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レスター、アウェイでマンUとドロー。明日トッテナムが引き分け以下で優勝決定
プレミアリーグで首位に立つレスターは、勝てば優勝という条件で臨んだ第36節・マンチェスターU戦を1-1のドローで終えた。この結果、自力で優勝を決めることはできなかったが、3試合を残す2位・トッテナムとの勝ち点差は『8』に。明日、2位のトッテナムが引き分け以下に終われば優勝が決定。トッテナムが勝利すれば、次節以降に持ち越しとなる
8分に先制点を許したレスターだったが、17分にセットプレーからDFモーガンがヘディングで押し込んで早々に同点に追い付いた。スコアはそこから動かず、1-1のドローに終わった。
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37歳にして練習後のランニングを開始した平川忠亮。その理由は「絞って沖縄に行く」ため!?
平川忠亮が1日、誕生日を迎えた。名門・清水商高(現・清水桜が丘高)から筑波大を経て2002年に浦和に加入して今季で15年目。37歳を迎えた平川は、「年々、若くなっていったらいいのにと思う。歳を取ることはあまりうれしくない」と、誕生日をそれほど歓迎していない様子だった。
今季の出場はACL第2節のアウェイ・浦項戦のみだが、トレーニングでは味方にとっては気の利いた、相手にとってはいやらしい動きを見せながら衰えを感じさせないプレーを続けている。平川は「昔に比べて運動量や質が落ちてくる中で、生き残るためにやるべきことを自分で見付けていかないといけない。相手チームは37歳になったからといって手加減してくれないので、常にどこで相手を越えていくかということを研究、考えていきたい」と、類まれなる戦術理解度を持つ頭脳派らしいコメントを残した。
一方で、最近は練習後にランニングを行っていることについて問われると、「夏に向けて絞って、沖縄にでも行きたいですね」と言ってみたり、37歳の目標を聞かれれば「体脂肪をもうちょっと落としたい」と言ってみたり、真面目なだけではなく、お茶目な一面も覗かせた37歳の誕生日だった。
文・写真:菊地正典 -
自動昇格圏の2位に浮上した札幌、ホーム4連勝で「良いムード」
前節、1点を守り切って徳島に勝利し、自動昇格圏内の2位浮上を果たした札幌。四方田監督は、次節・敵地での金沢戦を2日後に控えた1日、その意気込みを明かした。
「相手の金沢は開幕から未勝利で最下位だが、負けている試合は前節を除いてどれも1点差だし、ほとんどの試合で得点を取っている。力のあるチーム」と警戒を強め、一つ歯車が噛み合えば、まったく違う成績になっている可能性もある」とも続けた。
前節から中3日という日程もあってこの日はコンディション面を考慮し軽めのメニューとなったが、「(チームは)明るくて良いムード」とホーム4連勝で作った勢いを敵地にも持ち込む構えだ。
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試合に飢える男・田中輝希。長崎の新たな軸になれるか!?
