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「暇は良いこと」。20位・北九州に上昇気流の兆候あり
暇であればあるほど“良い”とういう職業って何? 警察官? 確かに。ゴールキーパー? それも正解。でも答えは……。
北九州は2月のキャンプ時から負傷者が絶えず。最も多い時で8人。シーズン序盤から選手のやりくりに苦しんだ柱谷幸一監督も大変だったろうが、負傷者のリハビリトレーニングを一手に引き受けていた永田良平トレーナー(写真右)も大変だった。
8人分のリハビリメニューを考えるだけでも大変だが、永田トレーナーの場合は、選手と並んで走ったり、筋トレにつきあったりと自らもメニューの一部をこなすので肉体的にもかなりハード。グラウンドでのメニューが終わると、都地(つじ)英雄トレーナーと手分けしてマッサージなどの体のメンテナンスも務める。
そんなハードな日々を過ごして来た永田トレーナーにもようやく穏やかな日々が。現在、リハビリに取り組んでいる選手は西嶋弘之(写真左)ただ一人となった。「暇そうですね」との意地悪な質問に「僕が暇であることがチームにとっては良いこと」と返す永田トレーナー。なるほど。キャンプ時より2キロやせたという永田トレーナーの顔を見ながら深く納得できた言葉だった。
ここまでの北九州は戦績(20位)の面でも苦しんでいるが、永田トレーナーが『暇になる』→戦力充実→チームは上昇気流へ、という流れが期待できる。ここから北九州の反撃が始まる。
文・写真:島田徹(北九州担当)
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連勝中の松本にさらなる朗報。安藤、オビナら負傷離脱者が続々復帰!
現在チームは2連勝中と、上昇傾向の松本にとってさらにうれしいニュースだ。負傷により長らく別メニュー調整が続いていた選手たちが、今週のトレーニングから続々と復帰している。
18日に松本市で行われた岐阜とのトレーニングマッチでは、安藤淳、オビナ、ウィリアンス、ハン・スンヒョンがそれぞれ出場。久しぶりの実戦経験となった。
中でも安藤淳は約70分の出場。サイドではなく中盤での起用となったが、監督の意図を汲んで、攻守においてリズムを作る役割を果たした。前節・岐阜戦は那須川将大が2得点に絡むなどチーム内競争は激しくなっているが、「それはチームのレベルが上がっているということで、むしろ良いこと」と歓迎の構え。オビナ、ウィリアンスもけがの影響はなさそうで、ゴールデンウィークの連戦を前に好材料は増えている。
文・写真:多岐太宿(松本担当) -
ドイツW杯戦士の共演なるか。札幌戦に臨むC大阪・玉田圭司、小野・稲本と「同じピッチに立てれば」
前節の北九州戦(1△1)、C大阪は後半ロスタイムのソウザの劇的同点弾により、開幕からの負けなしをクラブタイ記録の8試合に伸ばした。クラブ新記録を懸けて戦う今節の相手は札幌だ。
J2上位対決となるこの試合は、柿谷曜一朗に玉田圭司、小野伸二に稲本潤一と、W杯経験者がズラリと並ぶ、J2屈指の豪華カードとなる。1学年先輩となる小野と稲本について、玉田は、「(二人の存在は)刺激になる。(年齢が近い二人といまも切磋琢磨してプレーできていることは)うれしいし、同じピッチに立てればいいなと思う」と語る。
テクニックと円熟味が融合された彼らW杯戦士の共演が実現すれば、スタジアムもまた一段と盛り上がるはずだ。
今季、ここまで前節も含めて2試合の出場にとどまっている玉田だが、ホームで今季初出場を果たした前節は、0-1で迎えた75分に途中出場し、反撃の機運を高めた。「アイツがいい溜めを作ることで、相手を中に寄せてサイドが空くなど、相手の守備を動かしてくれた」。大熊清監督もそのプレーぶりを評価した。
「いま、先発で試合に出ている選手は結果も出している。その上で、出ていない選手もどんどんプラスαを出していけば、このチームはもっともっと強くなる」。経験豊富な選手らしく、そうチームを俯瞰で見る玉田。好調なチームに新たなアクセントをもたらすべく、日々、意欲的に準備を続けている。
