EL GOLAZO(エルゴラッソ)FLASH NEWS

2016.4.19(Tue)

April
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
  • 京都、「どうしてもやりたい!」と午後練習を取りやめチーム総出で募金活動

    京都、「どうしてもやりたい!」と午後練習を取りやめチーム総出で募金活動


     19日、京都は午後に予定していた練習を取りやめ、「平成28年熊本地震」の被災地支援を目的とした義援金の募金活動を行った。今回の募金は、17日の明治安田J2第8節・熊本戦が中止となった後に、熊本でプレーした経験を持つ菅沼駿哉(写真)、堀米勇輝が中心となって選手が発案。クラブに「どうしてもやりたい」と掛け合って実現させた。

     募金を行ったのは、京都タワーなど京都市内の3ケ所。選手、石丸清隆監督、チームスタッフに加えて、山中大輔社長らクラブ関係者も参加し、午後5時からおよそ1時間にわたって「熊本のサポートをお願いします!」と支援を呼びかけた。

     発案者の菅沼は、「熊本には感謝の気持ちしかない。その気持ちを自分が返す番だと思い、選手のみんなに協力してもらいました」と熊本への思いを口にし、「一日でも早く復興してもらえるように、継続して支援していければと思う。募金活動だけでなく、被災者を試合に招待したり、スパイクを子供たちに送ったり、いろんな形を考えたい」と今後も被災地支援を続ける意向を明かしている。

     なお、集まった義援金はJリーグをとおして被災者の支援に活用される。京都は、23日に西京極で行われるJ2第9節・徳島戦の会場などでも、引き続き募金活動を行っていく予定だ。

    文・写真:川瀬太補(京都担当)

    京都、「どうしてもやりたい!」と午後練習を取りやめチーム総出で募金活動

  • 熊本、23日のホーム・横浜FC戦は開催中止

    Jリーグは19日、23日開催のJ2第9節・熊本vs横浜FC(13:00キックオフ/うまかな・よかなスタジアム)が、平成28年熊本地震の影響により、試合中止となったと発表した。代替日、ならびに中止試合のチケットの扱いについては、決定次第の発表となる。
  • トレーニングキャンプを行うU-19日本代表候補が発表。川崎Fの三好康児らが選出

    トレーニングキャンプを行うU-19日本代表候補が発表。川崎Fの三好康児らが選出

    日本サッカー協会は19日、25日から27日にかけて静岡県のJ-STEPで行われるU-19日本代表候補トレーニングキャンプに参加するメンバーを発表した。チームは2日間のトレーニングの後、27日に磐田と練習試合を行う予定。

    ■メンバー

    GK
    小島 亨介 (早稲田大)
    廣末 陸 (青森山田高)
    大迫 敬介 (広島Y)
    若原 智哉 (京都U-18)
    DF
    岩田 智輝 (大分)
    初瀬 亮 (G大阪)
    野田 裕喜 (G大阪)
    町田 浩樹 (鹿島)
    藤谷 壮 (神戸)
    大南 拓磨 (磐田)
    舩木 翔 (C大阪U-18)
    森下 怜哉 (C大阪U-18)
    MF
    久保田 和音 (鹿島)
    鈴木 徳真 (筑波大)
    三好 康児 (川崎F)
    市丸 瑞希 (G大阪)
    髙木 彰人 (G大阪)
    伊藤 涼太郎 (浦和)
    岩崎 悠人 (京都橘高)
    冨安 健洋 (福岡)
    FW
    森 晃太 (甲府)
    垣田 裕暉 (鹿島)
    小川 航基 (磐田)
    堂安 律 (G大阪)


    ■スタッフ
    監督:内山 篤
    コーチ:木村 康彦
    GKコーチ:浜野 征哉
    コンディショニングコーチ:小粥 智浩
  • 「大分も大変な状況」。熊本に加えて大分へのサポートも訴える千葉の若狭

     昨季まで大分でプレーした千葉の若狭大志が、震災を受けて、熊本に加えて大分へのサポートも訴えた。

     若狭は東洋大を卒業後の2012年から昨季までの4年間、大分に籍を置いていた。それだけに今回被災した大分の状況も心配している。「大分で一番ひどい被害を受けたところから車で40分くらいのところに僕は住んでいたのですが、土砂崩れが起こった大分道などは頻繁に車で通っていた。大分市内でもボウリング場の看板になっている大きなボウリングのピンが倒れてしまった道路も頻繁に通っていた」(若狭)。

     ただ、大分の情報は、メディアを通じて、多くは取り上げられていない。被害の状況を元同僚の松本伶(大分)から聞いているだけに、「大分もかなり大変な状況であるということを(多くの人に)分かってほしい」と若狭。甚大な被害を受けた熊本に加え、大分へのサポートも訴えかけていた。

     

    文・松尾祐希(千葉担当)

  • 元日本代表FW巻誠一郎が熊本地震復興支援サイトを開設

    元日本代表FW巻誠一郎が熊本地震復興支援サイトを開設

     熊本の元日本代表FW巻誠一郎(35)が19日、熊本地震の復興支援サイト「YOUR ACTION KUMAMOTO」を立ち上げた。

     

