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U-23日本代表選出の野津田岳人。明日のG大阪戦に向け、「自分のゴールで流れを変える」
「MS&ADカップ2016 ~九州 熊本震災復興チャリティーマッチ がんばるばい熊本~」を戦うU-23日本代表メンバーが、6日に発表され、新潟からはMF野津田岳人が選出された。4月の静岡合宿で約4カ月半ぶりに復帰を果たすと、清水との練習試合ではゴールも決めた。引き続きの選出に「うれしいし、ホッとしている」と笑顔を見せた。
リオ五輪出場を見据え、3月末に広島から新潟へ期限付き移籍。1st第6節・磐田戦(1●2)から途中出場の機会を得て、1st第10節・鹿島戦(1●2)では先発出場。積極的なパスやミドルシュートで攻撃を活性化させた。「今回選ばれたのも、試合に出させてもらえたから。チームに感謝したいし、そういうモノを背負っていきたい」と表情を引き締めると、最終メンバーへの生き残りを懸けて、「死ぬ気でアピール」することを誓った。
合宿入り前日の8日には、1st第11節・G大阪戦が控える。「まずは明日(8日)、死ぬ気で新潟の勝利のためだけに戦う。結果を出して勝利をもたらせれば、(U-23日本)代表にも自信を持って臨めると思う」と意気込む。チームはここ5試合勝利がない。「自分のゴールで流れを変えられれば一番良い。そろそろ結果を出さないと」。リーグ戦では、昨年の10月17日の松本戦(2nd第14節・2◯0)以来、ホームで白星がない新潟。その左足で、ビッグスワンに約7カ月ぶりの歓喜をもたらせるか。
文・写真:野本桂子(新潟担当) -
得点ランクトップタイの名古屋FWシモビッチ、ウェズレイ、ケネディに並べるか!?
名古屋のFWシモビッチが、8日のJ1・1st第11節・神戸戦で5試合連発ゴールを狙う。
開幕・磐田戦(1○0)で決めた来日初ゴールを皮切りに、ここまでのリーグ戦9試合で7得点を量産しているシモビッチ。クラブから20得点を期待されているスウェーデン人ストライカーは、それをしのぐペースで得点を重ねている。前節・横浜FM戦(3〇1)では4試合連続ゴールとなる得点を奪い、得点ランキングの首位タイに浮上した。
横浜FM戦では戦前に発熱していたことから前半のみで退いたが、6、7日の練習には参加しており体調も回復。「フィットしているよ」と問題のないことを明かし、神戸戦の先発出場に向けてコンディションを整えている。
5試合連続ゴールとなれば、ウェズレイ、ケネディ、玉田圭司、川又堅碁が保持するクラブタイ記録に並ぶ。「それは良いことだね。私としてはできる限りのやるべきことをやりたい」と見据えるスウェーデン人ストライカーは、その名をクラブ史に刻めるか。
文:村本 裕太(名古屋担当) 写真:徳丸 篤史 -
C大阪、愛媛とスコアレスドロー。11戦負けなしの町田が暫定首位に!
J2第12節の10試合が行われ、C大阪が愛媛とスコアレスドロー。讃岐に1-0で勝利し、11試合負けなしの町田が暫定首位に立った。
首位の札幌(勝ち点23)は今節・熊本と対戦予定だったが試合は延期されており、勝ち点を『25』に伸ばした町田が暫定首位に浮上した。 -
金沢が11試合目にして、ついに今季初勝利!/J2・山口vs金沢
金沢がアウェイでのJ2第12節・山口戦に臨み、1-0で勝利。待ちに待った今季初勝利を挙げた。
試合は試合終了間際までスコアレスで推移したが、87分に均衡が破れた。
DF阿渡真也が右サイドからスローインを入れると、受けたMF山藤健太が阿渡に戻す。山口の集中力が一瞬切れたところを見逃さず、阿渡は余裕を持って右サイドの敵陣深くからクロスを供給。ファーサイドで待ち構えていたFW金子昌広がヘディングシュートを放つと、これがゴールマウスに吸い込まれた。
金沢はこの金子の今季初ゴールを守り抜き、1-0のまま試合をクローズ。今季リーグ戦11試合目にして待望の初勝利を挙げた。 -
今日のJリーグマッチデーハイライトは21時から!
