EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.4.1(Fri)

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  • 「本気のスイッチが入った」。眠れる清水のスピードスター村田、指揮官と1時間の話し合い

    「本気のスイッチが入った」。眠れる清水のスピードスター村田、指揮官と1時間の話し合い

     最近の村田和哉を見て、がっかりしたサポーターも多いように思う。村田が登場すれば、相手は徹底して後ろを固め、ボールを持てば2、3人がかりで囲む。しかし、そんなことはお構いなしにサイドで突っ走るのが村田だったはず。それが、今季は見られない。アイスタでため息が響くことも多かった。ついに、前節はベンチ入りしたものの、出番はなかった。

     「今まで“まったり感”のようなものがあった。J2に落ちてしまったし、自分の目指す場所が定まっていなかったと思う」(村田)とメンタル面の揺らぎが、プレーにも現れていたのだ。

     しかし、今週は違う。1年ぶりに、契約をしているメンタルトレーナーの元に出向き、「本気のスイッチが入った」と気持ちを入れ替えた。それは即座に行動に現れた。小林伸二監督に、「自分がどうプレーすれば、スタメンやチャンスが来るのか」と1時間話し合った。ピッチ外の行動を改めると、プレーも変わる。

     「今までは止まった状態でボールをもらって、ドリブルからクロスだった。でも今は、裏に走ってボールを受けて、シュートまで持って行っている。それは全く違う」(小林監督)

     出番はいつものように、短いかしれない。しかし、そこで結果を出せる選手もそうはいない。あの、スーパーマリオでスターを取ったときのような「無敵状態」が、今節こそ見られるに違いない。

     

    文・写真:田中芳樹(清水担当)

  • 千葉戦で2戦連発目指す杉本健勇、川崎F時代の元チームメートを意識

    千葉戦で2戦連発目指す杉本健勇、川崎F時代の元チームメートを意識

     3日に行われるJ2第6節は、千葉との上位対決となるC大阪。昨季とメンバーが大幅に入れ替わった相手だけに、どのような試合になるか、読めない部分もあるが、千葉で警戒すべき選手の一人が船山貴之であることは確か。

     昨季、川崎Fでともにプレーした杉本健勇は、「前を向かせたら裏に抜けてくる。起点を作られることは避けたい。しっかりとプレスをかけることが大事」と話す。

    また、流通経済大学時代、船山の2年後輩にあたる山村和也も、「当時も一緒に試合に出ていたけど、動き出しがうまい。いまも千葉の攻撃の起点になりつつ、点も取っている。マークをぼかさないようにしたい」と船山について語る。

     二人に船山評に共通していたのは、「動き出しのうまさ」。しっかりと彼の動きを捕まえることが、C大阪の勝利には欠かせない。もっとも、前節は杉本も今季初得点を奪っており、今週の練習での表情は明るい。「守備で後ろに引っ張られる時間もあるけど、奪ってから前に出て行くことは意識してやっている」と、2戦連発を目指す。

     

    文:小田尚史(C大阪担当) 写真:徳丸篤史

  • 難病に打ち勝った京都のロビーニョ。今季初先発へ向け、「自分のゴールで勝たせたい」

    難病に打ち勝った京都のロビーニョ。今季初先発へ向け、「自分のゴールで勝たせたい」

     『肺塞栓症、肺高血圧症』の治療で昨季後半戦を棒に振ったダニエル・ロビーニョの完全復活が、いよいよ近づいている。1日の紅白戦では、有田光希に代わり、主力組の2トップの一角としてプレー。2日後に迫るJ2第6節・山形戦は、ロビーニョが今季初めて先発出場を果たす舞台となる可能性が高くなった。

     ロビーニョが最後にゴールを決めた公式戦は、昨年5月のJ2第14節・愛媛戦(2●3)。およそ1年前まで遡る。本人が欲しているのも、ゴールの歓喜を久しぶりに味わうこと。「点を取ることが自分の仕事。もちろん、狙っている。病気のブランクを取り戻すためにも、自分のゴールでなんとかチームを勝たせたい」と力を込める。

     気になる病気の状態は、「薬は飲み続けているけど、自分としては完治したと思っている」とのこと。続けて、「今後は病気を理由にすることはない」ときっぱり口にし、全開モードのプレーを披露することを誓っている。

     

    文・写真:川瀬太補(京都担当)

  • “木島弟”から“木島徹也”へ

    “木島弟”から“木島徹也”へ

     昨季は先発出場3試合にとどまり、自らのポテンシャルを発揮し切れずに終わった木島徹也だが、今季は開幕戦から全試合で先発出場。その存在感は試合ごとに大きくなっている。

