裕久(エル・ゴラッソ長崎担当)

  • 埼スタでの浦和戦も全然大丈夫!? G大阪のDFオ・ジェソクの独特のポジティブ思考

    埼スタでの浦和戦も全然大丈夫!? G大阪のDFオ・ジェソクの独特のポジティブ思考

     常に前向きに物事をとらえるチームメートのDF丹羽大輝に影響を受けたわけではあるまいが、G大阪のDFオ・ジェソクも独特のポジティブ思考で、埼玉スタジアムで行われる浦和戦に挑む。

     埼玉スタジアムと言えば、相手チームに圧倒的なアウェイ感を与える真っ赤に染まる光景で知られるが、「韓国代表も赤いユニォームじゃないですか。そういう雰囲気の中でやるので僕は全然大丈夫です。僕らを応援してくれる方々に見える」と真っ赤なユニフォームをまとう韓国代表の一員ならではの言葉を口にした。

     もっとも、オ・ジェソクが好きなユニフォームの色は青。「ガンバに来る前も青が好きだった。デビューした水原でも青だったし」とクラブ愛を口にした。

     
    文:下薗 昌記(エル・ゴラッソG大阪担当)

  • 前節・横浜FM戦、まさかの同点弾。そのとき川崎Fの選手たちが取ったさまざまなリアクション

    前節・横浜FM戦、まさかの同点弾。そのとき川崎Fの選手たちが取ったさまざまなリアクション

     前節の横浜FM戦(3◯2)はGK新井章太の負傷に寄って後半ロスタイムが9分とられ、ラスト5分で3点が乱れ飛んだ。2-0から90+6分に1点を返され、90+8分に同点弾を決められた際には選手たちもピッチに倒れ込んだのだが、そこにはさまざまな感情があったそうだ。小林悠は「何をやってるんだ!」と憤慨した一方、「あ、(監督に)怒られるなと思いました」と別方向の焦りが出たのは大島僚太。「まあ、実際に怒られましたけどね」と笑いながらこう続けたが、なんとも彼らしい。そして、この日、出場停止で最上階から観戦していた大久保嘉人は横浜FMの同点弾が入った瞬間、「帰ろうかと思って立ち上がった(笑)」と言う。

     さまざまなリアクションがあったが、あらためてこう見ると勝った“から”良かったと言える試合。「(試合の)終わらせ方に課題がある」という田坂祐介の言葉のように終盤の内容に苦言を呈すメンバーがほとんだ。 ただ、その中で意外と割り切っていたのが大久保。「上から見ていてめちゃくちゃ(スペースが)空いていたから、もっと簡単に行けたんじゃないかな、と思ったね」と攻撃面については意見を述べるも、「でも、勝ったんだから。勝ち点3を取ったんだからそれは良かったよ」と笑顔で言う。エゴイストに思われがちだが、何よりもチームの勝利を求める男らしい言葉だった。

    文:竹中玲央奈(エル・ゴラッソ川崎F担当)

  • 貴重なゴールを決め続ける松本のパウリーニョ。讃岐戦での活躍にも期待

    貴重なゴールを決め続ける松本のパウリーニョ。讃岐戦での活躍にも期待


     前節はリーグ随一の得点力を誇る清水を零封し、大一番をモノにした松本。J1自動昇格圏の2位をキープするために、今節・讃岐戦でも好調を維持するパウリーニョの活躍に注目が集まる。

     中盤でボールを刈る仕事はもちろんだが、今季は積極的に得点を狙う姿勢が目立っているパウリーニョ。今夏に松本へ加入して以降、リーグ戦で3得点を挙げており、そのうち2得点が決勝点(C大阪戦、京都戦)。残り1得点も、苦しい状況を引き分けに持ち込むゴールだった(群馬戦)。

     前節・清水戦も2本のミドルシュートを放ち、相手守備陣に冷や汗をかかせた。自身も「もっと良くしないといけない部分もたくさんありますが、自分のパフォーマンスについては悪くなかったと思います」と試合後に納得の表情を浮かべる。

