EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.4.13(Wed)

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  • 町田、FC東京と練習試合。城福監督も唸った、重松健太郎の“恩返し”

    町田、FC東京と練習試合。城福監督も唸った、重松健太郎の“恩返し”

     13日、町田はFC東京小平グランドでトレーニングマッチ(45分×2)を行い、2-0で勝利した。出場は控え組中心だったが、10日のJ2第7節・山形戦(1○0)に先発した主力組も帯同。天然芝のピッチで体を動かし、ボールを蹴る機会を得て、普段は人工芝でトレーニングを行っているチームにとって貴重な機会にもなった。

     開始1分(実測だと12秒)に先制ゴールを挙げたのは、元FC東京の重松健太郎。その後も「(FC東京は)監督もコーチも知っている人が多い。いいプレーをしたいなという気持ちがあった」という言葉どおりの好プレーを見せた。

     FC東京の城福浩監督は、重松がトップに昇格した10年にも監督を務めていた人物。城福監督が「彼らしいシュート」として挙げたのは、29分に遠い距離からバーに当てたドライブシュートだった。

     重松は若くして福岡、甲府、愛媛、栃木とさまざまなクラブを転々としたが、昨季は町田入りすると全試合に出場してJ2昇格に貢献。今季は谷澤達也の加入によって控えに回っているが、2位と好調のチームを支える活躍を見せている。

     「ああいう頑張っている姿を見ると、東京のユニフォームを着続けることの重さを教えてもらえる。そういう意味でもいい刺激だった」(城福監督)。古巣の将がそう唸る、重松健太郎の“恩返し”だった。

     

    文:大島和人 写真:徳丸篤史

  • 「(大久保)嘉人と競争しているわけじゃない」。リーグ戦で先発から外れる佐藤寿人、抱く現在の感情は?

    「(大久保)嘉人と競争しているわけじゃない」。リーグ戦で先発から外れる佐藤寿人、抱く現在の感情は?


     3月12日の明治安田J1・1st第3節・湘南戦に足を痛めて前半でピッチを退いてから、スターティングイレブンに佐藤寿人の名前はなくなった。34歳になった佐藤はいま、広島に来て初めて経験する境遇と向き合っている。

     前節・鹿島戦で69分からピッチに送られ3試合ぶりに出場したが、2点のビハインドを負ったチームを救うことはできなかった。「2点差での途中出場はたぶん広島に来てからはなかった。仙台時代までの遡ることになると思うけど、若い頃とは違って経験を積んできた今だからこそチームを救えるようなモノを出していかないと」と佐藤は話す。ずっとスターティングイレブンに名を連ねてきた佐藤にとって、「確かに途中出場の難しさはある」。ただ、だからゴールが奪えないなどと言うつもりはない。

    「スタートからじゃないと仕事ができませんっていうんだったら、スタートで出続けられるチームに行けばいい。上を目指すチームの一員としてやっているわけで、途中からでも目に見える結果を出していかないと。監督も何かしてくれると期待して送り込んでくれていると思うんで、しっかりと応えていきたい」

     世間は川崎FのFW大久保嘉人とのJ1通算最多得点の争いに注目する。その中でも、「嘉人と競争しているわけじゃない」と言う佐藤は、「もちろんゴールを積み上げていきたいけど、チームが勝ってタイトルを奪いくことが一番大事で、そこに個人の記録は関係ない。5分だろうが90分だろうが、チームが勝つために何ができるか」と続けた。

     スターティングイレブンから名前がなくなっても『チームの勝利のためにゴールを目指す』佐藤の指針は変わらない。

    文:寺田弘幸 写真:六川則夫
  • リオ五輪目指す清水DF三浦弦太、所属チームとの練習試合でアピール。「弦太が一番良かったと思う」(村田)

    リオ五輪目指す清水DF三浦弦太、所属チームとの練習試合でアピール。「弦太が一番良かったと思う」(村田)


