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死力を尽くした神奈川ダービー。湘南、涙の今季初勝利
苦しんだ湘南がようやく今季初勝利を挙げた。遠藤航(浦和)、永木亮太(鹿島)など、中心選手が抜けた湘南は1st第8節を終えた時点で2分6敗の未勝利。30日に行われた第9節は日産スタジアムに乗り込んで横浜FMと対戦した。
0-0で折り返した後半開始直後の48分、菊池大介のスルーパスに抜け出した高山薫が冷静にゴールを挙げ、湘南が先制。その後は横浜FMに攻め込まれる場面も多かったが、70分に迎えたPKのピンチもGK村山智彦が止めるなど、1点を守り切った。
試合後、死力を尽くした湘南の選手たちはピッチに倒れ込み、元横浜FMの奈良輪雄太は突っ伏して涙を浮かべ勝利の感慨に浸った。苦しんだ末に初勝利にたどり着いた曺貴裁監督は決勝点について「あの二人(菊池と高山)は長く湘南にいる選手だし、今季は苦しんでいた。あの二人が絡んだのは神様がプレゼントをくれたのかな」と、選手たちの労をねぎらった。
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リハビリ中の山口蛍がC大阪の練習場へ。柿谷曜一朗らとボールを蹴る場面も
30日、日本でリハビリ中の山口蛍(ハノーファー)がC大阪の練習場に姿を見せた。山口は午後に行われた控え組中心の大阪学院大との練習試合(1〇0)を柿谷曜一朗とともにベンチで観戦。試合後は、その柿谷や、試合に出場していた扇原貴宏や酒本憲幸と軽くボールを蹴る場面も見られた。
3月29日に行われたロシアW杯アジア2次予選・シリア戦で相手選手と激突し、鼻篩骨骨折および上顎骨骨折の大けがを負った山口。手術後の経過については、「まだ腫れもひかないので、少しずつですけど…」と言葉少なに話しつつも、快方へ向かっている様子は見て取れた。
また、ハノーファーに移籍してからの4カ月について山口は、「いろいろ…相当いろいろあった。それはプラスでもあるし、苦い経験でもあった。でも、すべては行かないと分からなかったことだったので、経験したこと全部が自分にとっては良かった」と話す。
ドイツへ戻る時期については「まだ分からない。いまはリハビリの段階なので、(回復)状況を見ながら」とのことで、チームが2部で戦うことになった来季についても、「ドイツへ戻って(クラブと)話をしてから」だという。まずはしばらく日本で回復に努め、来季へ向けたパワーを蓄える。
文:小田尚史(C大阪担当) 写真:徳丸篤史
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今日のJリーグマッチデーハイライトは21時から!
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リーグ未勝利の湘南。“前に出るため”に先発布陣を4バックに変更/J1・横浜FMvs湘南・フォーメーション
■横浜FM
4-2-3-1
17富樫
11齋藤 10中村 18遠藤
8中町 28喜田
23下平 15新井 22中澤 13小林
21飯倉
■湘南
4-3-3
11藤田
23高山 17端戸
10菊池 15長谷川
16石川
6三竿 4バイア 20坪井 24奈良輪
1村山
リーグ8試合を終えて2分6敗と未勝利の湘南の曺貴裁監督は、今節の横浜FMとの神奈川ダービーに向けて選手の配置や組み合わせを変化させる可能性を示唆していた。これまでは[3-4-2-1]を基本のフォーメーションにしてきたが、後ろを4枚にした[4-3-3]に変更すると見られる。[3-4-2-1]のときには押し込まれて5バック気味になることが多かったため、あらかじめ4バックで構える形に変えるのが一つの狙い。“前に出るため”のフォーメーション変更だ。 -
シティ、D・シルバは2-3週間の離脱 監督は「CL決勝でプレーできる!」
マンチェスター・シティのマヌエル・ペジェグリーニ監督は29日、MFダビド・シルバが復帰まで2、3週間を要し、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグを欠場すると明かした。
D・シルバは26日に行われたレアル・マドリー戦で、前半終盤に負傷してFWケレチ・イヘアナチョと交代していた。ペジェグリーニ監督は試合後、ハムストリングの負傷でセカンドレグ出場が難しいとの見込みを明かしていた。
