EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.9.8(Thu)

September
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
  • 「勝ち点3を狙う采配をするだけ」。愛媛の木山隆之監督がJ1昇格プレーオフ進出に向けて覚悟を語る

    「勝ち点3を狙う采配をするだけ」。愛媛の木山隆之監督がJ1昇格プレーオフ進出に向けて覚悟を語る

     昨季に続く2年連続のJ1昇格プレーオフ進出を目標に戦う愛媛。先月31日には延期となっていた敵地での熊本戦で5試合ぶりの勝ち点3を得た。しかし、残り12試合でプレーオフ圏の6位・京都との勝ち点差は『12』。依然厳しい状況は変わっていない。

     それでもあきらめない気持ちを隠さない木山隆之監督は「状況を考えたら勝ち点1はもういらない。(結果的に)勝ち点ゼロになったとしても勝ち点3を狙う采配をしていくだけ」とキッパリ。

     今季の愛媛はここまでリーグ戦のちょうど半分となる『15』の引き分けを記録。「当時の状況を考えたら地道に勝ち点を積み上げることも必要だった」ため、時にはしぶとく勝ち点1を手にしてきた。しかし、これからは「11位を10位にするために勝ち点1を積んでいくのではなくて、可能性がある限り(勝ち点3を積み上げて)6位を狙う」と、木山監督はフルスロットルで勝利を目指していくことを誓った。

    文・写真:松本隆志(エルゴラッソ愛媛担当)

  • チームメートや兄弟から刺激を受ける東京VのMF高木大輔。「自分も負けていられないという気持ちが強い」

    チームメートや兄弟から刺激を受ける東京VのMF高木大輔。「自分も負けていられないという気持ちが強い」

      3日に行われた天皇杯2回戦。東京Vは熊本と対戦し先制点を奪われる苦しい展開となったが、前半の内に逆転すると後半にも3得点を奪って5-1と快勝した。

     この試合で最後のゴールを奪ったのは東京VのMF高木大輔だった。ここ数試合は出場時間が短くなっている状況だが、いつだってチームが勝つために何をしなければいけないかを考えているのは、彼のいいところだ。「いまはチームの勝ちが第一。もちろん見ているだけではなく、自分もチャンスをつかんでいきたいけど、いまはみんなで高め合っていくことが大事だと思っている」。

     それでも試合に出られない状況は苦しい日々でもある。しかし、「例えば、健慈くん(北脇)が試合に出て証明してくれたところもあるし、自分の兄でもある俊幸(高木/浦和)もやっぱりなかなか出番がなかった中で、いま代表組がいないときに出場機会を得て結果を残している。やっぱりそれは刺激になるし、(高木)善朗も点を取り始めているので、自分も負けていられないという気持ちが強い」とチームメートや兄弟から刺激を受け、練習の中からアピールを続けている。

     11日のJ2第31節・水戸戦に向けて「少ない時間でも得点を取れるところを証明できるようにしたい」と意気込む高木大。水戸戦での躍動に期待したいところだ。

    文:林 遼平(エル・ゴラッソ東京V担当)

  • 日本の守護神・西川周作が“あのFK”を経て達した境地とは?

    日本の守護神・西川周作が“あのFK”を経て達した境地とは?

     西川周作が悔やんだのは、あのFKだ。1日に行われたロシアW杯最終予選、ホームで迎えた初戦・UAE戦の1失点目。自分から見て右に一瞬動くと、体を精一杯伸ばしたものの逆に飛んだシュートを防ぎ切ることができなかった。

     西川は常に相手より先に動かないことを意識している。それなのに、あのときはなぜ一瞬先に動いてしまったのか。「キッカーが二人いたのもあるし、映像を見ていて変なイメージをつけてしまった」。状況や情報による予測。それもまたGKにとって重要なものではあるが、西川にとっては普段どおりのプレーではなかった。

    「“無”が大事。やっぱり基本が大事」。それをあらためて強く意識して臨んだ続くタイ戦。西川は数少ないピンチで相手との1対1を迎えたが、先に動くことなく我慢し、しっかりと防ぐことに成功した。「第1戦の反省をしっかり第2戦に生かすことができた」

     ピッチの中で初めて迎えたW最終予選。西川は今までにないプレッシャーを感じた。「(試合に)出る、出ないではまったくプレッシャーが違う」。ただ、それは決してイヤなものではなく、「自分が求めていたものだなとあらためて感じた」。最終予選では「一つひとつ、価値あるものを手にしているという感覚だった」。

     そして、「次の(J1・2nd第11節)鳥栖戦に勝つことでさらに一つ良い手ごたえを感じることができると思う」と視線をJリーグへと向ける。「(今季の)リーグ戦もあと7試合。ここからが本当に大事で、勝負強い浦和レッズを今シーズンは見せていきたいと思っている」。代表、最終予選で経験したことをチームでの戦いに生かす。浦和の守護神はその意識で2日後の上位対決、鳥栖戦へと臨む。

    菊地正典(エル・ゴラッソ浦和担当)