     13日、清水はU-23日本代表候補とアイスタで練習試合を行い、1-1で引き分けた。

     11分、FW大前元紀の右CKからニアでDF犬飼智也が頭で合わせ、こぼれたボールをMF村田和哉が押し込んで先制する。清水は今季のリーグ開幕戦からアイスタでゴールを決めていないが、「なかなか得点が生まれていない中で“裏第1号”となった。それを本番で第1号になれるようにしたいと思う」と村田。調子の良さをアピールした。

     30分ごとにメンバーを代えながら戦った清水だったが、「良い入りはできたが、そのあと(相手に)合わせてしまったところがあった」(小林伸二監督)と言うように、先制後からはU-23日本代表候補に押し込まれる展開が続く。

     それでも何とか抑えていた清水だったが、2本目の25分、U-23日本代表候補に一瞬のスキを突かれた。MF鎌田大地(鳥栖)のクイックリスタートからMF野津田岳人(新潟)が抜け出し、GK高木和徹との一対一に。これを冷静に制して同点に追いついた。

     試合は1-1のまま、タイムアップ。

     U-23日本代表候補のメンバーとして先発した清水のDF三浦弦太は、「少しやりづらさはあった」と話していたものの、村田が「(三浦)弦太が一番良かったと思う」と話したように、所属チームを相手にしても落ち着いたプレーを披露した。

     選手全員を試した清水は、讃岐戦でのホーム初勝利に向け良い準備となった。
     
    文・写真:田中芳樹(清水担当)


    (写真キャプション:練習試合とはいえ、局面では激しい競り合いもみられた)
  • 昌子、最終予選に向けて強気なコメント。「強い相手とやって勝ち上がったほうがいい」

    昌子、最終予選に向けて強気なコメント。「強い相手とやって勝ち上がったほうがいい」

     鹿島に所属する日本代表DF昌子源が、12日のW杯アジア最終予選の組み合わせ抽選会を受けて13日の練習後にコメントした。

     昌子自身、これが初めてのW杯最終予選ということもあり、「やったことがない国ばかりなのでなんとも言えない」としながらも、「楽しみなのはやっぱり豪州」と語った。「いつも五分五分の戦いか、負けに等しい戦いというのが多い」というのが豪州戦の印象だという。

     昌子は日本代表が準々決勝で敗退した15年のアジア杯のメンバーでもあるが、その大会で優勝を果たしたのが自国開催の豪州だった。それだけに強く意識する相手であり、「(豪州は)アジアNO.1に近いチームだと思う。そういうチームに負けてはいけない」と語気を強めた。

     また、「W杯に行くためには、力のないチームと試合をしても本戦では勝てないと思う。そういう意味では予選から強い相手とやって勝ち上がったほうが本戦のためにもいい」と、本大会を見据えた強気なコメントも残した。自身初のW杯アジア最終予選へ。昌子の準備は万全のようだ。

    取材:田中滋(鹿島担当) 写真:徳丸篤史

  • 宇佐美、最終予選の相手UAEは「キングダムサッカー」

    宇佐美、最終予選の相手UAEは「キングダムサッカー」

     G大阪に所属する日本代表FW宇佐美貴史が、12日のW杯アジア最終予選の組み合わせ抽選会を受けて13日の練習後にコメントした。

     初戦で対戦するUAEに対して「中東のチームらしからぬ、キングダムサッカーというか、10番が王様でいて、というサッカー」と印象を話した。日本はUAEと2015年1月のアジア杯で対戦し、PK負けを喫しているが、「僕はアジアカップに出ていないのが、僕自身も(今回の最終予選での)リベンジに加わっていきたい」と宇佐美。最終予選は「厳しい戦いになる。そういう厳しい戦いに加わりたいし、加わるだけでなく、そういう戦いでチームの真ん中にいたい」と強い意気込みを示した。

     

