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【続報】Jで活躍する“ヒデ2世”こと鳥栖の鎌田、浦和のウイング・関根が選出。「アジアでは空中戦が多かったが、世界との戦いでは地上戦が多くなる」
鳥栖でプレーする鎌田。”中田英寿2世”との声も
PHOTO:Norio Rokukawa
ポルトガル遠征に臨むU-23代表メンバーに、鳥栖の鎌田大地、浦和の関根貴大が選出された。ともに所属クラブで主力としてプレーしており、最終予選でもメンバー入りが期待された選手だ。
鎌田はトップ下でプレーする選手で、「中田英寿2世」との声もある。たぐいまれなパスセンスを生かしてチャンスを演出する選手だ。手倉森監督は、この遠征で[4-2-3-1]の布陣をテストすることも会見で示唆した。また、関根は昨季から浦和で主力の座を勝ち取ったウイングプレーヤー。切れ味鋭いドリブルが持ち味だ。
二人の選出理由について手倉森監督は、「アジアでは空中戦が多かったが、世界との戦いでは地上戦が多くなる」と語り、テクニックに優れる“秘密兵器”の可能性をポルトガルで探ることになる。
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【続報】手倉森ジャパン初選出のDFファン・ウェルメスケルケン・際は「どこでもやれるし、ロングスローもある」
【アカデミー】U15 U18に所属し現在はオランダのFCドルトレヒトでプレーするファンウェルメスケルケン際選手がU-23日本代表メンバーに初選出!頑張れ際!#vfk #U23日本代表 https://t.co/YNP5DIYtI3 pic.twitter.com/zBEBf8d1Tq
— ヴァンフォーレ甲府 (@vfk_official) 2016年3月14日今月下旬にポルトガル遠征を行うU-23代表のメンバーに、現在はオランダリーグ2部のドルトレヒトでプレーするDFファン・ウェルメスケルケン・際が選出された。
ファンは高校卒業まで甲府U-15、U-18でプレーし、高校卒業後にオランダへ渡った選手。手倉森誠監督は「テクニカルスタッフが(ファンについて)調査していて、(1月の)最終予選のエントリーには入れていた。今回、室屋(成)、松原(健)が負傷離脱ということで、あらためて映像を集めてもらい、それを見たときに興味が湧いた」と選出の経緯を語った。
またファンの特徴については「(ポジションは)どこでもできる選手。両SBも、ボランチもこなせる。(オランダでの前節は)左サイドMFをやっていた。ロングスローも持っている。U-23がこれまで武器として持っていなかったものを可能性として見せてほしい」と話している。
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「武器と考えている選手は数多くいる」。手倉森ジャパン、最終予選から選手を1/4入れ替えてポルトガル遠征へ
PHOTO:Norio Rokukawa
日本サッカー協会は、今月末のポルトガル遠征(21日~30日)に参加するU-23日本代表のメンバー22名を発表した。1月に行われたAFC・U-23選手権(リオ五輪アジア最終予選)から7名が外れ(負傷離脱者含む)、6名が新たに名を連ねた。手倉森誠監督は「最終予選で23人のメンバーを選んだが、僕の中には(そのほかにも)武器と考えている選手が数多くいる。競争意識を高めていきたい」と語った。遠征では25日にU-23メキシコ代表、28日にポルトガルの強豪クラブであるスポルティングと対戦する。
■U-23代表 ポルトガル遠征メンバー
GK
22 杉本 大地(徳島)
1 牲川 歩見(鳥栖)
23 中村 航輔(柏)★
DF
6 山中 亮輔(柏)
15 亀川 諒史(福岡)
13 奈良 竜樹(川崎F)
4 岩波 拓也(神戸)
2 ファン ウェルメスケルケン 際(ドルトレヒト)★
5 植田 直通(鹿島)
12 中谷 進之介(柏)★
MF
8 大島 僚太(川崎F)
3 遠藤 航(浦和)
7 原川 力(川崎F)
10 中島 翔哉(FC東京)
14 豊川 雄太(岡山)
18 南野 拓実(ザルツブルク)
17 関根 貴大(浦和)★
19 鎌田 大地(鳥栖)★
20 井手口 陽介(G大阪)
FW
9 久保 裕也(ヤングボーイズ)
11 金森 健志(福岡)★
16 浅野 拓磨(広島)
監督 手倉森 誠
★最終予選では選出外だったメンバー -
【浦和vs福岡 本紙マッチレポート】浦和勝利の要因は、裏への動きと近い距離感
試合は予想どおり、立ち上がりから“攻”の浦和、“守”の福岡という展開になる。浦和は序盤からボールを支配。一方で福岡はコンパクトな[5-4-1]のブロックを作って中央を固めたが、浦和はトレーニングで想定してきたとおりの形の相手に対し、「 (前節の)磐田戦(1●2)に関しては相手のディフェンスラインが高いのに、前線の選手たちがボールを受けに落ちてき過ぎていた傾向があった」(ペトロヴィッチ監督) という反省を受けて、意識してきた前線の裏への動き や選手が近い距離を取って連動するプレーを見せながら主導権を握っていく。
そして18分、前節とは異なり本来のポジションである右CBに入った森脇が左サイドの裏へパスを送ると、宇賀神に代わって左サイドに回った関根がワンタッチでクロスを送り、ニアサイドに走り込んだ興梠がゴール。特に「落ち過ぎるな」と指摘を受けたストライカーがゴール前で仕事をした。一方で福岡は苦しい 展開の中で前半終了間際の44分に亀川のクロスを ウェリントンがヘディングで合わせるが、左ポストに直撃してチャンスを逃した。
後半に入ると早々の51分、相手CKのカウンターから左サイドでボールを受けた梅崎がクロスを送ると、 李が相手を引き付けながらニアに入ったことで空いたスペースに興梠が入り込んで2点目を決める。このゴールは「大きかった」(城後) 。
浦和にとっては「早い時間帯に点を決めてくれたことによってラクになった」(阿部)のは間違いない。「多くの決定機が入らない、逆に相手のワンチャンスが入ってしまう、それがあるのもサッカー」とペトロヴィッチ監督が言ったように結果はもとより、流れをもゴールが決定付けたと言える試合だった。と同時にもっと得点できるチャンスがあった試合でもあった。ただ、それは相手を圧倒した証拠であり、前節の反省を 生かした快勝だった。(浦和担当・菊池正典)
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本日のエルゴラッソ本紙一面