     今節は岩間雄大が出場停止となるが、「タケ(武井択也)も宮阪(政樹)も、いまはすごく調子が良いので、責任感を持ってプレーすれば結果は付いてくると思います」と健闘を誓った。

    文:多岐太宿(エル・ゴラッソ松本担当)

  • 北九州vs札幌戦で『本山雅志弁当』を販売。「名物を食べてほしい」

    北九州vs札幌戦で『本山雅志弁当』を販売。「名物を食べてほしい」

     10月2日のJ2第34節北九州vs札幌戦で、マッチデースポンサーである橋本食品(株)の販売ブースにおいて『本山雅志弁当』が販売される。50食限定で1,500円(税込)。その最終打ち合わせを兼ねた試食会が29日の練習後に行なわれた。

     その試食会にはメニューを提案した本山だけではなく、なぜか風間宏希も参加して、実際に弁当を食べた上での感想を述べた。「(弁当箱の)サイズ感が良い」、「食べたことがなかったけど、『サバのぬか炊き』は最高」など、本山以上の饒舌っぷりで試食会を堪能。ちなみに風間が「個人的には米粉を使った鳥の唐揚げがオススメ」と評したメニューの内容は以下のとおり。

    『サバのぬか炊き』、『豚の生姜焼き』、『野菜炒め』、『鳥の米粉唐揚げ』、『たまご焼き』、『本山の似顔絵おにぎり』、『フルーツ』。

     唐揚げに米粉の使用をリクエストしてヘルシー感を出し、「鹿島から応援に来てくれる人もいるので、何か北九州の名物を食べてほしいと思って」との理由で『サバのぬか炊き』をチョイスするあたりにも、本山らしい気遣いが表れている。ちなみに、写真1の中央、「もとさん」と書かれている部分に、海苔を使って作られた本山の似顔絵おにぎりが一つ入る。なお、購入者の中から一名に、本山自筆の原案ボード(写真2)に本山のサインを入れてプレゼントされる。中央の似顔絵おにぎりのイラストは風間作で、なぜか原一樹の似顔絵となっている。

     

    文・写真:島田徹(エルゴラッソ北九州担当)

    写真1

    北九州vs札幌戦で『本山雅志弁当』を販売。「名物を食べてほしい」

    写真2

    北九州vs札幌戦で『本山雅志弁当』を販売。「名物を食べてほしい」

  • 川島永嗣と永木亮太、2人の選出理由は?永木は「例えば豪州戦で必要になるかも」

    川島永嗣と永木亮太、2人の選出理由は?永木は「例えば豪州戦で必要になるかも」

     29日、ロシアW杯アジア最終予選のイラク戦(10月6日)と豪州戦(同11日)に臨む日本代表メンバーが発表された。

     負傷していたDF長友佑都とDF槙野智章が復帰したほか、今季からフランスのメスに移籍したGK川島永嗣も復帰。また、中盤では鹿島のMF永木亮太がハリルジャパン初招集された。

     今回のメンバーでトピックとして挙げられる選手は2名。GKの川島と、MFの永木だ。

    まず川島は今夏にフランスのメスに移籍するも、リーグ戦出場には至っていない。現在セカンドチームでの試合にのみ出場する状況だが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が彼に求める役割はむしろピッチ外にあると明言した。

    「エイジ(川島)はグループの中では特別な存在で、発言力もある。チームに良いスピリットをもたらせる。リーダーで経験もあり、厳しい戦いの中では彼のような存在感が必要になってくる。この2試合は、今までよりもメンタルを強調していかないといけない。そのためにエイジを入れた。彼は以前もプレーはしなくても、しっかり選手に話をして全員のモチベーションを上げた。ある選手をメンタルプレーヤーとして使うとは、世界中のチームでもよくあること。もちろんエイジを観光客としてみなしてはいない。すぐに先発は難しいが、特別な役割を与えたい」

     そして、中盤ボランチの位置にはJリーグで好パフォーマンスを披露する永木が初選出となった。J1の各試合には、毎節代表のテクニカルスタッフが派遣され、そこで各選手のプレーがチェックされる。その中でも永木は、プレーアベレージの高い選手という評価を得ていた。