開幕戦以来、8試合勝利から遠ざかり苦しい戦いが続く長崎だが、前節の横浜FC戦(1●3)では、公式戦初となるMF田中輝希、MF木村裕、FW永井龍の組み合わせが躍動。特に故障から復帰した田中輝希攻撃に新風を送り込んでいる。
主力として期待され加入した田中輝だが、これまでは故障に苦しみ、存分にプレーすることができなかった。開幕と同時にコンディションを上げていくスタートダッシュ型であるため、今季のようなスロースタートになったシーズンは初めてだという。本人にとって決して得意とはいえないフィジカルメニュー中心の別メニューを乗り越え、復帰したのは4月初旬。オフには3~4kgオーバーしていた体重もベストに戻し、持ち前の足元のスキルやダイナミックなプレーで存在をアピールしてきた。
今季初の90分出場を果たした横浜FC戦では、「キム(木村裕)とも話をして、自分たちでもシュートを打つことを心掛けた。攻撃の選手はシュートを打つことでノッていける部分もあるし、シャドーの選手がシュートを打てば、トップの選手への警戒も逸らすことができる」と語ったように、積極的にゴールを狙い、豊富なアイデアを生かして攻撃に変化を作り出していった。試合には残念ながら敗れたものの手ごたえも感じたという。
「練習が終わったあとも、みんなと今日の練習はどうだったとか、どんどん話をしたい」
「連戦のほうが良い。早く試合がしたい」
スタートダッシュが遅れたぶん、誰よりも試合に飢えている田中輝。これまで永井への依存が高かった長崎攻撃陣の新しい軸となれるか注目だ。
文・写真:藤原裕久(長崎担当) -
故郷・千葉で再び“ゴラッソ”の予感!? 讃岐FW木島良輔、「自分は点を取りたいだけ」
讃岐のエース・木島良輔にもいよいよ火が灯ってきた。
今季のチーム始動当初からコンディションが整わずに出遅れ、ここまで3試合の途中出場にとどまっているが、その短い時間の中でも輝きを放ち、決定機を創出するのがこの男。しかも、今節(J2第11節・千葉戦)は生まれ故郷・千葉での試合。昨季最終節の敵地での対戦では途中出場で月間ベストゴールにも選出された目の覚めるような“ゴラッソ”を披露した。ファンならずともその再現に期待がかかるが、「そんなに簡単にはいかないよ。向こう(千葉)も連敗をしていて守備ではゼロで締めようと頑張ってくるし、ウチのカウンターも警戒していると思う。それをどう破っていくかが課題」と、当の本人はいたって冷静。チームはここまでJ2リーグ・8位と好位置につけるが、直近3試合は勝ち星がない。「いつもやることは一緒。自分は点を取りたいだけ」と静かに闘志を燃やし、チームを勝利に導くゴールを狙う。
文・写真:松本 隆志(讃岐担当)
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研究熱心な福岡FWウェリントン。連勝へ、あのブラジル人選手から大宮情報を入手!
福岡のFWウェリントンが次節の大宮戦に向けて意外な情報源を明かした。
福岡にとって今季リーグ戦初勝利となったJ1・1st第9節・FC東京戦(1○0)で得意のヘディングから決勝点を挙げたウェリントン。そのウェリントンだが、次節の対戦相手である大宮の情報をある選手から得ていた。その情報源は湘南のFWキリノだ。ウェリントンによれば「湘南のキリノとよく連絡を取り合い、次の対戦相手の情報を教えてもらったりする」と研究熱心なウェリントンはピッチ外でもブラジル人ネットワークを活用している。そんなウェリントンが情報を得て立てた大宮対策は「(大宮にボールを)つながせないということ」。もちろんその内容を詳しくは教えてくれなかったが、福岡は前節から4バックに変更したことで前からのプレスが見られるようになった。湘南時代からアグレッシブなプレスを得意としていたウェリントンもこれを歓迎している。キリノのアドバイスから導き出した大宮対策をウェリントンは実行し、チームを連勝に導けるか注目だ。
文:杉山 文宣(福岡担当) 写真:徳丸 篤史
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ACL得点王がJ3に志願の出場。FC東京のムリキ、来日初ゴール
FC東京のFWムリキが1日、J3第7節・栃木戦で先発出場し、PKによる来日初ゴールを挙げた。試合は1-1の引き分けに終わった。
まさかのJ3出場だった。2日前のJ1・1st第9節・福岡戦は後半途中から出場。中2日での試合となったが、今回は「自分から試合に出たいと直訴してきた」(安間貴義U-23FC東京監督)という。