    取材:下薗 昌記 写真:徳丸篤史

  • FC東京の豪州代表FWバーンズ、「日本戦は楽しみ。森重はアジアの中でベストなDFの一人」

    FC東京の豪州代表FWバーンズ、「日本戦は楽しみ。森重はアジアの中でベストなDFの一人」

     12日、ロシアW杯アジア最終予選の組み合わせが決定し、日本は豪州、サウジアラビア、UAE、イラク、タイと同じグループBに入った。

     そんな中、FC東京の豪州代表FWネイサン・バーンズが日本との対戦を含めた今予選を展望した。「何より日本と戦うことは楽しみ。森重とは毎日練習で対戦しているから特別なことはない(笑)。彼はアジアの中でベストなDFの一人。ヨーロッパでプレーできる質もある。もちろん日本もアジアの中でベストチームの一つ。最終予選では、これまで以上にさらにハイレベルなプレーを発揮してくると思う」。

     また、日本以外の要注意国として挙げたのがUAE。中でも、あの“アラブのメッシ”を警戒した。「特にUAEの(オマル・)アブドゥラフマンはアジアの中でもトップレベルの選手。中東のアウェイゲームはどれも難しい試合になると思う」。

     2次予選では2ゴールを挙げたバーンズ。現在の豪州代表については「ポゼッションや高さ、フィジカル、スピードと、サッカーに必要な全ての要素で試合を作っていこうとしている」と語る。「FC東京と代表では求められている役割は違う。W杯はエキサイティングな大会。自分も出場したい」と本大会出場に向けて意気込んだ。

    「森重はオーストラリアを恐れているよ(笑)」と最後はジョークを飛ばしたバーンズ。普段は青赤を着て戦うアタッカーも、日本戦では厄介な存在になるかもしれない。

     

    文:西川結城(FC東京担当)写真:徳丸篤史

  • 「豪州に勝つ」。森重真人、ケーヒルへの雪辱を誓う

    「豪州に勝つ」。森重真人、ケーヒルへの雪辱を誓う

     FC東京の日本代表DF森重真人が13日、12日に組み合わせが決定したロシアW杯アジア最終予選に向けた意気込みを語った。

     今回、日本は豪州、サウジアラビア、UAE、イラク、タイと同じグループBに入った。森重が真っ先に挙げた国は、昨年1月のアジア杯準々決勝でPK戦の末に敗れたUAEだった。「前線陣と10番(オマル・アブドゥラフマン)が印象に残っている。前回は悔しい失点の仕方だった。ただ、難しい相手ではあるけど、自分たちがしっかり準備して戦えば勝てる」と、今回は万全の戦いでリベンジを果たす覚悟を示した。

     さらに、グループリーグ最大のライバルとなる豪州については、FC東京のチームメートで豪州代表FWのネイサン・バーンズの存在を挙げ、「ネイサンと戦えることは純粋に楽しみ。FC東京にとっても僕たちがピッチの上で戦えばうれしいことだと思う」と笑顔を見せた。しかし、いざ勝負になると話は別。「予選を通しても、豪州に勝つことがどれだけ大事かは分かっている。(ティム・)ケーヒルのような高いレベルのFWにやられないことが、DFにとっては大事。ゴール前での勝負がそのまま勝敗を分ける」。森重は一昨年11月の親善試合で、ケーヒルにマークを外されて得点を決められた。その悔しさを晴らすためにも、今予選は負けられない。

     「2014年のブラジルW杯を経験したことで、もう一度、あの舞台に行く必要があると感じた。前回はW杯出場が決定した後に、代表に入った。今回は初めて予選から入って、チームの変化を感じながら来ている。自分が中心となって最終予選を戦うつもり。そういう責任や思いが自然と湧いている」。自身初めての最終予選。森重が日本の最終ラインの真ん中に立って、チームを支える。

     

    文:西川結城(FC東京)写真:徳丸篤史

  • 日本代表・CB槙野、最終予選に向けてさらなる成長を誓う。「ポジションを奪い、ピッチに立つ」

    日本代表・CB槙野、最終予選に向けてさらなる成長を誓う。「ポジションを奪い、ピッチに立つ」

     浦和の日本代表DF槙野智章が、12日に決まったロシアW杯アジア最終予選の組み合わせについて語った。豪州、サウジアラビア、UAE、イラク、タイと同じグループになったことについて槙野は、「ここまで来たらどのチームも厳しいし、アウェイの状況も難しい。サウジアラビア、イラク、UAEと中東勢が入っているし、アウェイが非常に難しいんだろうなという印象」と中東勢に警戒心を見せた。