     昨季は結果を激しく求めるがゆえの焦りから気合いが空回りし、不本意なシーズンを送ったが、今季は開幕前にFW陣に負傷者が相次いだこともありチャンスを得た。焦ることなく自らのプレーに集中することでパフォーマンスは安定。開幕戦からスタメンに定着すると、第4節・群馬戦(2○1)では讃岐移籍後初ゴールが生まれた。

     前節・徳島戦では途中出場でピッチに立った兄・木島良輔と前線で2トップのコンビを組んだ。「目標とする選手」と慕う兄・良輔はJでのキャリア、実績ともに十分。対して木島徹は29歳でJデビューをした遅咲き。ゆえに周囲からは“木島の弟”と表現されることもままあったが、遅ればせながらチームの戦うスタイルにもフィットし、チーム好調の一翼を担っているいまは堂々と独り立ちしたストライカー“木島徹也”と呼ばなくてはならないはずだ。

    文・写真:松本隆志(讃岐担当)

  • ポルトガルで発見あり。「体の当て方がすごく違う」(鳥栖MF鎌田)

    ポルトガルで発見あり。「体の当て方がすごく違う」(鳥栖MF鎌田)

     U-23代表のポルトガル遠征から戻った鎌田が練習に合流している。

     ポルトガル遠征については「(向こうの選手は)足の出方が日本人と違ったし、体の当て方も全身を使う部分などはすごく違うなと思いました。それができないと海外では難しいなと感じました」と振り返った。

     また、違った収穫もあったようだ。今季の鳥栖は昨季までFC東京で監督を務めていたマッシモ・フィッカデンティ氏が指揮を執っていて、鎌田はトップ下を任されている。「代表で翔哉くん(中島翔哉・FC東京)ともいろいろ話したりもしましたけど、(フィッカデンティ監督のサッカーにおけるトップ下は)難しいよっていうことを言われた。トップ下はアシストの一つ前のパスを出すポジションというか、(中央から)移動することもある。FC東京も(攻撃の最後は)SBが上がってきてそこからクロスという感じだった」

     遠征では昨季FC東京に在籍し、マッシモ流を経験している奈良竜樹(現・川崎F)とも話し、発見があった様子だ。ポルトガル遠征で得た収穫の一端を、さっそく週末の柏戦で見せることができるか。

    文・杉山文宣(鳥栖担当)

  • 【続報】岡田武史氏「はっきりモノを言っていく」

     10年W杯で日本代表を率いてから、6年が経過した。これまで日本サッカー協会を外から見てきた岡田武史副会長が思うこと。そして満を持して取り組むべきこととは。

    「ここ約20年で日本サッカーが急成長して、日本サッカー協会という組織も大きくなった。また素晴らしい育成・指導者システムを作り上げることもできた。ただ、ここのところはそれを作り上げた人たちの心が、どこか薄れてきたという感覚がある。どんなに素晴らしい組織も変化していかないといけない。いまが悪いからではなく、時代の中で少しずつマンネリしてきていることもある。もう一度、作った当初に戻って、やり直していくことも必要。いろいろな案件で自分も顔を出していくことになると思うので、はっきりモノを言っていこうと思います」

     基本的には月に2回の協会業務を行い、それ以外は本業のFC今治のオーナー業に注力する。「今日もそれを確認したら、いきなり『何日と何日、空いていますか?』と聞かれて(笑)。話が違うだろという感じです」と笑って話すが、それだけ日本サッカー協会も緻密で豪胆さも併せ持つ岡田副会長の力を信じている証拠でもある。

    「正直言うと、去年までの今治での仕事だったら引き受けていなかった。反省点として、去年までは何でも自分でやろうとした。ただクラブには優秀な人間がたくさんいた。彼らに危機感を持たせるためにどうすれば良いかと考えたら、仕事をどんどん任せることだと分かった。そうすることで自分にも時間ができたので、協会の仕事も受けることにしました」

     あくまで、生活や仕事のスタンスは今治ありき。しかし、外部からの視点を持つ人間が、副会長という要職に就くことの価値――。岡田副会長が日本サッカー協会、そして日本サッカー界の変化にどんな影響を与えていくのかに、注目が集まる。

    文・西川結城

  • 【続報】岡田武史氏「アジアのサッカー界はまだまだ日本サッカーをリスペクトしている」

     過去に日本代表監督として、2度のW杯(98年大会、10年大会)を経験した岡田武史副会長。会見では、現在の代表についても話が及んだ。

     「先日のシリア戦を観ていて、新しい会長(田嶋幸三会長)や技術委員長(西野朗技術委員長)に代わると、代表がこんなに良い試合をするんだなと思った。『さすがですね』と西野さんに言ったら、『バカヤロー!(笑)』と言われましたが(西野氏と岡田氏は早稲田大の先輩後輩)。確かに日本代表は以前ほどの加速度はないかもしれませんが、着実に進歩を遂げていると思う。だからこそ、再びスピードを上げるためにもここで日本サッカー界に新たなイノベーションが必要。その上で自分に何がお手伝いができるのといえば、(協会とスタンスなどを再考する)理念的なところになるのかなと思います」

