EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.5.31(Tue)

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  • 「同じプレーイメージを持っている」(清武)。胸躍る香川真司と清武弘嗣の共存も

    「同じプレーイメージを持っている」(清武)。胸躍る香川真司と清武弘嗣の共存も

     日本代表のMF清武弘嗣が、3日に行われるキリンカップ・ブルガリア戦での先発に名乗りを上げた。

     愛知県豊田市内で練習を行っている代表だが、前日に続いて31日も左ひざを痛めているFW本田圭佑がホテルでの調整となった。依然、練習に合流する時期は分からず、ブルガリア戦の欠場も現実味を帯びてきた。

     そこで本田の代わりに出番を得そうな選手が、MF清武弘嗣やFW小林悠といった攻撃陣。特に清武は、先日のメンバー発表会見でもヴァイッド・ハリルホジッチ監督が本田や香川真司と並んで高く評価していた選手だけに、今大会も注目が集まる。

     清武は本田の不在について「圭佑くんがすごく重要な選手なのは間違いない。でもそういう選手がいないからチームが崩れるのではいけない。穴を埋めるのではなく、出た選手が特長を生かしてプレーすれば良い」と語る。不動の存在・本田の欠場は、普段先発の出番が与えられない選手たちにとっては大きなチャンス。代表としてもチームの層を厚くするためにも、貴重な機会と捉えられる。

     そんな中、清武はある選手とのプレーを熱望した。ハリルホジッチ監督も会見で共存について言及した、香川である。

    「基本的に同じプレーイメージを持っているのは、香川真司くん。パスが出るところ、パスを出すところをお互いが分かっている。一緒に出られる機会は貴重。だからこそ、そういう試合で結果を出したい」

     普段ハリルジャパンの基本布陣となっている[4-2-3-1]ではトップ下のポジションは一つのみで、香川と清武は競争関係にある。一方、ブルガリア戦で本田が欠場となれば、右サイドのアタッカーの位置に清武が入る可能性もある。さらには[4-3-3]に布陣を変え、二人がインサイドハーフとしてコンビを組むことも考えられる。

     いずれにしても、共存となれば守備面での不安は出てくる。そこに関しては、清武も強く意識している。

    「守備意識を高めていくことは、ハリル監督(ハリルホジッチ)になってから常に言われている。ゾーンディフェンスは頭を使ってできるけど、1対1の場面、デュエル(球際での争い)は日頃からやっていかないといけない。今日の練習でもそこは言われた。そこができれば、真司くんと一緒に出られる」

     元C大阪のMFコンビが、日本の攻撃をけん引するシーンは出てくるのか。指揮官から信頼を得つつある清武が、ピッチの上で結果を出し、レギュラー争いに名乗りを上げる。

    文:西川結城(日本代表担当) 写真:六川則夫

  • 本田圭佑がキリンカップ初戦、欠場の可能性も。日本の10番・香川真司がチームを牽引する

    本田圭佑がキリンカップ初戦、欠場の可能性も。日本の10番・香川真司がチームを牽引する


     日本代表は31日、愛知県豊田市内でキリンカップに向けた練習を行った。
     前日の練習を左ひざの負傷で休んだFW本田圭佑はこの日もグラウンドに姿を見せず、ホテルでの調整となった。6月3日のブルガリア戦の出場も微妙で、本田以外の24名が汗を流した。
     本田が不在となれば、この男に期待が懸かる。もう一人の日本の看板選手・香川真司である。
    「圭佑くんがいないのはチームとしても痛い。ただ違う選手にとってはチャンス。これからW杯予選の長い戦いの中で、けが人は必ず出てくる。選手が入れ替わった中でも、代表は勝っていかないといけない。ブルガリア戦はそれが試される試合になるかもしれない」
     香川にとって、ブルガリア戦が行われる豊田スタジアムは代表デビュー(08年5月24日・コートジボワール戦)を飾った場所。当時のコートジボワールの指揮官はヴァイッド・ハリルホジッチ監督という巡り合わせもある。「あまり覚えていないですね。雨が降っていたというぐらいで。でも思い出の場所。今回もここでしっかり試合に勝てるように、最大限の準備をしたい」と意欲を示した。
     先日のメンバー発表会見で、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は香川と清武弘嗣のライバル関係に言及。「二人には競ってもらいたい。さらには共存も考えられる」と、ともに大きな期待が寄せられている。
     香川もかつてC大阪でプレーした後輩との関係について、こう語る。
    「キヨ(清武)とは競争になる。監督も両方を試して、どっちが良いかを見ている。キヨも調子が良いので、お互いに刺激しあっていきたい。もちろんトップ下の位置は一つしかないので、競争に勝ちたい」
     さらに共存については、こんな考えを示した。
    「そういうバリエーションもチームにはあると思う。どんな状況でできるか。もちろんお互いの良さを出したい。キヨは味方を生かすアシスト能力が高いし、キープ力もある。それはチームの武器にもなる。
     本田不在が濃厚となったブルガリア戦。清武との共存の可能性もある中、香川は最後にもう一度チームが求めるべき姿勢を強調した。
    「代表も選手層を厚くして、誰が出ても常に高いレベルのプレーをしたい」
     この日、キリンカップでの背番号が発表された。日本の10番は、今回も香川。8年前に代表のジャージを初めて着た豊田の地で、いまは堂々とエースナンバーを背負う男が必勝を誓った。