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8日さいたまダービー。三浦俊也氏来場に、大宮・渋谷監督「良い守備を見せたい」
8日のさいたまダービーを5位で迎える大宮。首位・浦和との上位対決でもあり、全国的にも注目される一戦になるだろう。
そんな試合でスカパー! の解説を務めるのは、昨季まで浦和でプレーした鈴木啓太氏と、かつて大宮で指揮を執り、クラブ初のJ1昇格に導いた三浦俊也氏の二人。三浦氏の在任時、コーチとしてともに戦った経験を持つ大宮・渋谷洋樹監督は、三浦氏への敬意を隠さない。
「三浦さんは、2004年のJ2で、途中からしっかりとフィックスした[4-4-2]のゾーンディフェンスをやって、ストライカーを含めた全員での(ディフェンスにおける)意識合わせ、すり合わせをすごく行っていた方。大宮のゾーンディフェンスを確立した方なので、私も横で見ていてこだわりはあったし、守備に関しては本当に勉強になった」
そんな大宮の基礎を築いた人物の来訪時に、中途半端な守備を見せるわけにはいかない。指揮官は続ける。
「私はいま、攻撃のところを意識させているところがあるが、攻撃をするにも良い守備がないと難しい。アトレチコ・マドリー(スペイン)やレスター(イングランド)を見ても守備がしっかりしている。三浦さんの前で良い守備を見せたいと思う」
J1屈指の攻撃陣を封じ込み、勝利によって大宮が正しい道を歩んでいることを証明したい。
文:片村光博(大宮担当) 写真:六川則夫 -
京都、3連勝目前の悪夢。後半ロスタイムの悲劇/J2・京都vs千葉 試合終了
C大阪、清水を破って勢いに乗っていた京都が今節、ホームで千葉と対戦。1-0でリードしていた後半ロスタイムにCKから同点ゴールを奪われ、3連勝を逃した。
前半は互いに均衡を破れずスコアレスで折り返すと、ハーフタイムを挟んで75分、堀米勇輝とエスクデロ競飛王のコンビでペナルティーエリア内に侵入し、最後は堀米のシュートが千葉DFに当たってコースを変え、ゴールに吸い込まれた。
しかし勝利目前の後半ロスタイム、千葉にCKを与えると、ゴール前まで上がってきたGK佐藤優也が競ったこぼれ球をDF近藤直也にけり込まれ、まさかの失点。試合はその直後に終了し、1-1のドローに終わった。
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松本が高崎のハットトリックなどで東京Vに完勝/J2・東京Vvs松本
松本がアウェイでのJ2第12節・東京V戦に臨み、4-0と快勝した。
立ち上がり早々の8分にMF宮阪政樹が直接FKを決めて、松本が先制に成功すると、28分にはMF工藤浩平が倒されて得たPKをFW高崎寛之が落ち着いて決めて点差を2点に広げる。
そのまま2-0で前半を折り返すと、後半も立ち上がりから試合が動く。51分、工藤のスルーパスを受けた高崎が、試合を決定付ける3点目を奪取。止まらない高崎はさらに、59分にMF田中隼磨の正確なクロスを頭で合わせてハットトリックを達成した。
今季途中から加入した高崎の活躍で松本が3試合ぶりの勝利を果たした。 -
横浜FCのFW津田、古巣・徳島相手に“恩返しゴール”! 「今日は忘れられない試合になった」
横浜FCがJ2第12節・徳島戦に臨み、3-0と快勝した。
横浜FCのFW津田知宏にとっては期限付き移籍期間も含めれば2010年から昨季まで所属していた古巣・徳島との対戦。恩返しゴールが期待していたが、元エースはさすがの決定力を見せた。
34分、左サイドからMF寺田紳一のクロスをFW大久保哲哉が折り返すと、ゴール前でDFに囲まれる難しい体勢ながらも先制点を突き刺す。「ジャンさん(大久保)が競り勝つと分かっていたので、狙っていた。ボールがしっかり見えてたし、GKが出てきたのも見えていた。当てることだけ考えてた」というストライカーらしいゴールだった。
試合はその後大久保、MF野村直輝が追加点を挙げ、横浜FCが3-0で勝利。「自分のサッカー人生においてプラスになったと思う。今日は忘れられない試合になった」と、津田は万感の思いで振り返った。
文・写真:芥川 和久 -
前半は互いに好機少なくスコアレス/J2・京都vs千葉ハーフタイム
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