     また、12年から2シーズンに渡って、中国スーパーリーグの杭州緑城を率いた経験も持つ。アジアから見た日本という視点についても話した。

     「アジアのサッカー界はまだまだ日本サッカーをリスペクトしている。何より、彼らは日本の優秀な指導者を欲している。日本は指導力に大きなアドバンテージがある。もちろんそこに満足することなく、新たなバージョンアップも図っていかないといけない。日本サッカー全体がためらうことなく外に出て行くことが大事になってくる」

    文・西川 結城

  • 【続報】岡田武史氏「いろんなモノを巻き込んでフットボールは成り立つ」

    【続報】岡田武史氏「いろんなモノを巻き込んでフットボールは成り立つ」

     岡田武史副会長は現在、内閣府・地方創生担当大臣の石破茂氏から『地域しごと創生会議』の構成委員に任命されている。FC今治での取り組みが評価されての大役だが、岡田副会長らしいジョークを交えながら、今の自分が日本サッカーにもたらすことができる役割の一端を明かした。

     「人口約16万5千人の今治に、将来1万5千人規模のスタジアムを作ってお客さんで埋めるためにはどうすればいいのかとか、そんなことを常に考えながら仕事をしている。サッカー界だけでなく日本のスポーツ界は、各競技協会があってそこが選手たちにスポーツをやらせるという雰囲気をすごく感じる。自分が日本代表監督をやっている時は、お客さんに心からありがとうなんて思っていなかった(笑)。でも今治に2000人のお客さんが集まってくれた時に、心から感謝、感激をした。サッカーをただすることだけではなくて、いろんなモノを巻き込んでフットボールは成り立つ。それを情けないことに59歳で気づいた(笑)。遅かったかもしれないけど、今の自分の立場をうまく日本サッカー協会の副会長という仕事につながるように、利用しようかなと思いました」

     殊勝なコメントの中にも、物事の本質や核心を突く言葉たちが並ぶ。そこに気づいている人間が要職に就くことに、何より大きな期待を感じられる。

    文/写真・西川 結城

  • 新たな改革者 元日本代表監督『岡田武史』氏が、日本サッカー協会に加わる!!

    新たな改革者 元日本代表監督『岡田武史』氏が、日本サッカー協会に加わる!!

     1日、日本サッカー協会副会長に就任した岡田武史FC今治オーナーが、東京都内で会見を行った。

     田嶋幸三新会長から直々に就任のオファーを受けた岡田副会長。「初めは断ろうかと思いました。一番心配したのが、今治を捨てていくように思われることだった。ただ今治の人たちも『がんばれ』と言ってくれたので、最終的に引き受けることになりました」と、今回の就任の経緯を語った。

     普段は今治でのオーナー業を務めつつ、都内のJFAハウスで月に2回開かれる常務理事会と理事会に参加することになる。「まだ今日いろいろなことを伝えられたので、具体的にどういうことをしていくかはこれからになる。会長の指針に則っていきたい」と田嶋会長への配慮を示しながらも、現在自身が力を注ぐクラブ経営から新たに見えてきた視点を、日本サッカー界全体にも注ぐ覚悟を見せる。

     「FC今治が所属する四国リーグは末端と言ったら変ですが、これまで代表監督などの立場ではできなかった経験や経営の経験など、違った視点を持つようになった。お客さんがどんな要望を持ったり、不満を持っているのか。それを考えることがソリューションにつながる。今は日本サッカー協会があって、選手たちにサッカーをやらせているような感覚。そうではなくて、サッカーに携わる多くの人がいて、サッカー協会がある。そういうことを意見として述べていきたい」

     代表監督という頂点から、そして地域リーグという下層からも日本サッカー界を見つめてきた岡田副会長。新たな改革者が、日本サッカー協会に加わる。

    文/写真・西川 結城

  • Fリーグ COOに小倉純二氏の就任を発表

     4月1日、Fリーグは前COOの松崎康弘氏の任期満了に伴い、一般財団法人日本フットサル連盟は理事会を開催し、公益財団法人日本サッカー協会 最高顧問、一般財団法人日本フットサル連盟 会長である小倉 純二氏がFリーグCOOに選任され、就任したことを発表した。

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