だが、2、3週間の離脱となり、D・シルバはプレミアリーグのアーセナル戦も欠場する予定となった。ただし、最終節のスウォンジー・シティ戦は間に合う可能性がある。そして何より、シティがCL決勝に進出すれば、5月28日のファイナルに出場できる。続きは…(提供元:goal.com)
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ブラジル、ネイマールに加えて…T・シウバ、Dルイス、マルセロもコパ・アメリカ欠場
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神奈川ダービー、先発戦線異常アリ。ともにテコ入れへ/J1・横浜FMvs湘南
[4.30 J1・1st第9節・横浜FM vs 湘南/プレビュー]
■横浜F・マリノス
ファビオ出場停止。代役はルーキーの新井か
前節は広島に1-2で敗れた。優勝のためには連敗は避けたいところ。中町は「連敗は許されないどころか、ベルマーレ戦では勝ち点3が必要。勝ち点1では足りない」と強い覚悟を口にした。対戦相手はリーグ戦未勝利で最下位に沈んでいるチームだ。この試合では勝ち点3をきっちり獲得し、力の差を示したい。
不安材料があるとすれば、…続きは……
■湘南ベルマーレ
試練は乗り越えるためにある
前節の大宮戦(0●1)に敗れ、リーグ戦は5連敗。連戦前に勝ち星を挙げられなかったことは痛恨だ。ただ、シーズンはここで終わるわけではない。悲観しているヒマはない。
25日に行われた柏とのトレーニングマッチでは、…続きは… -
師に挑む下平レイソル、試金石の一戦/J1・柏vs神戸
[4.30 J1・1st第9節・柏 vs 神戸/プレビュー]
■柏レイソル
敵将の対策を予測し、上回ることができるか
公式戦5連勝。リーグ戦3試合連続完封勝利と最高の状態である柏が、神戸を日立台に迎える。上位進出のためにも必ず勝ちたいこの試合。新人監督が「かなり影響を受けた監督」と名前を挙げる、ネルシーニョ監督に対してどう挑むかが最大の焦点になる。「相手の良さを消すことに関しては長けている監督。自分たちの良さを出しつつ、相手の良さを出させないサッカーには本当に影響を受けた」と下平監督は語るが、この部分はいまのチームにも引き継がれている。
前節の鹿島戦(2◯0)。スピードのあるドリブルが…続きは……
■ヴィッセル神戸
好調の柏を叩いて、順位アップの機運を作る
渡邉が好調だ。「前線の選手で得点していないのは自分だけ」と苦虫をかみつぶしたような表情を見せたのはもはや過去。3月27日のナビスコカップ第2節・鹿島戦(4◯1)で今季初得点すると、続くJ1・1stt第5節の湘南戦(2◯1)で今季リーグ戦初得点。直近の2試合では3ゴールだ。「ペドロ(・ジュニール)はドリブルで(敵DFを)引き付けてくれる」と渡邉が語るように、ペドロからのパスが得点に直結。さらに、「『逆にパスを出してくれよ』とも言われている」と笑顔を見せ、連係に好感触をつかんでいる。
神戸は公式戦7試合負けがない。前線から…続きは…… -
連敗できない鹿島。金崎がチームを牽引する/J1・大宮vs鹿島
[4.30 J1・1st第9節・大宮 vs 鹿島/プレビュー]
■大宮アルディージャ
徐々に“J1仕様”へとシフトしてきている大宮
前節・湘南戦(1○0)の勝利によって6位をキープし、上位戦線に生き残った大宮にとって、常勝・鹿島との一戦は自分たちの現在地を測る戦いでもある。ここまでに喫した2敗はG大阪(J1・1st第3節・1●2)、広島(J1・1st第4節・1●5)という、恒常的に上位に位置する相手に喫したもの。ワンランク上のチームに対抗するだけの力が付いてきているのか、問われることになる。「鹿島は今まで2敗した相手と同じレベルのチームなので、もっと慎重に、勝つために…続きは……
■鹿島アントラーズ
“鬼門・NACK”を突破し、優勝戦線に生き残る
前節、柏に0-2と敗れた鹿島。1stステージ優勝のために、もう負けは許されない。しかし、アウェイの大宮戦は鹿島にとって簡単ではない。昨季は対戦がなかったが、最後に勝利したのは10年シーズン。それ以降は2分2敗と勝ち点3を得られておらず相性は悪い。“昇格組”とは考えず、最大限の警戒心を持って臨むべき対戦相手だ。
そうした相手ということもあってか、…続きは……
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