文:小田尚史(C大阪担当)写真:芥川和久
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清水・小林監督が明かした“ホーム未勝・アウェイ全勝”の原因
今季アウェイ全勝の清水が、今節・北九州戦で4度目のアウェイ戦を迎える。これまでホームでは1勝もできてないが、なぜこのように極端な違いが現れるのか。この問題を小林伸二監督はこう見ている。
「そもそも攻撃陣にしても、開幕から単調な攻撃しかできていなかった。この2年ぐらいはボールを回して得点を奪うというよりも、カウンター攻撃でしか得点を奪えていない」
つまり、アウェイでは相手が前から攻撃をしかけてくるため、カウンターが通用した。逆にホームでは、相手に守られるとカウンターが通用せず得点が奪えないと。それは、極論を言えば、ここ数年の攻撃の課題が何ら克服されているわけではないということになる。今季ホームとアウェイの勝敗に違いがあるとすれば、要因が清水の側にあるのではなく、相手の側にあるということだ。
だが、それが変わりつつあると小林監督は感じている。
「前節・讃岐戦で、ホームでやっと得点が奪えて、大きく変わってきた。モビリティーが生まれてきている」
「カウンターしかない」から「カウンターもある」へ。長年の課題を克服し、攻撃陣の進化を見せたい。アウェイ4連勝でゴールデンウイークに突入する。
文・写真:田中芳樹(清水)
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土岐田洸平が“アウトサイダー”を貫く理由
足の内側でボールを蹴るインサイドキックはサッカーの基本。ボールに合わせる足の面積が広く、正確なキックを蹴りやすいからだ。しかし土岐田は右足の“アウトサイド”を多用するプレーヤーだ。
彼はJリーグにデビューしてからFW、攻撃的MF、守備的MF、CB、ボランチとGK以外はすべての位置をこなしてきたオールラウンダー。町田加入後の昨季は右SBとして貢献し、今季は左SBでプレーしている。左右を問わずクロス、横パスとインサイド、インステップのキックを多用するポジションだ。
右足のアウトを多用する理由を彼に尋ねると、明快な答えが返ってきた。「内股なので、インサイドキックが苦手であまり蹴れないです。そのまま蹴っているだけ」(土岐田)
確かに彼は右足のアウトサイドキックが高質で、左サイドのプレーがフィットしている。足が「八の字」になっている彼にとって、足の外側でボールに合わせることは理に適っている。彼が“アウトサイダー”になった理由を聞いて、納得させられた。
文:大島和人(町田担当) 写真:徳丸篤史
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大阪学院大のGK齋藤が特別指定選手に
日本サッカー協会は21日、大阪学院大所属のGK齋藤和希(19)を特別指定選手として承認したと発表。齋藤はC大阪U-15、U-18出身で、U-17日本代表に選ばれた経験もある。受け入れ先はC大阪。
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磐田・名波監督が語る今週末の鳥栖戦。「このタイミングでやるのは『運命』」
磐田は今週末、鳥栖戦との一戦を迎える。名波浩監督は、このタイミングで九州の地で試合を行うことに対し、感じるものがあるようだ。
熊本地震の影響で中止を余儀なくされる試合がある中、鳥栖戦は予定どおり開催されることになった。「鳥栖は残留争いのライバル」と指揮官は考えているが、今節の試合に向けたホームチームのモチベーションが高いことは承知している。そして、名波監督はこのタイミングで九州の地で戦うことを「運命だと思う」という。
「スタッフと散歩しながら話していたんだけど、『これ運命だよな』と。だからこそ、通常通り(遠方の試合のため)前々泊で行って、きっちり試合をして帰ってきたほうがいいと。熱い思いはわれわれにもある。(齊藤)和樹とかデカ(森島康仁)の嫁さんとか、九州に関わっている人間が何人かいるから」