    「だいたい、毎節約50人の選手の調査と分析をしている。永木、齋藤(学)、中村(憲剛)、大島(僚太)、小林(悠)、そして私は中島(翔哉)と井手口(陽介)も好きだ。こういう選手たちを追跡する中で、永木は毎週のレポートで常に良い選手という評価でしたので、今回呼んだ。彼はしっかりボールを奪える選手で、デュエルも怖がらない。代表でどこまで戦えるか。例えばオーストラリア戦で必要になるかもしれない」

     ピッチ内外で既存のメンバーに刺激を与えられるか。彼らの存在が、閉塞感のあるチームに変化を加える。

    文:西川結城(エルゴラッソ日本代表担当)

  • 仙台の2年目FW西村拓真、J1初ゴールを記念してTシャツ発売。「僕のレベルでは厚かましいですが、買ってください」

    仙台の2年目FW西村拓真、J1初ゴールを記念してTシャツ発売。「僕のレベルでは厚かましいですが、買ってください」

     仙台の2年目FW西村拓真のJ1初ゴールを記念し、クラブ公式グッズのTシャツが急きょ発売されることとなった。

     富山第一高卒2年目の西村は、J1・2nd第12節・甲府戦(1△1)でリーグ戦先発。そしてこの試合の37分に、石川直樹のクロスに頭で合わせて、同点ゴールを決めた。

     これは西村自身にとってうれしいJ1初ゴールであり、仙台というクラブにとってはJ1における最年少ゴールを更新したモノでもあった。ゴール後に西村は全身で喜びを表現して独特のフォームでジャンプ。それをまず近くにいた同期の茂木駿佑が祝福した。

     そしてこのゴールを記念し、仙台の公式グッズとして「西村拓真 J1 1stゴールTシャツ」が急きょ製作され、10月2日からクラブ公式グッズ売店“カーサベガルタ”や、同日開催のSOCIO CLUB 感謝の集い会場で販売されることとなった。価格は3240円(税込み)。

     シャツの背面には先述の“ゴール後”の場面や西村の座右の銘がプリントされている(※写真のモデルは右が西村本人、左が茂木)。西村はTシャツ発売によせて「僕のレベルでは厚かましいかもしれませんが、買ってください」と話した。

    文・写真:板垣 晴朗(エル・ゴラッソ仙台担当)

  • ハリル、苦渋の代表選考。「彼らを除いて誰を選べるだろうか」

    ハリル、苦渋の代表選考。「彼らを除いて誰を選べるだろうか」

     29日、ロシアW杯アジア最終予選のイラク戦(10月6日)と豪州戦(同11日)に臨む日本代表メンバーが発表された。

     負傷していたDF長友佑都とDF槙野智章が復帰したほか、今季からフランスのメスに移籍したGK川島永嗣も復帰。また、中盤では鹿島のMF永木亮太がハリルジャパンに初招集された。

     実に約90分間の長時間に及んだ、今回の発表会見。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の言葉からは、代表チームの厳しい現状が伝わってきた。

     今回は試合登録可能な23名を超える26名の選手を選出。そのうち、15名が海外組となっているが、その多くが最近はクラブでの出場機会に恵まれない選手たちとなってしまっている。本田圭佑(ミラン)や香川真司(ドルトムント)、長友佑都(インテル)や長谷部誠(フランクフルト)、岡崎慎司(レスター)といった、これまで絶対的な主力としてプレーしてきた選手に加え、新たに代表を支える存在として期待されている清武弘嗣(セビージャ)や宇佐美貴史(アウクスブルク)、武藤嘉紀(マインツ)も、ベンチを温める日々が続いている。

    「今回のメンバーリストを作るのは簡単ではなかった。多くの海外組が先発で出ていない。普通の基準で言えば、代表には呼べない。ただ、川島、長友、吉田、長谷部、清武、本田、岡崎、宇佐美、武藤と、彼らを除いて誰を選べるだろうか。かなり難しい決断だった」