    文:西川 結城(日本代表担当)  写真:六川 則夫
  • 代表合宿中の遠藤航もビックリ。「ブラジルと戦うんですか? いま知りました」

    代表合宿中の遠藤航もビックリ。「ブラジルと戦うんですか? いま知りました」

     手倉森誠監督率いるU-23日本代表が、五輪開幕直前の7月30日にビッグマッチを戦うことになった。相手は五輪の開催国、ブラジル。ともに本番前最後の調整試合となるが、日本にとっては敵地での試合とあって、プレッシャーも掛かる本番さながらの戦いになることは必至だ。

     この日、愛知県豊田市内で行われている日本代表合宿の練習後に、1月のアジア最終予選でU-23日本代表の主将を務めたMF遠藤航(浦和)が取材に応じた。
     「ブラジルと戦うんですか? いま知りました」と情報が耳に入っていなかったようだが、すぐに強国相手のイメージを膨らませていった。
     「良い相手だと思う。大会直前だけど、強いチームと戦ったほうがいい。ブラジルも自国開催で負けられないから、本気で来ると思う。自分たちも良い試合をして、五輪本大会に臨みたい」

     大会前の調整試合は、あえて強敵と戦う場合と、逆に格下と見られる相手と戦い自信を持って本番を迎えようとする場合とに分かれる。遠藤は今回の日本のように前者を良しとしたが、日本サッカー協会の霜田正浩ナショナルチームダイレクターも今回のマッチメイクに関してこう語る。

     「お互い予選リーグを勝ち上がれば、準々決勝で当たる可能性がある。弱い相手と戦うという選択をする監督もいるが、大会直前に良い緊張感を持って戦える相手。ブラジルは今大会のホスト国で、彼らは14年のブラジルW杯で負けたので今回の五輪に懸けている。そういう相手に何ができるかを見たい」

     ブラジルの本気度は、FWネイマールがコパ・アメリカを戦うA代表ではなく五輪代表にオーバーエイジ枠で招集されたことからもうかがえる。ネイマールとマッチアップする場面も出てくる遠藤は、「対戦は楽しみ。独特なボールの持ち方とか、彼に関するいろいろな情報は入ってくると思うので、対応の仕方はイメージできる」と語り、この対戦で大きな手ごたえを得て本大会に臨む覚悟を示した。

     