     同サイト内で巻は、

    「今回の熊本大地震の被災者のみなさん、亡くなられた方々にお悔やみ申し上げます。私、巻誠一郎は熊本で育ててもらい、プロサッカー選手になり、日本代表まで出させてもらいました。今回のように熊本が壊滅的な状況で、破壊されていくのは心が痛いです。スポーツの力で、どうにか熊本へ支援の目を向けてもらうためにも、有名スポーツ選手とチャリティー募金を企画しています。熊本の復興のためには、あなたの力が必要です。わたしはスポーツから諦めない心を学びました。一人の力は小さなモノだけど、一人ひとりが集まれば大きな力になります。また子どもたちが平和にスポーツできる環境を取り戻すために。諦めない。力を貸してください」とコメントした。

     

     同サイトでは募金口座を案内するとともに、『amazon』が購入者に代わって被災地へ支援物資を届けてくれるサービスへのリンクも紹介している。

     

    「YOUR ACTION KUMAMOTO」はこちらから

  • 水戸のDF木下高彰が第5腰椎疲労骨折で全治約2カ月

     水戸は19日、DF木下高彰(22)が負傷し、水戸市内の病院で検査を行った結果、第5腰椎疲労骨折で全治約2カ月と診断されたと発表した。
     木下は、12年に浜松開誠館高から磐田に加入し、昨季水戸に完全移籍したCB。今季ここまでJ2リーグ戦での出場はない。

  • 「たまたま来ている外国人というような感覚ではない」。鳥栖のフィッカデンティ監督、震災支援活動について語る

    「たまたま来ている外国人というような感覚ではない」。鳥栖のフィッカデンティ監督、震災支援活動について語る


     18日、「熊本地震」による試合延期を受けて、マッシモ・フィッカデンティ監督が心境を語った。

     14日夜から続いている「熊本地震」の影響により、16日に予定されていた明治安田J1・1st第7節・神戸戦が中止となった鳥栖。チームは、活動を休止することなく練習を行っている。17日には商業施設内で義援金募金活動も全選手、スタッフが参加して行った。マッシモ・フィッカデンティ監督は「行動で示して被災者の方々と苦しみを共有し、一緒に乗り越えましょうというメッセージを送る必要があった。われわれは露出が少しあるタイプの職業でもあるので、メッセージを伝える力を持っている。こういうときに貢献するべきだと考えている」とその意図を説明した。

     イタリア人指揮官にとっても、今回の地震はショッキングな出来事だったようだ。「何年か前(2009年)にイタリアの中心部、ラクイラという場所で地震が起きてだいぶ被害はあった。歴史的な街が多いので、この前のような地震の強度でなくてもイタリアの場合は被害が大きくなってしまうという特徴がある。あれほどの揺れはほとんど経験がなかった」と振り返る。

     しかし、指揮官にとって決して他人事ではない。「日本で暮らしている人間として、暮らしている九州で起こったこととして身近なことと感じている。たまたま来ている外国人というような感覚ではない。できることを協力していきたい。元気を与えるというのもそうですし、力を与えられたら」とスポーツを通じての支援を当事者目線で誓っていた。

    文:杉山文宣(鳥栖担当) 写真:六川則夫
  • 熊本とのつながり深い讃岐がオフ返上で募金活動。元・熊本の北野誠監督「早く行動したかった」

    熊本とのつながり深い讃岐がオフ返上で募金活動。元・熊本の北野誠監督「早く行動したかった」


     18日、讃岐は「平成28年熊本地震」に対する復興支援募金活動を高松市瓦町駅改札口前にて午前、午後の2回に渡っておこなった。

     選手、チームスタッフはもちろん、熊野實社長らも参加し、被災地へ手を差し伸べる義援金を募った。ピッチで戦うときと同じ真剣な眼差しで「熊本の人たちへの募金の協力をお願いします!」と通勤、帰宅で行き交う人たちに対して訴えかけた。

     この復興支援募金活動に向けてのアクションは迅速だった。讃岐の直近のホーム開催日は今月29日と約2週間先となるため、「ウチは熊本とつながりが深いチーム。だから早く行動したかった」(北野誠監督)と前節・清水戦の前日にクラブに要請し、急きょこの日の活動が決定。前日の清水でのアウェイ遠征から帰ってきたばかりのメンバーもほぼ全選手がオフ返上で募金活動に加わった。熊本市出身の西弘則は身内や友人らが被災するなど特別な思いを抱く中、「チームとして何かできるアクションをやろうと考え、すぐに実現できて良かった。香川県の皆さんが協力してくれたことで熊本の人が少しでも元気になれば」(西)と愛する故郷のために率先してひと肌脱いだ。

     この日集まった義援金は28万9,466円。これらは復興支援金としてJリーグを通じて被災地へと送られる。なお19日(17時30分〜18時30分・高松市丸亀町グリーン)にも、選手、スタッフらが義援金募金活動をおこなう予定だ。

    文・写真:松本隆志(讃岐担当)

    写真:北野誠監督(右端)をはじめ、西弘則(右から2人目)、仲間隼斗(右から3人目)など熊本にゆかりのある選手は讃岐に多い