     さらに、「UAEはアギーレのときに(アジア杯で)負けているし、豪州はいつもドラマチックな結果になったり、難しい結果になっている。近年のACLを見ても豪州は良い結果を残しているので、難しい相手になる。ホームでしっかり勝つことと、アウェイでしっかり勝ち点を取ることが大事だと思う」と語り、「最も困難な相手になるのではないか」と言ったハリルホジッチ監督同様、豪州も厳しい相手と捉えている。

     

     そして槙野自身、3月のアジア2次予選2試合に出場できなかったが、「僕自身もポジションを奪うためにも、ピッチに立つためにも負けられない。海外でプレーしている選手も所属クラブでレギュラーを完全につかんでいる選手も多くないし、国内でやっている選手たちがしっかりと成長した姿を見せないといけない」と、JリーグやACLでさらなる成長を遂げ、8試合中3試合に先発出場した2次予選以上に主力として戦うことを目指す。


    取材:菊地正典(浦和担当) 写真:六川則夫
  • 古巣・鳥栖戦に挑む神戸MF藤田、「特別な思いがある」ベアスタへ

     藤田直之が闘気を漂わせた。トレーニングを終え、「特別な思いがある」と話した背番号14は、16日、J1・1st第7節で“昨季までのホーム”鳥栖のベアスタに乗り込む。

     “思い”を抑えてもこぼれだす一戦だ。2010年のプロ入り以来、6年間を鳥栖で過ごした藤田。J2からJ1、そして、J1の上位へ。上昇するチームの一員としてハードな歳月を経て迎えた今季、新たなチャレンジの舞台として神戸の門をくぐった。藤田は鳥栖をこう評する。「一人ひとりが献身的にさぼらずハードワークする。そこを大事にしているクラブ」。そして、「雰囲気がすごく良い。対戦相手には難しい場所」と、かつてのホームスタジアムの特徴を話した。

     現在、ボランチのペアを組む三原雅俊は、ルーテル学院高3年の2006年に鳥栖で特別指定選手としてJリーグデビュー。奇縁が結ぶ相方とは、「ここ数試合、良い関係でできている」(藤田)。相対するは、高橋義希らかつてペアを組んだ選手たち。「プレーの特徴をお互いに把握しているし、やりやすさとやりづらさがある。毎試合そうだが、相手のボランチに負けないこと。そこで勝ったほうが勝利に近づく」。中盤の支配権を譲る気はない。

     2日間の非公開練習と前日調整を経て迎える決戦のとき。「最初から激しくいくが、冷静に。勝つことを目的に良い準備をしたい」。古巣を撃破し、藤田はチームの躍進に全力を傾ける。

     

    文・写真:小野慶太(神戸担当)

     

  • 日本代表・左SB藤春、最終予選のアウェイ戦を警戒。「海外はどこの国にも胃が対応していない」

    日本代表・左SB藤春、最終予選のアウェイ戦を警戒。「海外はどこの国にも胃が対応していない」

    W杯最終予選の組み合わせが昨日行われ、日本はグループBに入り、豪州、サウジアラビア、UAE、イラク、タイと同組となった。これを受けてG大阪のDF藤春廣輝は「どの相手も強い」としつつ、「タイにはACLでも行ったことがあるが、サウジとか中東は経験がない」とアウェイの戦いを警戒。「海外はどこの国にも胃が対応していないので(笑)。難しい」とその理由の一つを冗談交じりに語った。

     スピードを武器とする左SBとして、3月下旬のW杯アジア2次予選のメンバーにも選出された藤春だが、9月から始まる最終予選に向けて「まずはJリーグで結果を出して、そこから選ばれるようにならないといけないし、そこは目指して頑張っていきたい」と気持ちをあらためた。

    取材:下薗昌記(G大阪担当) 写真:徳丸篤史

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