もちろん、被災者にとって最も大事なことは目の前の生活であり、サッカーを楽しむ余裕はないだろう。「被災された方々にとって、サッカーというものがどれくらいのボリュームになるかといったら、本当に微々たるものだと思う」というように、名波監督もそのことは十分過ぎるほど理解している。
それでも、サックスブルーの指揮官はこう続けるのだ。
「真剣勝負の世界で勝つか負けるかという意味では、それがわれわれの生き様でもある。最後まであきらめない、粘り強く、しぶとく。そういうものを掲げているチームでもあるし、それをやり切っている姿を見て感じていただければなと」
名波監督が運命を感じる、このタイミングでの鳥栖戦。磐田としては連敗を避ける意味でも、そして被災者の心に『何か』を届ける意味でも非常に重要な一戦となる。
文:青木務(磐田担当) 写真:六川則夫
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Jリーグが第10節、第11節、第12節の熊本の試合の開催中止を発表
Jリーグは、熊本地震の影響により、今週末の第9節・熊本vs横浜FCに加えて、第10節・山形vs熊本(4月29日)、第11節・熊本vs愛媛(5月3日)、第12節・札幌vs熊本(5月7日)の3試合も開催中止にすると発表した。代替日は決定次第、あらためて発表される。
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ACL敗退決定の広島。途中出場FW皆川、好機を逃し「力のなさを痛感した」
負ければグループリーグ敗退が決まる20日のアウェイ・山東魯能戦。1点ビハインドで柴﨑晃誠とともに61分にピッチに立った広島の皆川佑介は、チームを救うことができず、自分の力のなさを痛感していた。
出場直後からアグレッシブにプレーし、85分にはこの試合で最大の決定機を迎えた。力強いポストプレーで自ら絶好機を作り出したが、宮吉拓実からのリターンを受けて右足で放ったシュートは大きくゴールマウスを外れていく。
「あのシーンに関しては、なんの言い訳もなく僕の技術不足。あそこで抑えられる技術が自分になかった」
ホームでのACL初戦・山東戦にも先発して無得点に終わっていただけに、「やり返すつもりでいたんですけど…」。強い気持ちは結果で示すことはできなかった。
今季ACLの全5試合に出場するも得点を挙げることはできず、「不完全燃焼で終えてしまった大会ですし、ゴール前までいけても、決定力がなかった。本当に自分の力のなさを痛感しました」と語って皆川は大会を後にした。
文・寺田弘幸(広島担当)
広島攻めきれずGS敗退決定…https://t.co/M7fziqBbpo
— Jリーグ (@J_League) 2016年4月21日
4月20日(水)に行われたAFCチャンピオンズリーグ グループステージ MD5 山東魯能vs広島のハイライト動画です。#Jリーグ #絶対突破https://t.co/8zv5qYtwph -
totoGOALもACL勢が鍵を握る!? 第840回toto GOAL3 エルゴラ予想!!
No. 開催日 チーム 予想 1 4/23 札幌 0 ■ 2 3 2 C大阪 0 ■ 2 3 3 4/24 横浜M 0 1 ■ 3 4 広島 ■ ★ 2 3 5 4/24 甲府 ■ 1 2 3 6 F東京 0 ★ ■ 3 購入額:400円(ダブル2口)
※購入締切時間:【インターネット】Jリーグの場合は最初の指定試合開始10分前まで、Jリーグ以外の場合は販売最終日の19:00まで【toto取扱いコンビニ】販売最終日の11:30まで【toto売り場】販売最終日の12:00まで
エルゴラ編集部予想ポイント
- 札幌はここで勝ち点を広げられるのは避けたいところ…1点を争う試合か…
- 広島はACLグループリーグ敗退のショックは大きいか!?
- 甲府はF東京相手に1勝3分13敗…F東京有利か
(これはあくまでもエルゴラッソの予想であり、試合の結果を保証するものではありません)
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