- ・今夜欧州CLベスト16 2ndレグ開催
- ・「1年に1回思い出してほしい」小笠原記者会見
- ・日本代表GK林が女優との交際を報告
-
うっちーが後輩の激励に「1年目から試合に出ないといけない」
右ひざ負傷のため国内でリハビリを行っているシャルケの内田篤人が、来年開催されるU-20W杯出場を目指すU-19日本代表の激励に訪れた。
U-19代表は高校3年生やプロ1、2年目の選手で構成されており、Jリーグで出場機会を得ている選手は多くない。内田はそうした選手たちに対して、「(プロの世界は)4、5年でいなくなってしまう選手も多い。だから、いち早く試合に出てほしい。1年目から試合に出ないといけない」とエールを送った。
内田と同じ清水東高出身の内山篤U-19代表監督も「1年目から試合に出ている人が代表にも入っていく」と、選手たちの奮起に期待している。今シーズン、東京五輪世代でもある彼らは、内田から授かった言葉をそれぞれのクラブで体現できるか。(松尾祐希)
-
「1年に1回思い出してほしい」。復興支援を続ける
鹿島の小笠原が記者会見。12日に仙台戦PHOTO:Shigeru Tanaka
「3月11日」が近付いてきた。東日本大震災から5年が経過しようとしている。12日に仙台との試合を控えることもあり、同じ被災地である茨城のJ1鹿島の小笠原満男が記者会見に臨んだ。
このオフも、自らが主宰する「東北人魂」の活動や、Jリーグのふれあい活動で東北の被災地を訪れた小笠原。5年前の震災が起きた日は、清水とのアウェイゲームに向かうため高速道路を走るチームバスの車内にいた。
「高速道路でバスが止まった。テレビが付いていたので情報源はそれだけだった。いろいろな人に連絡したけれど誰にもつながらなかった」
居ても立ってもいられず数日後被災地へ向かう。目に入ってくる息を呑む光景。避難所に立ち寄るも、なんと声をかけていいのか分からず、逆に「どうしているの?」「サッカー、頑張ってね」と声を掛けられた。力になるつもりがなにもできず、逆に力をもらったことを、「いまでも避難所に行ったことが正解だったのか分からない」と自問し続ける。
あれから5年が経過しようとしている。
「なに不自由なく生活してきた俺と、被災地の人の5年は違う」と前置きしつつ、いまだに仮設住宅で暮らしている人も多いことなどを挙げて「とてもじゃないけど復興したとは言えない」「人間なんだからどうやっても忘れていってしまう。でも、1年に1回思い出してほしい」と訴えていた。(田中 滋)
-
新潟、“4人目のブラジル人”が移籍加入
19歳の大型FWカリウ新潟は8日、クリシューマEC(ブラジル2部)から19歳のFWカリウの移籍加入が内定したことを明かした。カリウは185㎝・77㎏の大型FWで、サイズを生かした前線でのポストプレーが持ち味だという。
現在新潟ではレオ・シルバ、ラファエル・シルバ、コルテースという3人のブラジル人が主力として活躍しており、カリウは4人目のブラジル人選手となる。Jリーグではプロ契約を締結した外国籍選手の登録は1チームにつき原則3名とされているが、その枠を超えて登録できる条件がいくつかある。今回のケースは「プロC契約でかつ、登録年度の2月1日の前日における年齢が20歳未満の選手」という条件に当たる。
-
Jリーグチームの外国籍選手登録数は?