4月初めにFC東京に加入したムリキだったが、カタールのアル・サッドを退団後は試合から遠ざかっており、さらに足の手術の影響もあってコンディションは万全ではなかった。そのためJ1では時間限定の出場が続いていた。そんな中、「ようやく練習でも負荷をかけられるようになった。先発で行ける自信が出た」(ムリキ)ことで、今回試運転の意味合いでJ3出場となった。
ムリキの代名詞とも言える、スピードに乗ったドリブルからのシュート。その形はこの試合でも随所に見られたが、フルパワーのプレーまではあと少しだという。かつて広州恒大(中国)に所属していた13年には、ACL優勝と大会得点王にも輝いたストライカー。J3の舞台でPKではあったが、いきなりの先発でゴールを挙げるあたりは、さすがのタレント力だ。
「試合は約3ケ月ぶり。最後にカタールで挙げたゴールも覚えていないぐらい(笑)。いま、私たちのトップチームは厳しい状況(公式戦5試合勝利なし)にある。私の一番の目標はトップチームでゴールを決めて、チームに貢献すること。この状況をみんなで乗り越えたい」
本領発揮まで、あと少し。アジアの舞台でJクラブを震撼させたFWが目覚めを迎えるときが、すぐそこまで来ている。
文:西川結城(FC東京担当) 写真:六川則夫
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名古屋のFW松田が全治約6週間の負傷
名古屋は1日、FW松田力(25)が4月30日に豊田市内の病院で検査を受けた結果、右ハムストリングス肉離れで全治約6週間と診断されたと発表した。松田はJ1・1st第9節・浦和戦で負傷。今季ここまでリーグ戦5試合に出場し、1得点を挙げていた。
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5大会ぶりのU-20W杯出場を目指す日本、カタールらと同組に
アジアサッカー連盟は4月30日、AFC・U-19選手権バーレーン2016の組み合せ抽選会を開催した。この大会は来年韓国で開催されるU-20W杯の予選を兼ねており、各グループ上位2チームがノックアウトステージに進出。準決勝に進出した4チームがU-20W杯の出場権を獲得する。開催国の韓国が準決勝に進出した場合は、準々決勝で敗れた4チームによる5位決定戦が行われる。
4大会連続でU-20W杯出場を逃している日本は、1月に行われたリオ五輪アジア最終予選にも出場した選手を多数そろえるカタール、ACLでグループステージ突破を決めたゾブ・アハン(イラン)でプレーする17歳のMFレザ・シェカリなど有望なタレントをそろえるイラン、イエメンと同じグループCに入った。大会は10月13日から30日まで行われる。
U-19日本代表は、J1でも出場機会を得ている柏のDF中山雄太(写真)やG大阪のDF初瀬亮、甲府のFW森晃太らをはじめ、立ち上げ時からの中心メンバーである大分のMF坂井大将やエースとしての活躍が期待される磐田のFW小川航基など、多くのタレントをそろえている。強敵がそろうグループに入ったが、日本の若武者たちは内山篤監督の下、5大会ぶりのU-20W杯出場権を勝ち取ることができるか。グループA:バーレーン、タイ、韓国、サウジアラビア
グループB:北朝鮮、UAE、イラク、ベトナム
グループC:カタール、日本、イエメン、イラン
グループD:ウズベキスタン、中国、豪州、タジキスタン
写真:徳丸篤史 -
ワークショップ『みんなでサッカー新聞を作ろう』開催! @青山(エリアベネッセ青山)
地域の学びの相談窓口としてベネッセが全国各地に開設しているエリアベネッセ。その旗艦店であるエリアベネッセ青山にて、4月30日、ワークショップ『みんなでサッカー新聞をつくろう』を開催しました。
6回目を迎えたこのサッカー新聞制作ワークショップ。今回は小学4年~6年生を対象として、今夏に開催される『EURO2016とその注目選手について』をテーマにした新聞作りに挑戦してもらいました。実制作に入る前には、FC東京の担当記者によるインタビューのコツの伝授、エル・ゴラッソ編集部員によるページ作りの解説、グラフィックデザイナーによるパソコンを使った実演、インタビュー実践なども行われ、サッカー新聞の作り方に触れながら、参加者それぞれが工夫を重ねて自分だけの新聞作りに取り組みました。
参加いただいた方々、ならびにご協力いただきましたエリアベネッセ青山のみなさま、どうもありがとうございました! このワークショップは今後も定期的に開催予定です。興味のある方は一度参加してみてはいかがでしょう?