  • 196cmのGKシュミット ダニエル、惜しかったヘディングシュート。「高く飛び過ぎてしまいました、僕が」

    196cmのGKシュミット ダニエル、惜しかったヘディングシュート。「高く飛び過ぎてしまいました、僕が」

     Honda FCとの天皇杯2回戦、1点を追う後半アディショナルタイムで得たCKのチャンス。そこで迷いなく相手ゴール前へ駆け上がっていったのはGKのシュミット・ダニエル。196cmの長身を生かして同点弾を狙ったが、うまく頭に合わせたもののミートしきれずに枠の外へ。惜しくも得点には至らなかった。

     「イメージ的にはゴールに叩き込めたと思ったんですが……。真っ直ぐいかずに高く飛び過ぎてしまいました、僕が。感覚として持っていないので、やはり難しかったですね。一生に一度あるかないかのチャンスだったし、チームを助けるという意味でも決めたかったです」

     チームが松本山雅FCになって以降、ゴールを決めたGKは二人いる。いずれも風の力も借りて叩き込んだキックだったが、ヘディングシュートとなれば初の出来事。もちろんGKが攻め上がるという状況にはならないことが一番だが、今後もそのような可能性はなきにしもあらず。次に機会が訪れた際には、ゴールネットを揺らすことを期待したい。

    文:多岐太宿(エルゴラッソ松本担当)

  • 植田直通が鹿島に合流。「もっと五輪のメンバーがA代表に選ばれないといけない」

    植田直通が鹿島に合流。「もっと五輪のメンバーがA代表に選ばれないといけない」

     日本代表に追加招集されていた植田直通が、8日の練習から鹿島の全体練習に合流した。

     「追加なので。最初の段階で入りたかったけど、追加とはいえ代表は代表。トレーニングしかしてないですけど、刺激をもらいました。またここで(鹿島で)良いプレーができればいいと思います」

     試合に出ることはできなかったが、代表の戦いぶりを間近で見た植田。「もっと下の世代が頑張らないといけないし、もっと五輪のメンバーが選ばれないといけない」と停滞感が漂う代表チームに危機感を抱いていた。

     チームメートの昌子源とは入れ替わりになったが、一緒に選出され、ともにピッチに立つことを「それがベスト」と言いながら、それを果たすためには「まだまだ成長しないといけないし、やることはたくさんあると思う」と前を見据える。

     この日の紅白戦では1本目は控え組、2本目は主力組でプレー。まずは鹿島で失ったポジションを奪い返す戦いからスタートする。

    文:田中滋(エルゴラッソ鹿島担当)

  • 群馬の練習場の一つがポケストップになっていることが判明

     群馬が練習場として週1回ペースで利用している敷島公園内群馬県営サッカー・ラグビー場が、人気ゲーム「ポケモンGO」のポケストップになっていることが判明した。

     ポケストップとは、アイテムなどが獲得できる場所。練習見学に来ているサポーターや一般ユーザーらが、スマホを眺めている光景が見られる。レアモンスターも出現するらしい。

     群馬の主力選手の一人は「『ポケモンGO』ですか? 自分はやっていないけど、家族が楽しんでいるみたいです」と話してくれた。

     群馬のホーム・正田スタや、近くの前橋公園は、「ポケモンGO」のユーザーが連日にように押し掛けている。リリース直後ほどのお祭りさわぎではなくなっているが、それでもスマホ片手に散策している姿が目立っている。
    文:伊藤寿学(エルゴラッソ群馬担当)

  • 讃岐・岡村、両ひざ前十字じん帯断裂で手術。北野監督は愛弟子の帰りを待つ

    讃岐・岡村、両ひざ前十字じん帯断裂で手術。北野監督は愛弟子の帰りを待つ

     8日、クラブから岡村和哉が今月3日に両ひざ前十字じん帯断裂にともない手術を行ったことが発表された。

     これによる本人のコメントは発表されていないが、北野誠監督によると、岡村は大学時代に右足ひざの前十字じん帯をすでに断裂しており、「それをかばい続けて逆足もひどくなっていたみたい。疲れてきてパワーも出なくなっていたところで練習中に後ろにガクンと来た」(北野監督)と逆足の前十字じん帯も断裂してしまったようだ。

     岡村は北野監督が熊本で指揮を執っていた時にその才能を評価され、大阪学院大から10年に熊本に入団。その新シーズンを前に北野監督は熊本を去ったが、13年途中に長崎で出場機会を欲していた岡村を、新たに指揮を執っていた讃岐に呼び寄せていた。

     その後も二人は師弟関係を育み、最も“北野サッカーを知る選手”として北野監督は岡村を重用。それだけに今回の岡村の離脱に対して「チームの中心選手だし、いろいろなポジションをこなせる便利な選手なので残念」とやや沈痛な表情。

     それでも28歳という年齢を考えれば十分復帰への道が開かれていると考え、「今後の彼のためにも両足(の手術)をしておいたほうが良い」と親心から助言し、今回の両足同時出術に踏み切った。

    もちろん長期離脱は余儀なくされるが、指揮官は「来季4月くらいにゲームに絡んでくれればうれしい」と信頼する愛弟子の帰りをいまから楽しみに待っている。

    文:松本隆志(エルゴラッソ讃岐担当)