プロ契約を締結した外国籍選手の登録は1チームにつき3名以内と定められているが、下記イ、ロ、ハ又は二に該当する場合は、この3名を超えて登録できるものとされている。ただし、いずれの場合も、外国籍選手の登録人数の総数は5名を超えてはならない。
イ.アマチュア選手
ロ.プロC契約でかつ、当該登録年度の2月1日の前日における年齢が20歳未満の選手
ハ.アジアサッカー連盟(AFC)加盟国の国籍を有する選手(ただし1名のみ)
二.Jリーグが別途定める国の国籍を有する選手
-
「(カイケは)ディフェンスラインの裏を狙える選手」
(横浜FM/下條佳明チーム統括本部長)「(カイケについて)ストライカー。監督が求める、ディフェンスラインの裏を狙える選手で、その動きに期待したい。候補の選手がいる中で絞っていった。契約が残っている選手は期限付き移籍での獲得が常とう手段だが、最終的に完全移籍での獲得になった。(カイケ以外の補強について)より強力なチームを作るために前向きに動くということ。でも、まずは点取り屋のライバルが増えたことで、いまいる選手の競争心が高まることに期待している」
-
横浜FM、ブラジル人ストライカー獲得を発表
8日、横浜FMはFWカイケ(27)がフラメンゴ(ブラジル)から完全移籍で加入内定したことを発表した。横浜FMは開幕から2試合未勝利で、得点は第2節・福岡戦(1△1)で中村俊輔が決めた直接FKのみ。当面の課題である得点力不足解消の切り札として期待される。
1月23日の新体制発表会の席で長谷川亨新社長は「今シーズンのチーム編成はまだ完了していない」と明言。チーム作りを進める一方で、ピッチ外では新たなストライカーの獲得に動いていた。当初は期限付き移籍での獲得を目指していたが、クラブ間の交渉の末に完全移籍での獲得が決まった。
現時点では来日しておらず、12日の第3節・新潟戦の出場は難しいと見られる。(藤井 雅彦)
この度、CR Flamengo(ブラジル)に所属するカイケ選手の完全移籍での加入が内定しましたのでお知らせいたします。なおメディカルチェック後に正式契約となります。https://t.co/5rDqcV4jMq#fmarinos pic.twitter.com/zmrAqh3epJ
— 横浜F・マリノス【公式】 (@prompt_fmarinos) 2016年3月8日 -
【J1開幕2連勝チームの現在地・大宮アルディージャ】
加速度的に進化する守備組織の完成度開幕戦のFC東京戦(1◯0)に続き、内容的には決して満足とは言えないながらも、大宮は何よりも欲しい勝利を手にした。主導権を握る時間の短さには改善の余地も大きいが、2試合を終えて無失点という結果は偶然ではない。耐える時間帯が長くなる中、柏戦では守備面で進歩した部分も見えてきた。
試合序盤から中盤にかけてはサイドに大きく展開して攻撃してきた柏だが、時間経過とともに中央にクサビを入れるパターンも織り交ぜてきた。変化する相手の攻撃に対して、中央を守るダブルボランチとCBの2枚がこれにしっかりと対応。FC東京戦では あまり見られなかった中央でのボールへのアタックを繰り返した。
「相手も中央にクサビを当ててくるというのは分 かっていたし、厳しく行けるというのもあったから、 そう いうふうに見えたんじゃないかと思う」(岩上)
相手の出方も関係してくることとはいえ、中央で奪って前向きのカウンターをしかける形は、チームとしての狙いでもある。渋谷監督は試合後、「FC東京戦ではなかったカウンターがある程度うまくできて、 両サイドハーフを含めて出ていけたところがあった」という手ごたえも口にした。
開幕前には練習試合など実戦での守備機会が少なく、守備組織の完成度を不安視する声もチーム内にはあったが、公式戦を我慢強く戦う中で加速度的に進化を遂げている。全体がより連動して奪いに行く、ボールを奪い切るという課題の解消も、いまなら決して困難ではないはずだ。 (片村 光博)
エル・ゴラッソ本紙よりお買い求めは全国の駅売店、コンビニで(※一部地域では販売しておりません) -
【J1開幕2連勝チームの現在地・鹿島アントラーズ】
監督が求める“戦う姿勢”。その真の意味昨季、シーズン序盤でつまずいたことを教訓に、手堅い戦いで開幕2連勝を飾った。セットプレーで先制したあと無失点で逃げ切る戦いは“これぞ、鹿島” という戦いぶり。だが、逆に言えば小笠原と金崎への依 存度が高い試合だった。
この試合、二人のパフォーマンスは決してよくなかった。金崎は前線でパスを収められず、チェイシングにも迫力を欠いた。トラッキングデータを見るとG大阪戦とほとんど同じ数字だが、プレスバックなどで赤﨑に追い越されることもしばしば。体をガツガツぶつ けてボールを奪いに行った開幕戦とは別人だった。
小笠原も動きは重かった。鎌田が速さで勝負してこなかったためボールを奪う回数は多かったが、終盤、高橋に突破を許したのは小笠原。勢いよく走り込まれると付いていくことができなかった。ボールの収まりどころがなければカイオの速さも生きない。また、運動量を欠けばプレスも機能しない。二人の出来が試合に大きく影響を及ぼした。
だが、石井監督は決して二人を代えようとはしなかった。常々、監督は「最低限、戦う姿勢を見せないといけない」と言う。そして、誰よりもその姿勢を体現するのがこの二人。外せないのも当然だ。古巣の試合観戦に訪れた内田篤人(シャルケ)が指摘した。
「汚いところは全部、満男さん(小笠原)がやっている。そういうところを若手が理解したら鹿島はもっと強くなる」
試合の流れを変えるには、追加点を奪うことが一番だ。だが、点を取るにはまずボールを奪わなければ始まらない。体を張って相手をつぶす。攻撃の芽を摘み取る。その泥臭い裏方仕事こそ、監督が選手に求める“戦う姿勢”。一ベテランに尻拭いを任せているようでは、まだ青臭い集団にすぎない。 (田中 滋)
エル・ゴラッソ本紙よりお買い求めは全国の駅売店、コンビニで(※一部地域では販売しておりません)