     わざわざ選手の名前を羅列してまで、自らの苦渋の決断を強調したハリルホジッチ監督。試合感覚の不安、さらには長距離移動からのコンディション不良など、今回も多くの懸念材料を抱えながらの戦いとなる。

     その中で、指揮官は9月のチームマネジメントに自らの不備があったことを認めた。

    「試合まで少ない練習日の中で、前回は例えば試合2日前の火曜日に戦術練習やミーティングを詰め込み過ぎた。ミーティングでは寝ている選手もいた。攻撃も守備も、すべてを伝えることが理想だが、そのためには本当は10日必要。今回は戦術練習をどこまでできるかは分からない」

     とはいえ、前回の9月の2試合からメンバーが大幅には変化していない。不安を抱えながらも、ハリルジャパンはこれまでと同様の主力勢を中心にこの10月を乗り切ろうとしている。

    「これまでの試合の統計はオープンになっている。その上でも、これまでの選手に対してネガティブにはなれない。選手たちを励ましていきたい。これまで長年、日本に貢献してきた選手を外すと、メンタル的にチームは崩壊する。メンタルが大事とはそういうことです」

     すでに最終予選で1敗を喫し、今回の2試合は「メンタル、自信が最大のテーマ」としたハリルホジッチ監督。苦しいチーム状況を払拭するには、信じるメンバーでの勝利しかない。

    文:西川結城(エルゴラッソ日本代表担当)

  • イラク戦、豪州戦に臨む日本代表メンバーが発表。鹿島の永木を招集

    イラク戦、豪州戦に臨む日本代表メンバーが発表。鹿島の永木を招集

     W杯アジア最終予選、6日のイラク戦(ホーム)、11日の豪州戦に臨む日本代表メンバーが発表された。
     負傷していた長友佑都と槙野智章が復帰したほか、今季フランスのメスに移籍した川島永嗣も復帰。また、中盤では鹿島の永木亮太が招集されている。

    Pos. 名前 所属
    GK 川島 永嗣 メス(FRA)
      東口 順昭 G大阪
      西川 周作 浦和
    DF 長友 佑都 インテル(ITA)
      槙野 智章 浦和
      森重 真人 FC東京
      太田 宏介 フィテッセ(NED)
      吉田 麻也 サウザンプトン(ENG)
      丸山 祐市 FC東京
      酒井 宏樹 マルセイユ(FRA)
      酒井 高徳 ハンブルガーSV(GER)
      植田 直通 鹿島
    MF 長谷部 誠 フランクフルト(GER)
      柏木 陽介 浦和
      永木 亮太 鹿島
      香川 真司 ドルトムント(GER)
      清武 弘嗣 セビージャ(ESP)
      山口 蛍 C大阪
      大島 僚太 川崎F
    FW 岡崎 慎司 レスター(ENG)
      本田 圭佑 ミラン(ITA)
      小林 悠 川崎F
      原口 元気 ヘルタ・ベルリン(GER)
      宇佐美 貴史 アウクスブルク(GER)
      武藤 嘉紀 マインツ(GER)
      浅野 拓磨 シュツットガルト(GER)
  • 熊本DF小谷祐喜、高校の後輩・梅鉢貴秀との対戦に「絶対負けられなかった」

    熊本DF小谷祐喜、高校の後輩・梅鉢貴秀との対戦に「絶対負けられなかった」

     前節の山形戦は岡山戦に続いてスコアレスドロー。このゲーム、DF小谷祐喜にとっては大阪・関大一高の1学年後輩である山形のMF梅鉢貴秀との対戦となり、「高校時代にいろいろ言っていた以上、先輩としても負けられなかった」と振り返る。

     梅鉢はアルセウの出場停止を受けて急遽ボランチでの先発起用となったが、「走れるところや、ボールを奪って絡むような良さは出していたと思う」と小谷。「アイツがボールを持っているときに自分が守備に行ったり、同じピッチで相手として戦う違和感はありましたけど、対戦できて良かった」と感慨深げに話した。

    ※ 小谷は今年7月にC大阪から期限付き移籍で熊本に加入

    文:井芹貴志(エル・ゴラッソ熊本担当)