    文・西川結城(日本代表担当)  写真:六川則夫

  • キリンカップに臨む日本代表の背番号が決定! 初招集の小林祐希は『24』、大島僚太は『25』

    キリンカップに臨む日本代表の背番号が決定! 初招集の小林祐希は『24』、大島僚太は『25』

    キリンカップ2016に臨む日本代表の背番号が発表された。初招集となった磐田のMF小林祐希は『24』、川崎FのMF大島僚太は『25』に決定した。


    GK 1 川島永嗣(ダンディーU)
      23 東口 順昭(G大阪)
      12 西川 周作(浦和)
    DF 5 長友 佑都(インテル)
      20 槙野 智章(浦和)
      6 森重 真人(FC東京)
      22 吉田 麻也(サウザンプトン)
      16 丸山 祐市(FC東京)
      19 酒井 宏樹(ハノーファー)
      21 酒井 高徳(ハンブルガーSV)
      2 昌子 源(鹿島)
    MF 17 長谷部 誠(フランクフルト)
      7 柏木 陽介(浦和)
      10 香川 真司(ドルトムント)
      13 清武 弘嗣(ハノーファー)
      24 小林 祐希(磐田)
      25 大島 僚太(川崎F)
      3 遠藤 航(浦和)
    FW 9 岡崎 慎司(レスター)
      4 本田 圭佑(ミラン)
      14 小林 悠(川崎F)
      15 金崎 夢生(鹿島)
      8 原口 元気(ヘルタ・ベルリン)
      11 宇佐美 貴史(G大阪)
      18 浅野 拓磨(広島)


    写真:六川 則夫



  • 前回は日本が優勝のU-17女子W杯、組み合わせが発表

     国際サッカー連盟(FIFA)は日本時間の31日、ヨルダンのアンマンにおいて「FIFA U-17女子W杯 ヨルダン2016」の組み合わせ抽選会を開催した。

     この抽選の結果、前回優勝の日本はグループDに入り、米国、パラグアイ、ガーナと同組となった。10月1日にガーナ、4日にパラグアイ、8日に米国と対戦する。

     U-17日本女子代表の楠瀬直木監督は「ガーナ、パラグアイ、米国という強豪国と同じ組になった。各国ともに厳しい予選を戦い抜いてきているので、簡単に勝つことはできないと思っている。大会まで3カ月しかないが、良い緊張感を持って大会に臨めるよう、準備を進めていく」とコメントした。

     

    ■U-17女子W杯 ヨルダン2016組み合わせ

     

    グループA           ヨルダン、スペイン、メキシコ、ニュージーランド

    グループB           ベネズエラ、ドイツ、カメルーン、カナダ

    グループC           ナイジェリア、ブラジル、イングランド、北朝鮮

    グループD           米国、パラグアイ、ガーナ、日本

  • 山梨県に二つ目のJクラブ誕生!? 甲府の佐久間監督「競争原理が働くでしょうね」

    山梨県に二つ目のJクラブ誕生!? 甲府の佐久間監督「競争原理が働くでしょうね」


     甲府が鹿島に0-4で大敗した29日の夜、驚きのニュースが飛び込んできた。それは、山梨県で“U(ユー)スポ”として誰もが知っている、「Uスポーツクラブ」(塚田雄二代表理事)が新たにJリーグ参入を目指すというニュース。テクニカルアドバイザーに元日本代表で現在解説者を務める永島昭浩氏が就任(任期は17年1月1日まで)し、県リーグ2部のトップチームを中心に指導していくことも決定。2025年までにJ3参入を目指すという。

     翌日30日の地元紙(山梨日日新聞)の地域面にも記事が掲載されており、29日にサポーター会員や所属選手ら約200人が参加してキックオフパーティーを開催。そこで、かつて甲府やC大阪で監督を務め、現在は山梨学院大で指揮を執る塚田代表理事からビジョンが発表された。

     もともとジュニア年代、中学生年代の育成に定評のあるクラブだったが、J参入を目指すというのは全県をホームタウンとするヴァンフォーレ甲府にとっても驚きのニュース。30日の練習で佐久間悟副社長(監督兼任GM)にコメントを求めると、「資本主義社会で志を持ってやろうとする方がいて、それを支持をする人がいる。そのことに対してコメントするのは難しいが、競争原理が働くでしょうね」と、言葉を慎重に選びながら話してくれた。

     1枚のピザを二人で食べることになるのか、ピザが2枚に増える相互作用が働くのか、現時点では誰にも判らない。J1・鹿島とJ2・水戸を擁する茨城県の人口が約290万人なのに対して、山梨県の人口は約83万人。今後の動きに注目したい。

    文・松尾潤(甲府担当) 写真・徳丸篤史
  • 満員の豊田スタジアムで代表戦。キリンカップ準決勝のチケットも完売

    満員の豊田スタジアムで代表戦。キリンカップ準決勝のチケットも完売

     5年ぶりに復活したキリンカップは満員のスタジアムで行われる。

     日本サッカー協会は31日、キリンカップ準決勝(6月3日@豊田スタジアム)のチケットが完売したと発表した。準決勝では日本がブルガリアと、ボスニア・ヘルツェゴビナがデンマークと対戦する。

