-
ザ・ストライカー。U-19代表候補・甲府FW森晃太のモヤモヤという渇望
名古屋U-18から加入1年目のFW森晃太は、ここまでリーグ戦で2試合、カップ戦で1試合、途中出場のチャンスをつかんできた。そして、ナビスコカップ第3節の磐田戦は初先発を果たしたが、相手がロングボールを入れてきたときのシャドーとしての守備の約束事を疎かにして、開始14秒の失点の一因となってしまった。
「モヤモヤしてるんです」と言うので、佐久間悟監督から厳しく指摘されて少し落ち込んでいるかと思いきや、「シーズンが始まって時間が経つのにゴールを決めていないから気持ちが落ち着かないんです」と、ザ・ストライカーのマイウエイなコメント。「(名古屋)U-18のころは味方のゴールをお膳立てするくらいの余裕があったけど、いまはミニゲームでも自分でゴールを決めたい」と餓えまくっている。
湘南戦の翌日からはU-19代表候補キャンプに合流するが、同年代のライバルと渡り合うためにもゴールという結果が欲しい。2020年東京五輪のエース候補は心の餓えを湘南戦で癒すことができるか。
文:松尾潤(甲府担当)
-
新潟、3年ぶりに磐田と対峙。交錯するさまざまな縁
J1第6節で、新潟は3年ぶりにJ1磐田を迎え撃つ。
磐田には、12年から新潟でプレーし、14年から2シーズン主将を務めたDF大井健太郎と、14年途中から1年半プレーしたMF山本康裕がいる。ともに主力として活躍し、新潟サポーターからの人気も高い選手だった。「健太郎さんと対戦できるのが楽しみ。康裕もいるし、バチバチやり合いたい」と語ったDF大野和成をはじめ、対戦を心待ちにする選手も多い。
彼らが若手に与えた影響も少なくない。「健太郎さんには、DFが嫌がる体の当て方や動き出しだったり、プレー以外でも、アップのとき先頭に立つことの大切さも教わった。康裕くんには、アスリートの食生活を学んだ」と話すのはFW平松宗。昨季、伸び悩んだ時期に「お前らしく、思い切っていけ。あとは後ろが守るから」と大井に後押しされ、飛躍のきっかけをつかんだというMF加藤大は「いつもアドバイスをもらっていたし、成長したところを見せたい」とほほ笑む。
また今季から主将を務めるMF小林裕紀は、磐田から新潟に移籍後、初の古巣対戦となる。「いまがあるのもジュビロに声をかけてもらったおかげ」と感謝しつつ、「相手がどのクラブでも負けたくない」と臨む。
親しき仲も、ピッチに立てば、勝負を懸けて戦うのみ。新潟は磐田を倒して今季リーグ戦初連勝を手にし、ここから勢いにのりたい。
文・写真:野本桂子(新潟担当)
(写真キャプション)今季から主将を務める小林にとっては初の古巣戦 -
金沢のFWアン・ビョンジュンが負傷離脱
金沢は9日、FWアン・ビョンジュン(25)が左足関節ねん挫で全治約6週間と診断されたと発表した。アン・ビョンジュンは7日のトレーニング中に負傷していた。
-
【J2順位表】岡山を下した札幌が3位に浮上。金沢、山形は未勝利が続く
■J2順位表 第7節終了時点
1位 C大阪 19(7)
2位 町田 16(6)
3位 札幌 13(6)
4位 讃岐 13(2)
5位 千葉 13(2)
5位 熊本 13(2)
7位 岡山 12(3)
8位 岐阜 12(-2)
9位 清水 11(2)
10位 山口 11(-1)
11位 横浜FC 10(3)
12位 京都 10(0)
13位 愛媛 10(-1)
14位 松本 9(1)
15位 群馬 7(1)
16位 東京V 7(-1)
17位 長崎 6(-4)
18位 水戸 5(-3)
19位 徳島 4(-5)
20位 北九州 4(-8)
21位 金沢 2(-5)
22位 山形 2(-5)
※()内は得失点差 -
Jデビューから2戦3発の岐阜FW鈴木ブルーノ。ラモスがピッチに放った反逆のストライカー
岐阜のFW鈴木ブルーノが止まらない。第6節・徳島戦でのJ初出場&J初得点に続き、今節・讃岐戦でも2得点。クラブ初の5連勝を目指したチームは後半ロスタイムの失点で惜敗したものの、鈴木自身はJデビューから2試合で3ゴールを決める活躍ぶりだ。
苦労人の“アンサー”だ。2009年に新潟に加入し、町田や新潟シンガポールへの期限付き移籍を経て2度復帰したものの、Jリーグでの出場機会はゼロ。13年、完全移籍でシンガポールリーグに身を移したとき、彼が立てた目標こそ「もう一度Jリーグに戻ってくる」というモノだった。新潟で悔しい時期をともにした先輩・川又堅碁(名古屋)が岡山でブレイクを果たし「堅碁くんの次は俺もブレイクしたる」との思いをさらに強くしたという。
シンガポールリーグで実戦経験を積み、3年目となった昨季には2度のハットトリックを含む公式戦18ゴール。今オフには岐阜での練習参加を見てきたラモス瑠偉監督から「お前は絶対チームを手伝ってくれる」とラブコールを受けた。「ブルーノはボールが収まるし、足が速いし、体力もあって戦える選手」と評価するラモス監督は、「彼はずっと調子が良かったけど『我慢してくれ。あきらめるなよ。チャンスが来たら自分のモノにしろよ』と言ってきた」のだという。
「高卒で入って何も分からなかったアルビのときはヒヨコやったけど、いまならやれる。このチャンスを絶対に逃したくない」
加入当初から3度目のJ復帰に懸ける思いを口にしてきた背番号29。偶然ではない2戦3発も、まだまだ序章に過ぎない。
文・村本裕太(岐阜担当)
-
本日のJリーグマッチデーハイライトは21時から!
-
【J2第7節・清水vsC大阪/試合終了】首位・C大阪が清水に完封勝利。無敗街道を突き進む
互いにJ1クラスの戦力をそろえる清水とC大阪の一戦は、C大阪が後半に2ゴールを奪って2-0で勝利。J2首位の座を堅持した。C大阪は7節を終えて、6勝1分の勝ち点19。無敗を続けている。
-
【J2第7節・清水vsC大阪/途中経過】C大阪・山村がビューティフルゴールで追加点!右アウトサイドで絶妙カーブ
C大阪は1-0で迎えた82分、相手のクロスボールをペナルティーエリア内で拾った山村和也が、右アウトサイドで絶妙なカーブをかけたシュートをゴールに沈めて追加点。2-0にリードを広げた。
-
【J2第2節・清水vsC大阪/途中経過】C大阪先制!沈黙のニューストライカーがついに初ゴール
清水vsC大阪の一戦は、0-0で迎えた69分にリカルド・サントスが左足でミドルシュートをねじ込んでC大阪が先制。リカルド・サントスは、今季加入した3人のブラジル人の中で唯一ゴールがなかったが、ついにJ初得点を記録した。 -
相模原がブラジル人FWシンバを獲得
相模原は9日、PSTC(ブラジル)からブラジル人FWシンバ(29)を完全移籍で獲得したと発表した。背番号は『17』。シンバは「日本に来れて、すごくうれしい。チームを上位へ導き、ベストを尽くして戦いたい」などとコメントした。
もっと見る