     7日に市立吹田サッカースタジアムで行われる決勝・3位決定戦のチケットもすでに完売となっており、W杯アジア最終予選前最後となる日本代表の強化試合は2試合とも満員のスタジアムで開催されることになる。
     

    写真:徳丸篤史

  • 長崎、再起の秘密。高木琢也監督が明かすシステム変更の意図

    長崎、再起の秘密。高木琢也監督が明かすシステム変更の意図

     苦戦の続いた長崎だが、J2第13節の山形戦でJ2参入以来一貫して継続していた[3-4-2-1]のシステムから[3-5-2]へと変更。以来、1勝2分、5得点2失点(1試合平均1.67得点0.67失点)と着実に立ち直りを見せている。それまでの11試合8得点18失点(1試合平均 0.73得点1.64失点)。という数字と比べれば大きな改善と言えるだろう。

     この[3-5-2]については、高木監督によると、苦戦の中から苦し紛れに採用したものではなく、今季の戦力や選手の個性を考えた上で、シーズン前から「システムの資料を集めて検討していたもの」だという。「システムチェンジにあたって意識したのは得点、そして役割を分かりやすくした」というとおり、攻撃に関しては前線を2トップにしてボールの出しどころを増やし、守備に特化した1アンカーを配置することで中盤の役割を明確化している。

     本来、この1アンカーは攻守両面で起点となれるだけの、かなり高い能力を持つ選手が務めるのが常だが、長崎では1アンカー2シャドーが個性を組み合わせて、状況にあわせて役割を分担することで対応している。現状では守備が得意な田中裕人と前田悠佑、攻撃が得意な梶川諒太が務めているが、この3人の連係が乱れれば、この役割分担は弱点になりかねないが、いまのところはうまくいっていると言える。特に守備の二段構えとも言える田中裕、前田が縦に並ぶ形は守備を大きく向上させた要因だ。

     今後は決定的なパスが出せる養父雄仁や展開力の高い小野寺達也、ロングフィードに優れた宮本航汰といった選手をどう組み合わせていくかが課題となるだろう。それが新システム[3-5-2]の攻撃力をより高めるカギとなるはずだ。

     

    文・写真:藤原裕久(長崎担当)

  • J初得点を決めた神戸MF小林。「クニさんのマークをブロックしたら…」

     29日のJ1・1st第14節・大宮戦でリーグ戦初得点を決めた神戸の大卒ルーキーMF小林成豪。一夜明けた30日、「CKから得点を取るとは思っていなかった」と話し、0-2から反撃ののろしを挙げた貴重なヘディング弾を振り返った。

     ペナルティーエリアの中で大宮の選手とせめぎ合った小林。「タカさん(吉田孝行コーチ)から、クニさん(北本久仁衛)に付いているマークをブロックしろと言われていた。そのとおりにブロックしていたんですけど、そうしたら、俺のマークがクニさんのほうに行って、自分がフリーになった」と、鮮やかなヘディング弾が生まれた背景を話した。

     さらに、「そっちに集中していたので、キッカーが誰か見ていなかった」と話す小林は、「ヒデさん(田中英雄)だと思っていたら、ナオさん(藤田直之)だった(苦笑)」と、ピンポイントのCKを蹴ったのが藤田だったことをゴール後に知るという愛嬌ものぞかせている。

     清々しさのあふれる背番号15は素直に初ゴールを喜ぶ。ただ、カウンターからチャンスを迎えた場面を振り返ると表情には苦みが走った。「シュートは打てた。確実なほうを選択したつもりだったけど、パスがずれた。それでは意味がないし、悔しいですね」という。多大な収穫と同時に、今後への強い自戒も胸に刻んだ試合だったようだ。

     

    文:小野 慶太(神戸担当)

    J初得点を決めた神戸MF小林。「クニさんのマークをブロックしたら…」

  • 今季名古屋から加入、京都のDF牟田が左股関節唇損傷で手術

     京都は31日、DF牟田雄祐(25)が30日に左股関節唇損傷で手術を行ったと発表した。全治などは発表されていない。牟田は今季名古屋から京都に加入したが、今季ここまでJ2リーグ戦の出場はない。

    今季名古屋から加入、京都のDF牟田が左股関節唇損傷で手術